笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「君花海棠の紅にあらず」とアニメ「天官賜福」、漢詩で「山河令」もはじめました。

君、花海棠の紅にあらず 44話,45話 感想と京劇/手のひらに誓い

44話 翻弄

程&曹コンビにときめき、商義兄&義父にあきれて、商&杜コンビに和む。

察察児に銃を向けられ発砲されるが、二旦那は出かけていく。葛さんが二旦那の盾になろうとしていた~。

一方、雪之誠は謝罪にきたものの、縁を切られ贈った蝶を返されている。熱河省に隠れていたらしい。
商義兄がなぜか四喜児の葬儀の喪主を商細蕊に頼み、北京から人を逃がそうとしていたが、その棺に禁制品の薬品を入れていたという……。あっさりと雪之誠が呼び出され、荷は通されている。

二旦那は曹くんと、爆破の計画中。ここの壁には「助人為快楽之本」という書がかけられている。曹くんが二旦那を「実に非凡だな」と言っているのは、第17話の返しか。

ふたりが並び立つとカッコイィ! 曹くんの「神さえも見つけれぬ場所に私が隠すさ」という台詞は印象的。「気をつけて」がハモるふたり。曹くんのマントが細身で高い頭身だと実に映える。曹くんが姉君のことをまだ思っているのかしら……という匂わせは好きよ。

そして義兄に明かされる商家のこと。商次男は師父の厳しい稽古で腰を折られ夭折、5歳の商細蕊は名前も覚えていたのに、喉に記憶力に容姿が揃っているからと、家族が必死に探しているのを知りながら外地で5年って、それは誘拐と言いますやん。義兄、笑って言うことではナイのでは。商細蕊は雲南省昆明出身で、母親の実家がある平陽に帰郷していた時だったそうだ。そして飛行機を寄贈できちゃう商老板の懐具合がいまひとつよく分からない。

九条和馬は兄に、商細蕊は義兄に、困らされている弟たちよ。

察察児は目下、家出中。爆弾娘は今いずこへ。二旦那が察察児を捜すのと、商細蕊の家族が幼年・商細蕊を捜すのが重なっているのか。とすると戻らないのか。


娼館にて。モヤモヤが続いている中、最近、あんましイイ所なしだった七坊ちゃんに癒される回が来ようとは。(というか、二旦那不在時には商の守り神ではあるんだな)商老板が七坊ちゃんに眼鏡をかけてあげる場面、良かった。なぜか衣裳の内側に戯曲を書き記している七坊ちゃん、ヒヒヒヒ笑いが耳に残ります。「卑わいな」と言う商先生も可愛い。蔡鍔小鳳仙の新作『鳳仙記』が降臨しているようだ。「鳳」の漢字は読めちゃう商老板もよきよき。

44話の京劇メモ

熱河省:かつて存在した河北省・遼寧省内モンゴル自治区あたりの省。

・壁の書:中華民国青年守則。「十.助人為快楽之本、十一.学問之為済世之本、十二.有恒為成功之本」。左側には第一~第六までが並んでいる。

・蔡鍔と小鳳仙小鳳仙は、1900年生まれの浙江の名妓。名前は小鳳。蔡鍔は軍人で初代雲南都督。袁世凱の軟禁下にあった蔡鍔が北京脱出をする際に、遊郭から脱出させた。この北京脱出と、義兄の友を北京から出すのは重ねていそうだな。

1981年映画『知音』が上映された。主演は王心剛と張瑜。
2011年の映画『赤い星の生まれ/建党伟业』では、小鳳仙をアンジェラ・ベイビーが、蔡鍔をアンディ・ラウが演じていた。

 

45話 別々の道

いつ風雲急を告げられるのかビクビクしていたが、まだまだふたりの甘々回が続いていた。


芸妓たちは幼い頃から「上林仙館」におり、小鳳仙についてよく知っている。『照花台』を唱う「張君瑞が寝間で胸をたたき悲しんでいる」「紅娘が恋文を届けてくれるし」「別れの宴を準備してくれた」。やはり桃ちゃんは商細蕊と顔立ちが似ているなぁと思う。酒壺飲みもしちゃう七坊ちゃん。

水雲楼に帰ると、二旦那が布団にくるまっている。これはオンドルだったのか。二旦那が語らずとも家族関係を言い当てる商細蕊。二旦那の「国賊になったら?」に、「脚を折って閉じ込めて養います」。脚を折るのも隠すのも中国ドラマで流行っているのか?

コミカルな音楽の中、二旦那が今度は看護されることになる。飲み物もワガママもせっせと世話を焼いてあげる商細蕊。点滴に空気って入っていたものなのか?熱い飲み物をふーふーし、白髪を抜こうと待ち構えている感が和む。

水雲楼の株を渡し、「二旦那がボスで私は小間使い」宣言をする商老板。子供時代の捺印を「楊貴妃の額の梅花粧」と称する二旦那の風情よ。そして商細蕊は二旦那の手のひらに捺印って、なにしちゃってるんですか~♪ 

ふたりが会って2年になるのか。2月には上海へと言っている。そして二旦那は何気なく上海行きを誘う。この時映る商細蕊の指の動きがなんとも良いのだ。「全部二旦那に贈ります」と答える商老板。なんとなく「この部屋には宝物がある」と言っていた29話を思い出す。

いよいよ留仙洞へ行く前に、奥方は手作りのご馳走を並べる。四義弟は婚約するらしい。

上演には間に合わない二旦那ひとりのための上演会。
小鳳仙と将軍。「家は浙江 銭塘鎮の~江南の雲水村」「浮き草のようだとしかお答えできません」「神仙の住みかに再度春が訪れたかのよう」「一途にお慕いしております この幸せな時が続きますように」と軽快に唱っていたが、「勇者を待っております、将軍」の台詞で止まり、商老板は「腹が減った。一緒に夜食を」と二旦那の手に手をとり、舞台から掛けていく。まさに映画『卒業』ですよね。

ふたり並んで歩く。「虚構の世界に本物を使う必要はなかったんです」「1000年続く梨園も頼みは“俗”の1文字」「石像を壊せば影がなくなる」と語る商老板。

 

45話の京劇メモ

・上林仙館:娼館。小鳳仙は実際には陝西巷雲吉班にいた。上林仙館は今はホテルになっているとか。

・『照花台』:小調(民謡)『大西厢』版。俗曲の京韻大鼓の中の唄でもある。張君瑞崔鶯鶯恋物語。鶯鶯の母親は一介の青年に娘を嫁がせたくなくて約束を違え、紅娘がふたりの仲を取り持つ場面。

 

手のひらに捺印とは、心ときめく演出である。やるなぁ~。二旦那と商細蕊に思い入れているので、笵漣はのんきに婚約かと思っていたが、コレも二旦那と商老板の暗喩でもあったりしないかな。

 

 

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