笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」アニメ「魔道祖師Q」に始まり、ドラマの漢詩やグルメを記したブログ。最近は「一念関山」「紅き真珠の詩」「安寧録」「星より輝く君へ」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。外部リンクはプロモーションを含みます。

紅き真珠の詩34話~38話感想/徐凝 憶揚州,張祜 縱游淮南,詩経 桃夭 

郵便局で「ちいかわ年賀はがき3枚セットおまけシールつき」が発売されており、ちいかわ好きの人に送ろうとお買いあげ、880円ナリ。

午の着ぐるみな ちいかわたちが走っていて「かけぬけろ~~~ッッ!!!!」とあるのが、ドラマ『駆け抜けろ1996』を連想して心惹かれてしまった。

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』もアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』も見ています。午年の年賀状絵柄はどうしようか考え中……。

34話感想

やっぱりあの青い瑟瑟石はいわく付の宝石か。
端午と燕子京が雲呑を食べている。端午は「大切なのは生きてる人よ。過去よりも未来が大切なように」と明言。燕子京の復讐の道とは一線を画すのね。

やっぱり燕子京と康明は見知った仲か!どこまで共闘してるんだろ。

鄭行首は崔十九に盗品を押し付けて用済みになったら殺すつもり。さすがに鄭知衡も冷酷な父親に付いていけずにいる。

鄭行首がアテにしていた他の店の瑟瑟石は、既に蘇幕遮が買い占めていた。蘇幕遮の資金力もさることながら、鄭家の商才も大したことなさすぎでは……。鄭知衡が鄭行首にサジェストした「揚州宝石行の帳簿から会費を流用」はお縄になる案件。

蘇幕遮が鄭行首を訪ねて、鄭知衡がお茶を入れる場面、蘇幕遮が「熱すぎないお茶を」と言うのは、明らかにかつての意趣返し。鄭知衡が苦々しく腕を組むと、桜桃も対抗して腕組みするのがカワイイ。

官軍に踏み込まれ、鄭知衡は店の公印を持って崔十九と高飛び。ふたりをかばってひとり残る迦楼羅の忠義心よ……。

蘇幕遮は聚宝斎に代わって康明に瑟瑟石を納め、鄭行首には債権者として迫る。燕子京と張サマを味方につけた蘇幕遮は無敵だなぁ。

35話感想

変装した鄭知衡が高価な指輪と引き換えに肉まんを買っているけど、そこから足がつかないか?……と思っていたら、父親に見つかった。なんとか崔十九を助けようとする鄭知衡だけど、鷲と共にいる黒衣の男に射貫かれちゃったよ。息絶えたかのように見えた鄭知衡が意識を取り戻し、息も絶え絶えに問いかけたのは「私に対する思いは本物だったのか?」
そんなの本物になるに決まってますやーん!
そして崔十九を井戸に放り込み、自身は下敷きに……。あうぅ。

徐南英、生きてたの? 毒で弱らせていただけか。

燕子京はかつて揚州の思い出を端午に語っている。端午の「時は変わらず流れていく、だから前を向かなきゃ」に対して、「こんな私でも普通に生きられる?」と問う燕子京。

崔十九の前に鄭知衡が現れた。これはこのドラマ得意な夢展開? そしてふたりキス~。鄭知衡は「君は崔灼華だ」と言い残して去る。

鄭行首と怪しい黒衣の男が話しているよ。やはし繋がっていたか。

町には徐林の姿も。

蘇幕遮の店舗が4つとなった。燕子京は端午に「このまま明鏡台にいればいい」と言われてるよ。
(つづく)

鄭知衡は最後、どうなるのかなぁとは思っていたけれど、ここで亡くなるのか~。

36話感想

こんなタイミングにやって来た尉遅塢主、しかも商売を辞めたですと?むむむ。端午に波斯瑠璃の数珠をお土産として手渡している。高手は桜桃に配下呼ばわりされてるし。

尉遅塢主が「天下三分 明月の夜 二分の無頼 是揚州」と詠じると、高手が「月明橋の上 神仙を看る」と応じている。共に揚州をうたった詩。

徐凝(唐代)《忆扬州》
萧娘脸薄难胜泪,桃叶眉尖易得愁。
天下三分明月夜,二分无赖是扬州


张祜《纵游淮南》

十里长街市井连,月明桥上看神仙
人生只合扬州死,禅智山光好墓田。


碁を打つ人が日本の宝である冷暖玉な碁石自慢するのを見て、合範法で瑠璃の碁石を作り出す明鏡台。サクラに高手を使って、早速実演販売始めてるし。

黒衣の男が欲しがっているのは端午が持っている血珠。そういえばお宝を持っていたね!すっかり忘れていたよ。

明鏡台で蘇幕遮の傍に座っている燕子京、そこが定位置になっているのね。康明がやって来て瑠璃碁石を大量発注するが、蘇幕遮は信用が大事と、期限を引き延ばし交渉している。そうしないと鄭家と同じ憂き目にあうものね。

絵師による明鏡台の集合写真……ならぬ絵画。康琚が自らを「人呼んで西域の健脚」と言うのが面白いぞ。康琚と杜明は張り合ってるし。

端午は燕子京に「絵を壁に掛けて、来年もあなたの仕事よ」と言っている。燕子京は端午の頭を自分の肩に引き寄せてる。決して未来の約束をしようとはしない燕子京……。

端午は崔十九に活を入れている。突然、崔十九は端午を羨み始め「私は独りぼっち」と嘆き始めるけど、いやいや侍女のふたりもおるで。そもそも自分には珍琅閣があればいいと言っていたのはキミじゃないか。かつて端午も全て失っていたし、境遇は同じだよ~。

瑠璃職人の秦さんが行方知れずとなり、高手と共に捜しに行くが、鄭行首に捕らえられてしまう。高手が絡むといつもロクなことがないような……。箱の中に入れられ土に埋められた蘇幕遮。板の間から砂が入ってこないかな。

崔十九は侍女に迦楼羅を呼ぶように言いつけ、何かを決意したかのように髪を結うと言う。迦楼羅も生きてるのね。
(つづく)

蘇幕遮は土の中のまま、次週へ……。

37話感想

崔十九の敵は鄭世元となった。

端午のピンチを知り、鄭世元にキックをかます張晋然~~~。
あ、郢王自ら揚州へ来ちゃったよ。燕子京が鄭世元を捕らえて蘇幕遮の居場所を吐かせる。
蜀岡で生き埋めにされた蘇幕遮、燕子京と張晋然たちが駆けつけ掘り当てた!しかも素手で。

蘇幕遮の葬礼が行われている。

鄭世元は靂魁に助け出される。徐南英の処刑が告知され、運ばれる途中を靂魁に助け出されるも徐南英は弓矢に死す。

燕子京 VS 靂魁。
そして驪龍盗 靂魁の正体は、尉遅塢主だった!
そうでしょうとも。そういえば解毒薬を作れるのは驪龍盗 靂魁だけだったっけ。残していったのは血珠。

徐林が持つ靂魁宛の手紙には、「潭王は崔氏を、手紙の送り主が鄭氏を手先として燕氏を滅ぼすこと」が綴られていた。

崔十九は長老たちを連れて鄭家の祠堂を開けさせ、鄭知衡の位牌を置いた。その間、迦楼羅が鄭家で何かを捜し出している。

38話感想

長老たちを焚きつけた崔十九は、死のうとしていた玉小娘にもゲキを飛ばしている。


血珠を確認に来た鄭世元の前に、現れたのは死んだハズの蘇幕遮!死んだとはこれっぽっちも思ってはいなかったが。

蘇幕遮が「鄭世元!」と声をあげてすごむ様子が良かったな。会費の横領を暴露し、迦楼羅が捜しあてた帳簿を皆に見せている。

崔十九が現れ、横領したお金は賄賂に使われたことを明かし、鄭世元に「珍琅閣の店主 崔灼華よ」と宣言。


張晋然と郢王が対峙する。かつては「風紀を正し冤罪をなくし清らかな世を取り戻す」としていたが、張晋然は裾を切り郢王と絶縁。


酒を飲みつつ、蘇幕遮と崔灼華は語り合い知己だと言っている。

灼灼たりその華 之の子ここに帰ぐ。その室家によろしからん」。父は娘が嫁ぎ先で良妻になるよう願い、母は自由で華やかに生きてほしいと願い名付けられた。蘇幕遮は崔灼華を「心が鏡のように澄んで、望みを知ったから騙さない」と話している。

《诗经·桃夭》
桃之夭夭,灼灼其华。之子于归,宜其室家
桃之夭夭,有蕡其实。之子于归,宜其家室。
桃之夭夭,其叶蓁蓁。之子于归,宜其家人。

目がとろんとして寄っている端午に、燕子京が長生粥を手渡し長寿を祈っている。


玉小娘が鄭世元を訪れ、息子の敵を討とうとしているが、あの刺した胸元には帳簿が入っていたのでは。駆けつけた崔灼華も、階段落としに遭っている。
(つづく)

 

 

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