陳情令日本語吹替版声優キャスト感想

陳情令日本語吹替版が2022年4月14日（木）0:30よりWOWOWにて始まった。週に2話放送となっている。声優陣はアニメ魔道祖師と同じであり、実写版だとどうなるのか？？

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放送への期待も高まる中、よりによって私は初回放送日に出先の予定ができてしまい、リアタイがピ～ンチ！

WOWOW民な一陳情令ファンとして日本語吹替版を観ねばならぬと、ナゾな使命感に燃え、スマホにWOWOWオンラインアプリをダウンロード。当日はスマホ画面での視聴とあいなりました。さすがWOWOW、画質が抜群に良かったです。

WOWOWオンライン内で「陳情令」を検索すると少し遅れての配信予定は出てくるのだけれど、同時視聴が出てこずウロウロ。以前、アニメ魔道祖師の時にPCでプライムから同時視聴した記憶が蘇り、慌ててプライムを検索してなんとか間に合った。

声優の印象、呼び名や挿入歌などを中心に記していきます。

陳情令吹替版1話

主題歌が流れると、これからの期待が高まる、高まる～。OPとEDは字幕版と同じ。

まずは不夜天の陰虎符の奪い合いから始まる第1話。夷陵老祖についてのナレーションが入り、細かい言い回しは分かりやすいように少し変えられている。2周目以降は奪い合っている人の顔は覚えてるわよ！とも思うこの場面。

奪い合いが止まると、意外と静かなんだなという印象。何度見てもここは切ないし哀しい。江澄（緑川光）の【你去死吧】は「死ぬがいい」。講談師の声がより講談に聞こえ緊迫感も増す。

声の印象はアニメの時にも書いたが、魏無羨（木村良平）はコミカルな反応が楽しくて、駄々コネからのすっと「奪った物返して」や、信号弾を打たれる前にガン無視される様子が一段と面白い。
藍思追（土屋神葉）は穏やかで落ち着いており、藍景儀（斉藤壮馬）はまさにこんなイメージ。でも「かぐや様は告らせたい3期」第1話のイケメンボイスCD「お兄さまCV:斎藤壮太」もめっちゃ好き。

アニメ第1話では殆ど莫夫人が話していたが、ドラマではそれほどではなかった。EDで全声優名が出てくるかと思ったら、一部はまとめられていた。主要なサブキャラは付けてほしかったな。アニメから類推して莫夫人（岡本沙保里）、阿童（岡野友佑）と思われる。違っていたらご容赦を。アニメ莫子淵の人は名前がなかったので変更されたのかな？声優確認のためにアニメ魔道祖師吹替版前塵編第1話EDを見て、しばしAimerの『季路』を聞き入っていた。

吹替だと画面に集中でき、表情はもとより、耳を済ませているせいか効果音や挿入歌がとても耳に入ってくる。全般的に日本語の方がおどろおどろしさが減り、親しみやすくなるカンジ。転生後の魏無羨も表情がくるくると変わって可愛さが増す。

用語は視聴済みには分かるが、初見組はどうなのかな？人物名が出る度に色分けもされていると気付くが、字幕版にも付いていた。

アニメ第1話では喋らない藍忘機（立花慎之介）も、ドラマでは喋るのよね。

名前は名・字・氏族は中国語読みで、号・地名は日本語読みに統一されている。ワガママを言うと、「含光君」は「ハングヮンチン」がいいなぁ。でも夷陵老祖は「いりょうろうそ」でイイし、沢蕪君も「たくぶくん」でいいの。一貫性ない……。

師姉の「ねえさん」も「師姉」をねじこんでほしかったかな。ま、コレばかりはしょうがない。

陳情令吹替版第2話

金凌（梶裕貴）はプリンスみが増すし、ついこの間のダイダ王子＠王様ランキングも思い出す。江澄の「何か遺言はないか？」は良いし、どこか皮肉をにじませているのもらしい。

川面に映る師姉江厭離（早見沙織）や若かりし江澄の言葉に目がうるむ……。こちらも平徳子＠平家物語を思い出しちゃう。ツンケン江澄から、雲夢江氏姉弟3人になった時の江澄の声が若返るのは、アニメでも思ったがさすがである。

墓守のおじいさんも役者よね。

そしてなんといっても鬼将軍と笛。笛を聞いた途端に、オケそしの笛が思い起こされた！鬼将軍が助けたのは金凌か……と感慨にもふける。

陳情令吹替版第3話

今回の目玉は薛洋が喋る！……と思っていたら、早速、綿綿（Lynn）が話していた！快活な感じで清々しい。【姑娘】は「殿」呼びなのね。金子軒（赤羽根健治）も第一声は「ん？」と思ったが、聞く内に落ち着いているし凜々しい。

声だけに注目していると、江厭離は金子軒と聞いて実に嬉しそうな表情をしているなぁ。そして一番感じ悪いしおジャマ虫していたのは蘭陵金氏の付き人だった。師姉と金子軒の心情の機微が感じられる～～。ここで流れていたのは音楽「人生若只如初見」。師姉の青い髪飾りも可愛い。

雲夢不知処の門番さんの声も良いな、さすが姑蘇藍氏。魏嬰や江澄がヒソヒソ話している感じもよく分かる。挨拶をされ、藍忘機も「かたじけない」と返礼している。

吹替になると禁言術はいっそうユーモラス。酒瓶のカチカチする音も聞こえる。ふたりの手合わせはワクワクする～♪

そして藍曦臣兄さま（森川智之）も穏やかで沁みいるようにお優しい、藍啓仁（坂巻光宏）の声が渋い！ここでも音楽が流れている。藍忘機は藍曦臣を「兄上」呼び。

不夜天にテンションが謎に高まるのは吹替版ならでは。薛洋～～～。（ファンコール）

温若寒（三宅健太）、こちらも渋い声！温情（川澄綾子）はハキハキ明瞭ながら健気感が増している。

兄弟の時の音楽は蕭の音なのかな。藍忘機の声はまだ高く感じるが、兄上や藍啓仁などを聞いていると、声の高さと年齢が比例しているようにも思え、声のハーモニーの妙も面白い。

そして薛洋（内山昂輝）が話す。なんとなくアニメ薛洋なイメージが入った不敵な感じの声、薛洋の文字色は黒だった。

意外と日本語を話す温若寒が感慨深かった第3話。親しみがなんとなく湧いてしまうのは原田先生＠ちはやふるを感じるからかな……。原田先生好き。

仙督の発音はアニメでも思ったけれど、発音が(sen1 toku1)で「監督」みたいなイントネーション。どうも私は仙(sen4)で読んでいるのよね。陰鉄も(in1 tetsu1)で「親戚」なカンジ。こちらも陰(in4)で読んでいた（隕石の発音）、なんでだろ、関西系イントネーションの癖なのかな？

陳情令吹替版第4話

聶懐桑（花江夏樹）は自然に聞いていて、最も違和感がない。

孟瑶（石田彰）は落ち着いた声で字文字は黒。藍曦臣兄さまと絡むといっそう耳を澄ましてしまう。

そして温晃（吉野裕行）も出た～～～。ドラマな岐山温氏が日本語を話すと妙にザワつくのはなんなのかしら。声でアニメ温晃が思い浮かんだのは、アニメで印象深かったのかな。

聶懐桑の【魏兄】の「魏にい」呼びにほっこり。藍忘機を「機にい」呼びが聞くことができるのは貴重！　魚採りで聶懐桑が「助けて～」というのも可愛い。

日本語で聞く姑蘇藍氏の家規（掟）は聞いていると妙に眠い……授業の条件反射なのかしら。確かにこれは眠くなる。立花藍忘機が淀みなく答えているのが忘機ぽくて良いな。

温寧（島﨑信長）もなんだか可愛い。弓遣いは耳が良いのね。燕小乙＠慶余年も耳がピクピクしていた。

「機にいjī」呼びが「紀李 jì lǐ」と聶懐桑役の人に聞こえる今日この頃……。

ドラマ陳情令各話感想を途中まであげているので、それまでは新たな声優キャストが登場したら、こちらに追記していきます。

日本語吹替版の陳情令も楽しい！陳情令好きなので、いろんな陳情令を観ることができるのがとても嬉しい。ちょこちょことまた違った発見があるのも面白いです。

陳情令吹替版第5話感想

滝から引っ張って連行される魏無羨。ん？魏嬰、「破廉恥」って言った？……と思っていたら字幕でも言っていたんだ。日本語だとインパクトあるな。

蔵書閣で藍湛を「忘機にい」「藍忘機」「藍湛」「二の若様」と呼ぶのが楽しい。魏無羨の心の声もカワイイ。

島﨑温寧の内気でおどおどとした様子が伝わってきて温寧だ！そして魏無羨、江澄、聶懐桑が3人話す様子が座学生活していて楽しい。

蘇渉字・憐善（こばたけまさふみ）は落ち着いた声だ。水の怪（け）なのね。

師姉を介抱していた温情を見た時、江澄はこんなに嬉しそうな顔をしていたんだな。治療される前のこの時から気になっていたのか。

温寧が同行できて嬉しさダダ漏れな様子もカワイイ。しっぽがあったら振りまくっている感じ。藍忘機は全貌がわかるまで語れないとこの頃から言っているね。

湖まで歩いている道中の酒は天子笑じゃないのか。字が書いてあるのだが常に動いていて読めない。
藍忘機はビワは「いらない」「いりません」と。字幕は「いらん」「結構です」だった。ちょっと柔らかい表現になっているのね。2022.4.29追記

陳情令吹替版第6話感想

日本語吹替版が一段と楽しい回～～～♪
出た！酔っ払い藍忘機の「魏にいちゃん」！抹額を直そうとしている場面も楽しい。

戒尺で罰を受ける場面、日本語だと校則違反な感じが伝わってくる。しかしヘタレな聶懐桑は50回も大丈夫だったんだろうか。

師姉に甘えて痛さにうめいている木村魏無羨がかわいいし、緑川江澄も甘えてる～。そして森川藍曦臣の心遣いがしみ入ります。蔵色散人と藍啓仁の因縁についての語りの部分、「振舞いが君と全く同じだった」「君の母上には苦労しただろうからな」になったのね。

不夜天の「碧霊湖水行淵白瞳現」の文字と読み上げがシンクロするのは、吹替ならではでいいな。

冷泉の場面も爽やかだ～♪ いっそう透明感のある座学時代に感じられる。日本語で聞くと「根暗」って耳に残るな。服を脱ごうとする魏嬰に、藍湛の「何をする」の言い方が良くて、魏嬰「脱いで浸かるんだ、へっへっへっ」のやり取りがカワイイ。

そうか、江澄は「姉上」呼びなのか。魏無羨の「ねえさん」と区別されているのね。滝の前での江厭離と金子軒は胸キュンな場面。

そして姑蘇藍氏藍翼（甲斐田裕子）登場！静かで凛とした声だ。考えてみればここで魏嬰と藍湛は祖先に二人して拝礼してるのね（同時じゃないけど）。そして薛重亥に対峙する若き温卯（张彬）『瓔珞』慎郡王、なんだか顔立ちが江澄に似て見えるな。

藍翼と包山散人との関係が、字幕では「知己」だったのが「生涯で唯一の友」になっていたようぅ……大丈夫よね？包山散人の声もイメージに合っている。クレジットの並びから多分、有賀由樹子さんだと思うのだが。

陰鉄の謎が語られる回、こんなに藍翼の語りが長かったのね。

来週はいよいよ金光善が登場ですよ～～～。イケオジボイスが渋滞の回になりそうだ。2022.4.29追記

陳情令吹替版第7話感想

陰鉄が2人に受け継がれる。「同じこと」を考えている様子がより感じられるな。吹替版だと江澄が温情に会うのが甘酸っぱい。寒譚洞から出てきて江澄に呼ばれた魏無羨の「え？」や蟻の場面がカワイイ。

一周まわって観ると、江澄の「藍氏に入門してここに残ったらどうだ」、薛洋への「櫟陽常氏」、師姉の天灯での「阿羨が早く大人になれますように」、庵での「才色兼備の仙師」は感慨深い……。

天灯はガヤガヤと皆で作っている感あるなぁ。師姉と金子軒も甘酸っぱい。日本語での天灯への言葉はひとしおです。

そして保護者の三者会談～～。おぉ、金宗主（速水奨）になっている！アニメとはまた違った、なんとなく力関係の含みのあるやり取りよね。江楓眠（浜田賢二）もハリのある声だ。

白洲に江澄は飛んでいたのか。紙人形の動きもいいな。師姉、魏無羨に会ってすぐに膝を気に掛けるなんて女神様。

藍氏を去る前の雲夢江氏4人の中、ふざけ合う双傑の姿よ……。2022.5.7追記

陳情令吹替版第8話感想

江澄もせっせとウサギをあやしているなぁ。魏無羨書き置きの手紙の「夜狩りに行く」の言い方がイイな。あの術「同袍・無衣」が「絆・腐れ縁」になっていた……。音だけでは判別できないけれど、どちらか一方だけでも残して欲しかったなぁ。

潭州で聶懐桑が魏無羨を驚かせたのは、藍先生の真似も入ってるのかな。肩を組み「大したもんだ」と言い合い、魏無羨は懐桑の扇をあおいでいる。「お見それしたな」はコレになるのかな。

温情に絡む温晃、憎たらしい～。そして温ばあさんへの魏無羨のおねんね！！が効いて案内されたのかな（チガウ）。墓守……。魏無羨達がくるくる回転しているのね。2022.5.9追記

陳情令吹替版第9話感想

聶懐桑が傀儡と戦っているのはとっても珍しいよな。藍忘機の「突っ込むんだ」が聞き慣れずちょっと面白くて、字幕版では「突撃だ」だった。江澄の石像なりきりボイスも聞くことができる。

温ばあさんの声は井上祐子さんかな？墓での場面も一周すると、ここで出ていたんだと思う顔ぶれ。2022.5.12追記

陳情令吹替版第10話感想

暁星塵（石川界人）凜々しい！清々しい！！内山薛洋のふてぶてしい少年と一段と対照的。石川暁星塵と立花藍忘機の声が似ているせいか、「罪を認め罰を受けろ」と言い薛洋と屋根の上でやり合っている場面で、そうか、第3話の雲深不知処の屋根上で手合わせしている忘羨と同じ形なのか、と思いながら見ていた。

宋嵐（江口拓也）は落ち着いておりドラマの宋嵐のイメージ！「星塵」「子琛」と言葉を交わしているのが良い良い。

内山薛洋が「ヘドが出そうな位」と言っている時に、ちょこんと首をかしげるのがカワイイな。陰鉄を出せと言われて「なにを～？」と、ゴロツキ感とあざと可愛さとそらっとぼけな感じが絶妙で面白い。ここに石田孟瑶が加わると、ねっとり感が増しうさん臭さよ。

暁星塵と宋嵐、もう去っちゃうのか～。薛洋、声を変えるのかな？

聶明玦（白熊寛嗣）渋い～、割と低い声なのね。藍忘機が清河を立ち去る時は「さらばだ」、字幕版では「私は去る」。2022.5.12追記。