35話感想
四少主の扁額「持之以恒」。持之以恒は根気よく続けてやり通すことの意。四少主は重臣たちを抱き込んでいるようだ。四少主夫人の切札はご懐妊~。
新川と蒼川の境界で寒害発生。四少主は六少主の先手を打ち、墨川への救援要請を進言、六少主は大少主に毛皮の上着を、炭は黛川に依頼済み、六少主と四少主ふたりのバチバチ。
新川主は「真に民のために働ける者こそ本物」と言う。今のところ峻(四少主)に昔の自分を見いだし評価が高いよう。え?かつての少主時代に策略を巡らしていたとか? 新川主はふたりを西北の被災地へと送りこむ。
李薇が六少主に持たせたのは、千里路と名付けた靴で靴底は厚いが軽く、靴底に防水用の桐油が塗ってある。即席汁物(方便餐)は、調味料や具材を油で固め、碗に入れてお湯を注ぐと汁物に。
四少主に1万5千両の紙幣を持たせる四少主夫人。庶出の出で自分で闘うと、嫁選出時に四少主に誘いかけたのは、少しかつての郝葭めいている。
要衡である武祥は支援も手厚いが、蒼河鎮は辺境。1日2貫の追加で志願を募る六少主。
董海棠と白露に迫られ、三少主が寄付しようとした3千両は俸禄の半分。追加でも3万5千両……。董海棠が四少主夫人に手厳しいのは、同じ頃に選抜されたのかな?
蒼川。杜里長が六少主を出迎え、辺境のため馬車では物資が届けられなくなっている。楚県令の視察時に建てられた小屋にて、残りの米は8万5千升。
救援物資配分の偏りは有り得そうで心痛む……。救援を進めるのは難しいよなぁ。
百福も温かそうな服を着ている~。
六少主、外套をあげちゃったら、身体に触るよ。直訴して貰えるなら、皆が押し寄せて来そうだよ……。
一方、四少主は武祥入り。西城と北城は被害が大きく、役所のある南城は無事だが、北城では炭や防寒具が不足している。四少主に話しかけていたのは楚県令か。「栖法愛民/法に従い民を愛する」の扁額。
山賊も現れるとな。六少主は薄着のまま咳込んでいる。
四少主と楚県令との会話での扁額は「安常處順」。安常處順は穏やかな生活で順調に過ごしていることの意。
四少主は六少主からの要請を受け、米は100斤で数百人の1日分、1万人以上いる蒼河では1万石では足りず、5万石を送る。山賊も県令とグルかと思ったが、そうではなかったね。
鄺天龍(こう・てんりょう)が山賊のようだ。李薇への文を四少主夫人が横取りするのは胎教にも良くないよ……。李薇の唐辛子も枯れてしまう。
六少主が盗賊に襲われたとの噂が耳に入り、李薇と三少主夫人には「萬事亨通」の扁額。萬事亨通はあらゆる事が思いどおりに進むことの意。
李薇も蘇家令と蒼河へ!蘇家令が道を間違えるとは暢気な旅路だ。李薇は饅頭と粉唐辛子を取り出している。
山賊が!あれ?六少主は無事なのね。騰馬山、大風嶺、蒼岩波、五石峰が山賊の出没地域。
ED:摩登兄弟劉宇寧『清暉』
36話感想
山賊に襲われる李薇は粉唐辛子をかけて切り抜ける。あらら、李薇だけひとりはぐれてしまった。
山賊の根城からも、毒入りのキノコと混乱させて逃げ出せる李薇、スゴすぎる。
マッチ売りの少女と化している李薇。餓死、凍死は嫌、尹崢に会いたいと願いをかけると、たちまち森の中から王子様あらわる。「すまない、遅くなって」ってなんじゃそりゃ、GPSでも付けていたか。上官婧たちが現れるのを今か今かと待っていたのに。
生姜湯で温まる李薇。四少主は高麗人参を持って来た。文の事を知って怒る六少主は、四少主の経費捜査を三少主に依頼。
和夫人は四少主夫人に書写させ、心は善にも悪にもなると。
「遜志時敏/常に謙虚に学ぶべし」の扁額、四少主夫人。川夫人は病に伏しているらしい。
寒さで顔が赤くなり、凍った柿(凍柿子)みたいと言われる李薇。六少主が倒れるが、四少主がついに医者も派遣させず。なんだけど六少主も大丈夫そうだね。
柴胡、半夏瀉心湯と処方が72回も変わる。ヤブ医者を叱りつける李薇は元英みたいだ~。元英、教えが生きていますよ。李薇がいると太陽みたいで安心できるね。
ニンニク粥(大蒜粥)に砂糖を加える。ニンニクは肺に良く、砂糖は温舗。飲み水に塩を加え。避難民たちがお見舞いの品を贈りにやって来て、卵酒に醸造酒(黄酒)に白菜を届ける。六少主がいままでしてきた事が民に通じており、グッとくる良き場面だ……。
四少主夫妻の上の扁額「温恭直諒」。温恭直諒は穏やかで誠があることの意。四少主夫人、黒いゾ。四少主を焚きつけているのは四少主夫人か。
主上からも帰還命令が出て、林侍医もやって来た。
快復した六少主に、手を広げて駆け寄る李薇がカワイイ。
朝乾殿をのぼり、振り返る六少主。四少主は3ヶ月の休暇を賜わる。
ED:摩登兄弟劉宇寧『清暉』
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