卿卿日常15,16話感想/反躬自問,陶情怡性,晨競夕厲,掇菁擷華

１５話感想

郝葭をアシストする正室趙芳如、曰く「共に夫に愛されぬ者同士」なのか。趙芳如はツンツンしているが、同盟関係が築けそうだ。

李薇に「尹崢」と名前を呼んでもらえた六少主。蘇家令のリアクションが面白い。

博文軒（五少主）。上官婧には貴重な玉も石ころなのね。内気な七少主たちの新居祝いは、祝膳を届けるに変更。

禁足でヒマすぎる李薇と侍女たちは白い息競争してる。李薇の意義あることは麻雀で、点数は落花生。六少主の一人勝ちで、楽しくなさげな残りの面々……。六少主の牌が面白い。三萬と六萬と七萬のカンに五萬、そして一萬であがったのだ。

輪投げでは赤翡翠の腕輪をGetする李薇。料理長劉宝泉は輪投げの名手だった。

元英登場の時の音楽が楽しい。李薇と六少主が輪投げの輪っかを首に付けているのがお揃いの民族衣装のようね。元英は来月に金川に帰るつもりって、さすがに新川をナメてないか。

六少主は「為政者は平等を重んず」と説明し、料理も分割している。夜市に五少主を引き入れた。嫡長主が商いに興味がないのは体面を重んじるからなのかな。権力を掴むに経済は欠かせないと思うのだが。

孔子『論語季民第十六』
丘也闻有国有家者，不患寡而患不均，不患贫而患不安。盖均无贫，和无寡，安无倾。夫如是，故远人不服，则修文德以来之。既来之，则安之。

六少主が囲碁の凄腕なのも、新川主には見抜かれている、五少主岐はモノにならなかったのね。六少主は商業区域制限の撤廃と紙幣発行を進言。禁足も解ける。

元英が倒れ、胆の働きを改善する薬を処方され。「反躬自問」の扁額、そんな中でも帳簿を付けようとする元英。我が身を振り返り自省することの意。

元英と李薇で、早朝ヨガかしら。几帳面な凧揚げとな（笑）。元英は「結果ではなく楽しむことを求められたのは初めて」と言う。「欲しいものは全部ここにある」と答える李薇、六少主は「にぎやかな家は楽しい」と。

ＥＤ：摩登兄弟劉宇寧『清暉』

１６話感想

李薇と元英の上にある扁額「陶情怡性」。楽しむという意。

嫡長主正室と共に映る扁額「晨競夕厲」。終日勤勉謹慎の意。正室趙芳如はDVのフラッシュバック……。

団圓酒楼で女子会が開かれている。扁額「掇菁擷華」。物事の長所をいかすの意。
講談を耳にし、董海棠は「李鉄柱みたいな英雄じゃダメなんだわ」と。酔っぱらった李薇は、講談の「夜龍騰の腕の中へ」の男に頼らないと問題が解決しないのはと抗議。講談師にイチャモンつけて中断させるのは、ちょっとヤカラっぽぃよ～。

酔いざましの酸梅湯。赤いホッペの元英郡主がかわいらしい。
正室趙芳如が夜食を届けてくれ、和解を申し出る郝葭。
離縁のため、子ができないように共同戦線を張っている三少主夫人たち。

鐘懿殿（しょういでん）。新川夫人曰く、長男は娘１人、次男は側室の子２人。嫡長主、他にも側室がおるんかぃ！
仁心診療所、三少主に処方が渡される。オクラ（秋葵）を勧める兄弟たち。

極寒の墨川へ、庚子の年に高貴な女子数名を嫁がせる必要がある問題が浮上。嫡出妹の漱玉郡主が候補にあがり、13歳の五少主妹 琳琅郡主の名を挙げる嫡長主。ずっコケる嫡長主も段々ドラマに染まってきたね。

宋舞が恪寧郡主に冊封され、墨川へ嫁がされる事になる。春の雷と共にずぶ濡れになった宋舞が帰ってきた。宋舞の言葉を通訳できる李薇がスゴすぎる。

墨川は長生関の防衛を担っている。女子の犠牲に異を唱える李薇。ひゆなとスッポンで再びトライ、アサザ（紅荇菜）の薬は血ノリとなる。

宋舞の「郡主として寄与ならず、哀れなる薄命の花ここに眠る」【空有报效昭君志,可怜薄命花前死】は王昭君を意識してるよね。

医師を脅して宋舞は難を逃れるも、嫁候補は長男のひとり娘平安（20歳）となる。
昭園、大少主家族が登場！勇ましい大少主尹崑（いんこん）に病弱な正室江月（こうげつ）に健気な娘平安郡主。
大少主は『狼殿下』の馬峰程な付磊だ～。
江月は『ロマンスの方程式』の黄老師、『琅琊榜』皇后の侍女其红な耿黎明。

麻雀牌の一萬が来た！

ＥＤ：弦子『无从/ Never』
（つづく）

他の川からは容赦なく嫁を取るのに、新川から墨川へは北方で極寒の地とはいえ、郡主降嫁を渋るのを見ると、丹川との違いを思い出すよね。

そう言えば新川夫人も他の川から来ているのよね。割と新川流への順応は良さげで、三少主母は金川出身と考えると、瑩川か胭川あたりか。母親世代の出身地も気になるところ。

大少主＆墨川編に期待！

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