31話感想
二少主に会いに来たのは母の新川夫人と十少主だけ、四少主がいないゾ。二少主は新川主からの贈り物も断り、よく占っていた3つの銭も放り投げる。檻の中から解き放たれたのかな。
新川主が贈ろうとしたのはかつて尹嵩が記した書。「昔日の十二月雪が舞う…」。
周玉如(明代)『憶父』
忆昔当残腊,还家雪正飞。
三年无一字,不忍见鸿归。
六少主と元英が決意を新たにしている、扁額「莫負朝夕」、李薇が扉を開ける。
六少主は新川主に離縁を切り出した~、あの玉牌はここで使われるのか。関税を引き下げることで金川主を説得することに。
元序は嫡長主なのにボンクラなのね……。
五少主、髪をおろしたと思っていたら、上官婧を真似たのね。上官婧が書いた離縁状は、五少主の名は「岐」なのに「歧」と漢字が間違っていたから無効と主張。
元英は『女誡』が表紙で中身は『群書治要』の書を眺めている。あの元英が夜食を食べている!監禁されたのは二少主と同じなのね。群書治要は唐の太宗が編纂させた政治についての書。
ED:摩登兄弟劉宇寧『清暉』
32話感想
元英の母は金川主にちゃんと商業振興の件を伝えることができた。忘れないように手の平に記しているのがカワイイね。
上官婧は「好きだけれど合わない。犠牲を強いたくない」と五少主に伝える。すれ違ってはいるがこのふたりについては安心感がある。
蟹は元英は両親との思い出だったよね。元英が萎縮するのは父親に承認を得たくて不安だから。金川主の前では元英が娘の顔になるんだね。「余の娘は他人にすがって咲く昼顔でなく天を駆ける鳳凰だ」と言う金川主。取り分けた蟹にはミソが詰まっている。
霽川名物のカニもどきも登場。李薇が元英に仕込まれてカニもどきにまでなったという事かしらん。
初の女性官僚となった元英。李薇も10点満点となる。元英と李薇との約束、元英の青と緑が合いまった色合いが似合っている。
次は四少主か?
ED:摩登兄弟劉宇寧『清暉』
(つづく)
新川・金川それぞれの父と子が描かれた回。
父は子に期待や望みをのせ、子はその期待に応えようとして萎縮もし……。
元英が金川へ帰ってしまうのは寂しいなぁ。
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