３話感想
二少主側室 郝葭が読みあげている。
「陰 柔を持って用い、男 強きを貴とし、女 弱を美とす。女 己を説ぶ者の為に容作り」。
班昭『後漢書 卷84 女訓』
敬慎第三。阴阳殊性，男女异行。阳以刚为德，阴以柔为用，男以强为贵，女以弱为美。
六少主 料理長 劉宝泉（姚一奇）をじっくり見たら、『贅婿』の婿’ｓ仲間な冯源！！
新川に影響を与えるのは、墨川、丹川、金川。金川は商業、新川は農業を重んじる。
辛い羊肉（辣羊肉）で床入りを避けようとする李薇。
そして新川夫人には、李薇手作りの枇杷水で歓心を買われる。枇杷水は核を取った枇杷の実に、水を加え氷砂糖で煮たもので、肺に効く。
和夫人 養女 宋舞（刘美含）登場！頭に浮かぶは『如意芳霏』の西河郡主！出た！！
同じ床で眠って、宋舞がたらいを持っている時に、李薇に蹴飛ばされたのに吹いたわ。
三少主 正室 董海棠（刘萌萌）、蒼川出身。
そして容姿端麗で凜々しく洒脱と噂の三少主 尹岸（刘冠麟）は、『贅婿』の従兄 蘇文興～～～！！意外過ぎてオモロイ～～。映画『赘婿之吉兴高照』なんてのもあったのね。
４話感想料理
白露の誕生祝いで長寿麺が作られている。李薇は力があるので麺打ちが得意！
新川は軍事や政治は秀でるも、経済はやや劣る。
三少主の二十四節気たち
白露（王伊瑶）：紫色。金川出身。志を抱いて店を出したら自分を買いに来た。（三少主）商売をしたがったが女子が顔をさらすのはみっともない。霜降と間違えやすい。
霜降（王子菲）：ピンク色。墨川出身。路上で物乞い。三少主は白露エピだと思っている。
小満：水色。黛川出身。薬代のためよそへ奉公へ出ようとしていた。（三少主）支援して父親が安らかに旅立てた。
大暑：黄色。投げ銭をもらおうと裸足で踊っていたら大金で家に誘う。（三少主）靴も履いていなかった。
風習の違いを新川流に解釈すると、三少主のような捉え方になるのかな。宮中への二十四節気選考は、紙をあててウエストを測るA4腰と言われるもの。でも紙をすり替えてもっと細いサイズにしていたね。
六少主が仕官できたら、離縁することをもちかける李薇。同意するけれどどこか寂しそうな六少主。
李薇は六少主に新川のアヒル丸焼き（香酥烤鸭）、羊肉の汁物（羊肉湯）、豚肉で海老や蟹入り肉団子煮（紅焼獅子頭）を提案するも却下され。ナマコ（小海参）と思って食べてもやっぱりキクラゲ（木耳）。
「いにしえの貞女は理性的にして心が整い道徳に従うなり。よって君子に配するに能う。礼や義にあらざるを為さず」。仁孝徐皇后は永楽帝の皇后。『尚食』でも称賛されていた賢女。
仁孝徐皇后『内訓 徳性章第一』
贞静幽闲，端庄诚一，女子之德性也；孝敬仁明，慈和柔顺，徳性备矣。夫徳性原于所禀而化成于习，匪由外至，实本于身。古之贞女，理性情，治心术，崇道徳，故能配君子以成其教。是故仁以居之，义以行之，智以烛之，信以守之，礼以体之。匪礼勿履，匪义勿由。动必由道，言必由信。
七少主夫人 阮思思は何をするのも遅いが、両手同時に書写できる特技持ち。霽川には冬瓜茶があり、冬瓜は炒め物（炒冬瓜）や排骨の汁物（冬瓜排骨湯）に入れるが、甘い味にもできると慰める。上官婧がピリ辛冬瓜（辣冬瓜）を出す。
郝葭が「働く人を味方に付けるの」と助言、副料理長 周全。カビの生えた塩漬け豆腐は炒めて毛豆腐に。偏食な六少主が食べてくれるのが優しいね。毛豆腐は明の太祖 朱元璋が好んで食べていたそうな。
少主召し上がらない物リストが気になって調べてみた。
忌食材：鶏肉、鴨肉、羊肉、内臓、肥肉（脂身）、苹果（リンゴ）、胡萝卜（ニンジン）、青椒（ピーマン）、苦瓜、香菜、大蒜、生姜葱。
子供かっ。新川には牛肉や魚は流通してなさそうだな。リンゴがダメって珍しいような。
伝説の皮蛋は竹記のもの！『贅婿』の有名皮蛋店は新川にも進出しているのね。
皮蛋・ほうれん草・鶏肉入り麺（皮蛋菠菜鶏絲面）。
少主たちが学んでいる。
「礼は節を越えず侵侮せず、好狎せず、身を修め言を践むこれを善行と言う」。
『礼記 曲礼上第一』
礼,不逾节,不侵侮,不好狎。修身践言,谓之 善行。
九川持ち寄り料理メモ
胭川（郝葭）：魚の甘酢あん（糖醋鱼）、筍の煮物（油焖春笋）、梅酒（梅子酒）。
丹州（上官婧）：紅油炒手、肉の炒め煮（水煮肉）、もつ煮込み（毛血旺）。
瑩川（阮思思）：焼いたガチョウ（烧鹅）。
金川（白露）：鶏肉の水煮（白切鶏）。色が白いと笑っている。
墨川（霜降）：羊肉（手切羊肉）。
黛川（小満）：鱖魚（臭鳜鱼）。徽州料理のようなので安徽省あたりか。
蒼川（三少主夫人 董海棠）：漬物（泡菜）。
厳しい指導主任、その名も厳さん現わる。
（つづく）
三少主夫人は蒼川出身、夫人の出身地で少主への評価もうかがえる。そう考えると五少主は割と良いポジションに付いているように思える。
『女訓』に『内訓』に『礼記』とは、コチコチな新川。司馬光@孤城閉の出身地なのでは……。とはいえ今の所、シリアスなのは二少主近辺と指導女官だけね。
そんな新川に異なる川の女性達が揃うと、その窮屈さに反発して意気投合しそう。
華やかな女性たちがわちゃわちゃと仲良くしているのは和む～。結束も強まっているようだ。
▼『内訓』について。殷紫萍が同じ所を暗唱していた。
▼『女訓』。二旦那奥方が劇団員に唱和させていた。
▼牛肉は貴重だった李氏朝鮮時代。
▼西河郡主
外部サイト
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