成化十四年16～19話中国料理キャスト3/憫農,白頭吟,冬瓜肉丸湯,桂花糖藕,和気生財,年齢差

キャスト＆声優その3

・唐泛上司：藩賓（曹扬）北京衛視司会など
・東廠：尚明（柳彬）《裸婚时代》プロデューサー
・万安（高兰村）『如懿传』高斌/刘琮アニメ『魔道祖師』藍啓仁

・汪植と敵対：余正鵬（于淵）『半妖の司籐』李木戈
・弟：余正麟（林旭）
・隋州許婚：余秀蓮（苑乔）《曾少年》小海/余梦慈『君花海棠の紅にあらず』六月紅、『大唐流流』傅音（妹）

・唐泛義兄：賀琳（魯雨林）/王冠南《琅琊榜弐》何成、《扶摇》铁成、《东宫》高坤、《长安十二时辰》永王、《三生三世枕上书》宋玄応
・唐泛甥：賀澄（卢瑾灏）《地底怪物》小杰

・郡王：朱見謀（赵阳）『沈黙的真相』朱伟

16話

唐泛は汪植に「友とは口に出すものではなくここ（胸）に留めておくもの」と言われる。

ドゥルラは鎖を断ち切っている！駝三は22年間で異民族の女子60人を殺めていた。すっかり中国語で会話できている唐泛とドゥルラ。もう少し中国語講座してほしかったな。

三河地区で指名手配中の強姦犯な独狐不凝が逃げ込んだと郡王府を捜査。
失踪事件は宛平、燕京、大興で起こっていた。宛平は北京の南西、燕京は北京の古称、大興は北京の南。

朱見謀の動機は、好きな女性に裏切られた恨みだった。この世で恐ろしいのは孤独と話す。彼岸花の汁を飲ませると心臓は脈を打ち続ける。実際の彼岸花の汁は手折った時にも出て毒性があり危険ではある。

賈逵が現われ、汪植は「頭上三尺に神あり」と。賈逵の姿を見ると無敵な安心感がある。

万事劝人休瞒昧，举头三尺有神明。

余将軍と汪植の因縁は続く。

朱見謀は皇族なので北境の忽魯木衛（ふるむ）へ移り住むようお達しがくだるが、なんと駝三が実父とな。忽魯木衛は北のウスリー川上流東側辺りに設立された。

BTSは犬を愛でるふたり。

17話

朱見謀には見守ってくれる人がいた、でも実父・駝三ももう死んでしまった、そして朱見謀も……。哀しいなぁ。そのとばっちりで上司の藩賓は降格、唐泛は通州へ左遷。

誰かと思えば許婚候補か。いきなり殴られまくりな唐泛。まぁ原作では恋敵になるワケで……。ドュルラ強い！許婚は隋州にズキューン。これで何人目だ。

唐泛は、洪武帝が大明律を定めたのだと、正義と公正を求める。大明律は明清時代の刑律の根本となり法律史上、唐律と並んで重要なもの。

ウユンプラガは馬具店を営んでいたのか、鞍・手綱・防具・馬蹄・鞍・飼葉。

通州は京杭運河の終点で貿易が盛ん。現在の通州区で北京の東に位置し、京杭運河の北端。唐泛は新天地で廬知州（州の長官）廬志に家を案内されている。

賀琳は唐瑜のDV夫。澄が暗唱したのは農民の苦労を詠んだ詩で、李神は宰相となった。

中唐李紳『古風二首/憫農』

春种一粒粟，秋收万颗子。
四海无闲田，农夫犹饿死。
锄禾日当午，汗滴禾下土。
谁知盘中餐，粒粒皆辛苦？

農を憫れむ
春に種く一粒の粟、秋に収める万顆の子
四海に閑田無きも

唐瑜は筍汁を出していた。

西から渡ってきた西洋の大高梁はトウモロコシで、生ではあかんかった。トウモロコシもまたメキシコ辺りが原産の植物。トマトと異なりトウモロコシ【玉米】は明時代の1531年（嘉靖10年）に広西に伝わったという説もある。姉は桂花蜜を入れたお茶を出す。脾胃によい山査子とクコを加えた薬を新たに処方。

隋州の調理は冬瓜肉団子スープ【冬瓜肉丸汤】、粉をまぶして豚を蒸したの【粉蒸肉】かな？辛子蓮根みたいだけど実は甘い【桂花糖藕】。蓮根にもち米を詰め桂花や砂糖で煮たもの。蓮根の穴に何か埋めたくなるのは人の常なのか。日本と中国で辛いのか甘いのか異なるのは面白い。和食であまり甘くしないのは、さほど保存しなくて良かったとかあるのかな？

冬児は唐泛がいない事ではなくて許婚で食欲不振……。モテモテ隋州。