笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「君花海棠の紅にあらず」とアニメ「天官賜福」、漢詩で「山河令」もはじめました。

君、花海棠の紅にあらず 13,14,15話感想と京劇/ 趙飛燕で対決・水雲楼の場所

第13話「不器用な感謝」

焼き芋は名場面のひとつ。

姜会長は古参を引き抜いた会長息子を褒めているが、そんなのを褒めている場合なのか……。商老板は稽古場面でも白い綺麗な衣装を着ているのね。小来に「座員の心がまとまっていない」と言われている。

二旦那は四義弟から事情を聞きこむと、早速実力役者を揃えて、さっさと去って行きカッコ良すぎる。商老板も感動しているが感謝の仕方がわからず、せっせと自分の好物澱粉揚げを差し入れするも、二旦那の口にはどうにも合わない。馬番頭(郑胜利)は「毎日なので、お好きな物もいつか届きます」と、まるでガチャのような事を口にしている。

商細蕊は焼き芋【烤红薯】を投げ入れ、二旦那に座席をポンポンと指し示され、久々に二人が並んでいる。「奥様に毎日罵られても、二旦那とは仲違いしたくない」とうつむきながら応える商細蕊。その差し入れをに例える二旦那。「私が猫だと?」と目をひん剥いているのも可愛い。すっかり懐いているのね。熱い時には耳を触るのものなのか。

自分には分からないと、共演者や衣装を揃えちゃうパトロンの鑑。鄭商店から匪賊に渡った手紙は誰からの物だったのか。

氷の上での練習で、纏足歩きの蹻功で手本を示す商老板。スケーターにもなれちゃいます。アヒルの丸焼きの後、炸酱麺を食べに行き、お店のお茶で湯のみを洗う潔癖二旦那。お店で商老板は大人気。客たちは『楊排風』『紅娘』が好きと言い、「お嬢様は大変見目麗しく」「山を追われた虎は犬にも侮られる」と唱いだすお客さんたち。

寧九郎が鈕さんに玉泉山の雪どけ水のお茶を勧めている。寧九郎曰く、梨園の会長はもったいぶった言い回しをするらしい。玉の囲碁かな。斉王は宮廷から下賜された「救世真経」が消えたと。12月9日は皆で初めて宮廷に上がった日なので縁起が良いそうだ。

七坊ちゃんが太鼓を運び込む。踊りは当日まで見せない。

二旦那と商細蕊は、正体のわかっている紫のバラの人花瞼の小動物だなぁ。

13話の京劇メモ

炸酱麺山東省発祥。ジャージャー麺の名でも知られる。

楊排風:『打焦賛』。楊排風という飯炊き少女が、将軍を打ち負かす。

・『紅娘』:「お嬢様は~」は、七場「佳期」紅娘の一節。

・「山を追われた虎は犬にも侮られる」:『漂母飯信韓信の一節。韓信の股くぐりで有名な韓信が、貧しい頃に老婆にをめぐまれた。【虎落平陽被犬欺】と商老板がいた「平陽」が入っており、もしやこの為に商老板は平陽から来たという設定なの??この表現は小説魔道祖師1巻でも見かけた~。

飯屋だけに「飯」にちなんだラインナップが多いのか。

玉泉山:北京の西、頤和園の西側に位置する山。山の泉は澄んでおり、乾隆帝は「天下第一泉」と称した。燕京八景の一。

第14話「開祖の降臨」

いよいよ趙飛燕 VS 仙人歩法の対決!!


黙想する商老板を記録映画を撮りたいという二旦那。本当はそういうのがしたかったんだろうな。小来ちゃんが「座長が生きてる限りそばにいて、座長の代わりに記憶するんです」と見届けようとしているのが健気だ。

足がしびれてよろける二旦那に手を貸そうとしない七坊ちゃん。意気揚々と劇場へ向かう商老板に対し、足のしびれが直らずの二旦那。

陳紉香との舞台対決、いやぁワクワクしますね。『閻惜嬌』の陳紉香は、勝負の前から弱気で商細蕊の事を認めている。「遠くの寺から鐘の音が響く」。


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スモークのようなのを焚いているんだけど、この頃にもあったのかな?

とにかく商老板の姿が美しい。


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劇場前で「今日余は臣下たちを宴に招いた」と唱う老弦児もいい味を出している。桃色の衣裳となり、太鼓の踊りも雉キャッチも成功して「好」~。
 舞台後、放心している商老板に腕を貸す二旦那。老弦児も「脱帽だ」と劇場をあとにする。

 

一安心と思いきや、いきなり四義弟が誘拐されていて、二旦那の笵漣への評価も「文武共にうだつがあがらず」と散々でさすが商売人は違う……。まぁ、笵漣は目のつけどころが良い以外は確かにいい所なしではあるんだが。

陳紉香くんの坊主頭の形も美しい~。留守の二旦那からの年越しの品は、商細蕊名義の契約書。姜会長はかつて暢音閣で芝居を披露したのにと、子孫のふがいなさを嘆いている。

二旦那は血気盛んな二親分(张钧译)と対峙し、一方、成功をおさめた商老板にも張祖師の供養という名の不穏な呼出がかかる。張北斗は咸豊年間の大役者。小来は「鴻門の会」だと言っている。

14話の京劇メモ

・年越し:新暦中華民国元年1912年から導入され、元旦も新暦となっている。

契約書中華民国26年3月22日の日付のようだ。西暦1937年,昭和12年。ちなみに買値は3280圓?。いまひとつこの時代の元の感覚がわからない。
 ついでに調べたら、1937年の春節は2月11日。そして3/22は社日(土地神を祀る)で大安だった。
 住所の「北兵馬司胡同」は、現在も実在する通り名称で、中央戯劇学院の裏手あたりだった。故宮博物館からは北北東の位置。これで見ると二旦那の店は歩いて2分の所にある換算になるような?

暢音閣紫禁城の東六宮に位置し、3層造りの京劇劇場。西太后が観劇した。観光で訪れた時、近くの九龍壁は覚えているが、コチラはノーマークだった……。

咸豊:清の9代皇帝 咸豊帝の元号。1851-1861年

鴻門の会:漢の劉邦と楚王・項羽が鴻門で会し、劉邦は殺される算段だったが、逃れた。

第15話「揺るぎない抵抗」

シリアスなんだけど、今回だけで3回笑った。
まずは門前で商老板に弟子入りする七坊ちゃんに大笑い。あんなにオーバーにせんでも。
張北斗供養でジリジリと追いつめられる商老板なんだけど、陳紉香の所で二回目の大笑い。「お主にはお主の考えが、彼には彼の考えが、誰が正しいかは天のみぞ知る」。

七坊ちゃんは有名な戯曲作家・杜翰林の息子なのか。趙飛燕の衣装は仏教絵画を元に作られた。座員との契約をとがめられ、藩金蓮武大を手にかけたのは、家に縛られており夫を殺めたと話す。契約で一門の利害が一致してしまい、詰問される。立ち回りで屈しない商老板。門人の名簿を破られ破門されてしまうが、堂々としたもの。


一方旦那も、二親分はあっけなく娘親分・古大犁(黄圣依)にやられて、今度は娘親分に二割増しをつきつけられるが、こちらも屈しない二旦那。娘親分と二旦那とは8年ぶり。男前の二旦那だから、言い寄られるのかと思ったよ。三回目の大笑い

ゴージャス姉さんは「拒絶されない人」なのか、魔性の女なのね。
空気椅子をしている商細蕊の元に、陳くん現る。

15話の京劇メモ

・天のみぞ知る:蘇三女起解』『玉堂春』一場の道化役・老役人崇公道の台詞。【公道】は「道理、正義」。

藩金蓮、武大:『獅子楼』。11話にも出てきていた。藩金蓮王婆にそそのかされ金持ちの情夫・西門慶と関係を持つようになる。家に縛られていたこともあり、夫の武大を情夫と毒殺する。
封建的な支配からの解放という意味合いもあるとか。

・名簿:5代目商細蕊。民国2年7月28日生まれ。民国8年入門。民国2年は西暦1913年,大正2年。商細蕊はこの時点では満23歳なのか?

 

 

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▼「山を追われた虎は~」は1巻2章でも出てきている。

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外部サイト

 ▼販売終了していますが美しいので……。www.animate-onlineshop.jp