21話感想
酒楼内装は各川の特色をいかした配色。
霽川:淡い緑に白色
金川:金色に墨色
丹川:紅色に灰色
窓枠にはさまっている六少主がお茶目だ。
「九川美食会」という名前で酒楼がオープン。皆で押した捺印は花模様~。辣子鶏。お店の扁額は『財源廣進』。
六少主が器について提案する。
新川:磁器
他川:陶器
金川:金銀の器
元英は「私がいるから大成功に決まってる」「私は取引で損をしたことはない」は全くその通りで、追いこまれても元英が付いていると頼もしいのだ。
開業日を相談している部屋の扁額は『日昇月恒』。
六少主は夜食の海老を差し出すと、李薇は「次から瓜子で」「100粒むいておいて」と。六少主に「君はやっとできた家族だ。だから私を見捨てないでくれ」と言われ、すっかり心打たれている李薇。
蒼川:牛肉包み(牛肉夹餅)
霽川:キノコ鍋(菌菇鍋)
燕の巣(燕窝)。
上官婧に追いすがっている五少主、「かかあ天下で色仕掛け/牝鸡司晨 以色事人」とは失礼な。李夫人は前漢 武帝に寵愛され、「傾国の美女」や「反魂香」の由来となった佳人。
『漢書 孝武 李夫人伝』
我以容貌之好,得从微贱爱幸于上。夫以色事人者,色衰而爱弛,爱弛则恩绝。
私は見目の良さで、卑賤から主上の寵愛を得た。美貌でもって歓心を得たので、容色が衰えれば、愛もすなわち絶える。
顔の傷にはやはり卵がいいのね。五少主が「時には君を守ってやりたい」と言うのはグッとくるね。李薇の「自分より弱い男なんて嫌でしょ?」の言葉を思い出しながら、上官婧の「そうとは限らないわよ」がイイね。男女同権ならば、男性の方が強くなくてはというのもある意味偏りではあるよね。
ED:赖美云『声息』
22話感想
紙幣発行に炭鉱川と金川が未調印と聞いて、難航するのかと思いきやあっさり決まったね。
胭川名物は慈姑の菓子(馬蹄糕)、渡り蟹料理(梭子蟹炒年糕)。花茶や化粧品で自活を計画。
郝葭がDV夫から逃げようとしたら、妊娠発覚……。正室の趙芳如に子がいないのは、夫を恐れてなのかとも疑念しているのだが。
庶子は娘ふたりなので長男誕生を待ちわびる嫡長主。産まれたら嫡母が子を引き取る話を、妊娠初期に話されたら益々不安定になっちゃうよね。つわりなのに燕の巣を「息子は食べねばならん」って迫るのはホラーなんですけど、こういう人、案外いそうで怖い。
和夫人は十一少主に飴(糖)をあげ、「感謝もせずに食べるのが子どもよ」と言っている。和夫人と六少主になにがあったんだろ。
三少主が「九川美食大全」を向かいにオープンさせ、早速従業員を引き抜きにかかるが失敗。董海棠の聞きたいことは「その自信は一体どこから」なのか。
擷芳(けつ)で作戦会議。
融合料理
黛川×蒼川:臭豆腐と焼餅挟み(烧餅夹臭豆腐)
黛川×墨川:臭豆腐と螺螄粉風味(螺蛳粉烧酒臭豆腐)
瑩川×霽川:甘酒黒糖団子(醪糟红糖小圆子)
墨川4号卓:天下の英雄(天下英雄)
新川3号卓:山海の旅(山海一帆)
墨川1号卓:続々現わる(层出不穷)
瑩川5号卓:気ままな翡翠と桜桃(玉盘含桃自在逍遥/瑩×胭:樱桃红烧肉)
黛川3号卓:富を生む花の露(餐花饮露发家致富/臭豆腐と螺螄粉)
墨川2号卓:天下の英雄 続々現わる(天下英雄层出不穷/黛×墨:烤冷面卷臭豆腐腊肠)
金川1号卓:山海の旅 無事に楽しく(山海一帆喜乐平安/金×霽:鱼虾烩山珍)
これは元英と李薇っぽぃよね。次は黛川が舞台なのか?
三少主は早くに実母を亡くしていたから、新川主に甘やかされていたのか。
川夫人の実兄である戸政司 万郷侯 岳衡(岳旸)。岳旸は『贅婿』では三少主な蘇文興と親子だった蘇仲堪じゃないの。名前の間違いも訂正する三少主。
岳衡がとうとうと語る「前へと進みさらに輝け、血と炎をかいくぐり、世の移ろいを振り返る」……は第13話でもあった三少主のいつもの台詞。
節気ちゃん達の心の声グループラインに、ついに三少主が加わった! 人のウザさ見て、我がウザさ直せ……と。
ED:不才『至味』
(つづく)
流行ったものに、真似をしたものが出てくるのは中国ドラマではアルアル。感じの悪いもの(三少主)に、更に悪いもの(岳衡)が出てくると、それより前の悪さが薄まるよね……。
外戚が登場しており、もしや新川夫人は新川出身なのかしら。
外部サイト
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▼三少主と岳衡