笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。アニメ「天官賜福」「愛なんてただそれだけのこと」「恋心は玉の如き」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

御史とジョイ13話,14話,15話感想/両班と中人,ドングリ豆腐

13話感想

世子が貴重な硯を王に献上すると、その硯で殴る王様の回想。

テソたちをジョイの母達が逃走させ、そこにはテソの母親がいた!あの4歳のテソを捨てて家出したという母か。ジョイ母は救出にあたって殺生を行わないという約束をさせていた。

腹立たしいパク・スン父子はパンチョン(精肉店がある村)へ牛肉を買い求めに行き、ジョイは牛の血を購入したが、入れ代わっている。ドスが欲しがった罌粟殼(おうぞくこく/ケシの果皮を乾燥させた物)は牛の痛みを和らげる薬で、アヘンか。ジョイの「仕事が早いから」の手の仕草が面白い。

グァンスンはナ・ヨンギュンを捜しており、あの殺された医師の娘だったのね。家族ふたりしかいないと言うのに、父がグァンスンを追い出す場面は胸が痛む……。

イオンはテソたちを逃した罪で罷免されていた。ジョイにもたれるイオン。ジョイは「生きがいを感じられなくても生きていくしかない」とイオンを励ます。

瓦当てに靴飛ばしに影踏みかな?キスすると思わせてデコピンね。初めて「ジョイ」と名前で呼ばれることを喜ぶジョイ。イオンの「隠れていてはダメか?」に「(必ず悪い連中を捕らえて正義は勝つと)証明してください」と言い、そしてキス~~。

去りがたくて何度も手を繋いでは歩き回り、結局うどんを食べにイオンの部屋に行くことになったジョイ。従者たちが部屋の外にいるので出るに出られず、一緒の床で眠るふたり。そこへ現わるお祖母さま~~~。ハチミツもこぼれている。

ジョイは中人両班と平民の間の身分)で、両班と中人の女性の婚姻は困難である。婚姻すると役割や決まりに縛られ己の人生も名前も消えてしまうので、婚姻するつもりはないと宣言するジョイ。中人は技術に従事したり、行政実務者など幅広い職種な身分らしい。

パク・スンは江華島を手に入れ、イオンを正8品の著作(チョジャク)にして、自分は弘文館の大堤学となり証拠の隠滅にかかる。「影を道連れに共に西河へ行く。ここがまさに桃源郷ではないか」。イオンは「薬房日記」だけは持ち出しており、「反撃の始まりだ」と力強い言葉である。

あまり動きのなかったロマンス回で、エンディングに向けて蓄えている感じ。

14話感想

イオン祖母の言う「ウサギみたいな目をした女がなんと生意気な」に、確かにジョイはウサギみたいで笑っちゃったよ。

イオンは梨と柿で果片(グァピョン)を祖母のために作っていた。世子様が出てきて、ようやくこの場面が回想だと気付く。外のトネリコを鞭に使うらしい。茄子も栽培しており、豆の下処理を世子様にさせているという……。

「出会いは人知に及ばぬもの」と反論するイオンに、「いっそ寡婦でもいいわ」と言っていたのはお祖母さま……。

スンユルが持ってきた竹筒みたいなのは、ペットボトルみたいなものなのかな。かつて若きスンユルはジョイに「嫁に来るか?」なんて言っていたのね。この簪売りのおじさんも親切だ。この時の高価な簪を手にプロポーズするが、ジョイは断り、お土産は絹の服でと言っている。

両班と中人の婚姻は難しいが、拾妾を理由に訴訟を起こせば良いと助言するスンユル。自分もジョイが好きなのにイイ人ね。
 李氏朝鮮では両班、中人、良人(平民)、賤人身分制度があり、母の身分が受け継がれ、同じ子供であっても嫡子と庶子では、「父」とは呼べない厳格な差があるらしい。もっとも王の子供だけは別扱いのようだ。
 文官の科挙を受けられるのは両班の嫡子のみ。イオンの所属する弘文館にいるのは文官なので、皆、両班の嫡子なのだろう。お祖母さまも孫は欲しいが、躊躇するのはその辺りの事情もあるのだろう。

イオンは「婚姻はしない、するならジョイとする」と祖母に伝える。

グァンスンが履物を探している夢を見たと言うビリョン。グァンスンの探すお寺が数多く山上にあると知っても、手伝いを申し出るジョイとビリョンたちの「何でも3人でやろう」な絆が良いな。

スンユルがジョイ母と出会い、イオンの存在を伝えている。

父親が亡くなっていたと知るグァンスン。この履物に何か鍵が??でも敵はパク・テソになっちゃうのね。

テソ母が衝撃の告白!
なんと同じ日に生まれた息子をすり替えていた
ドスが庶子で、テソが嫡子!!

それは思いがけなかった事実。

船酔いをしても汁飯クッパ)を食べる元気はあるイオン。

イオンがテソと乱闘しているススキの場面は、イオンがジョイとの場面じゃ……。イオンは「いくら恨んでも後悔しても、過ちは消せぬのだ。やり直したくば罪を贖うことだ」とテソに告げる。

世子に最後の煎じ薬を届けたのはテソではなくドスだった。テソは世子の「海の向こうには差別のない平等な国があるやもしれぬ」という言葉を聞いて思い直していた。そしてテソはイオンにパク・スンの誓約書を渡す。ジョイはパク・スンの家に行き当たっていた。


テソが嫡子だったのはなかなか衝撃的だった。すり替えられなかったらどうだったのかと考え、テソが殺した人数は減りそうだけれど、でも世子様殺害は変わらないだろうから、優秀なイオンとテソは結局敵対したんだろうな。

15話感想

パク・スンたちが乱痴気騒ぎで唱う「いろんな鳥が飛んでくる。鳥の中には鳳凰や…カッコウカッコウ」はなんの歌かな。パク・スンは足袋に紙片を入れ、肌身離さず身に着けている。

ジョイ母とチョゴリ姿のカン行首が話しており、「寺が嫌なら僧侶が去るしかないですね」と言っている。カン行首に「あなたや私と同じ人間であり女人よ。使用人ではない。誰しも生きる権利がある。私たちはそれを守るために力を合わせているの」と返す。

ジョイ母たちを支援していたのは亡くなった世子様だが、その後をイオンが引き継いでいた。世子様は検討ついており、まさか生きているって事はないよねと思っていたが、やはし生きてはいないか。

ナ・ヨンギュン医師の残した草鞋の中に煎じ薬の材料の紙片が残っていた。麝香が1匁半、ビャクレンが2匁、当帰1両、烏頭も(6匁)。

パク・スンは烏頭入りの丸薬を王に献上しようとしている。

ジョイ母がイオンに会いに行き、ビビンバをむしゃむしゃ食べる姿に「カッコイィ男と聞いていたのに」にはそうだったんだ。

皆が集まり、イオン「パク・スンを断罪せよとの天の意思に違いない」と言い、治腫医に書いた念書(テソが持っていた)から、グァンスンが突然追い出されていたのは自分を守るためだったと知る。切ない……。

カン行首は女人を仲間にしたテソに「一生ついていくと決めた」と語る。メンスは虎に生まれ変わりたいらしい。テソ母を今でも「母」と呼ぶテソ……。そんなテソをドスが刺す~~~。えええっ、ここで? パク・スンに「父上」と呼びかけるも、パク・スンはドスを連れて去って行く。メンス達もやられちゃったよ~。テソは倒れず座りこんだまま亡くなる。テソ母が手引きしたのかと一瞬疑ったがそうでなくて良かったよ……。そしてバフェ~~~。

イオン手作りのドングリ豆腐、ジョイ母とキノコの鍋を囲むジョイたち。髪をとかすジョイ母は、櫛が自分のあげたものと気付き、そこには蝶蝶の印が入っていた。ドングリ豆腐は、トトリムクというどんぐりの粉を寒天で固めたものらしい。

イオンやジョイたちが一列に並んで、パク・スンを倒しに行く。餅をつききなこ餅を王様に献上。その策は当たり、王様のご所望となる。

ドスを脅かすのに、一番コワイのは井戸から出てくる事だなと思ったよ。足袋の中の紙片は、世子様を毒殺する見返りに王様から忠清道を与えられた王印が入ったもの。そんなのを突きつけたら、逆に殺されそうだな。

きな粉餅黒ごま餅よもぎを献上。「烏頭を練り込んだ」「世子様の死を悲しんでおられるならば、パク・スンを断罪する権利を与えるよう」「正当な裁きで、民に希望をお与えください」と言うイオンに、王は「江華島の領地権を取り上げ、パク・スンの捕縛権を与える」と言う。よく無事だったね。

ペラペラ暴露し始めるドス。そこへやって来たイオン~~~。捕り物だ。
(つづく)

テソやドスを前にして、パク・スンは嫡子の真相を知るのかと思っていたので、ここでテソが殺されるのにビックリよ。生きているとグァンスンの仇になるのでいろいろとややこしかったのか。すり替えた母を責めることもなく、仲間思いだし、やりきれないなぁ。

 

 

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