ドラマ陳情令第１１話「手負いの雲紋」感想

清河から雲夢へ

清河。孟瑶を案じる聶懐桑に、別れを告げる孟瑶。聶懐桑は聶明玦に詰め寄るが退けられる。魏無羨と江澄も蓮花塢に戻ることに。

雲夢埠頭。町の人からも口々に声をかけられ、新鮮な蓮の実も渡されている。試剣堂で稽古に励む子弟たち。江氏は女性仙師もおり剣舞な感じで、聶氏とはまた違った雰囲気である。風臨軒で書をたしなむ師姉。試剣堂で神妙に待つ魏無羨は、江澄に「来世でもいい兄弟分でいようぜ」と言いあっている。江楓眠からおとがめは特になく食事をすることに。

花が咲き乱れ美しい蓮花塢。そこへ虞紫鳶登場！（紫に緑水色衣装）江澄たちの母親である。髪に紫色の花飾りを付けており、江厭離とお揃いなかんじ。岐山温氏から血縁の子弟を訓学へ送るようお達しがきていた。虞夫人のお怒りは、蓮の実を剥く江厭離も向けられ魏嬰を「下僕」呼ばわり。江楓眠の虞夫人への呼び名は「三娘子」。

雲深不知処の危機

山中、雲深不知処へ向かう藍忘機の前に、温晃と温逐流が立ちふさがる。温晃は「藍湛」呼びなのね、蟻扱いもしており、そして「ひざまずけ」とも言っている。初見時はあまり思わなかったが、温逐流の恐ろしさを知ったあとでは「藍湛、逃げて～」となっていた。黄呪符で目くらましして逃げる藍忘機。どうやら魏無羨にもらった破魔呪（はましゅう）らしい。いつの間に！

雲深不知処の門が押し入られる。岐山温氏温旭登場！雲深不知処を包囲する。温旭の放った火毒により、藍啓仁が吐血。藍曦臣は藍啓仁に逃げるよう言うが「蔵書が引き継がれ家主が健在なら姑蘇藍氏は滅びぬ」と逆に説得される。寒潭洞に内弟子は外弟子を連れて避難するように命じる藍啓仁。

蓮花塢。夜分に魏嬰たちは江楓眠の元を訪ね、「温氏が傲慢なのは自分たちが原因なのでは」と打ち明ける。江楓眠は藍曦臣からの「藍氏は陰鉄の件で温氏に目をつけられ、温旭がこちらへ向かっている」という手紙も受け取っていた。陰鉄の精錬は困難を極め、不注意で陰鉄に操られるもののよう。
そして「成せぬを試みてこそ成せる。時に成さぬことで成せるのだ」【明知不可為而為之。有所不為方有可為】と話す。江楓眠は髪冠に紫石・青い髪紐を付けているのか。

雲深不知処。藍啓仁と温旭の一騎打ち。そこへ藍忘機が降り立つ。カッコイィ～。皆で寒潭洞へ逃げこむ。逃げおくれた蘇渉たち外弟子に、温旭が寒潭洞への入り方を迫る。応えない門弟たちが次々に斬り殺され、ついに蘇渉が「内門弟子の持つ抹額には雲紋の印があり入ることができる」と暴露する。

陰鉄をにぎりしめる藍忘機。藍翼に「心に恥じぬように生きよ」【為人処世当問心無愧】と言われたと藍啓仁に告げ、温旭の元へ姿をあらわす。温旭は藍忘機の脚を一本折るように言う。ついに陰鉄が……。