笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

狼殿下32話,33話,34話,35話感想/ラップ対決,挿入歌,柑橘と柿

32話感想

屏芫公主を偽者と気付いた渤王、なんでかと思ったら「直感」ですと。野生の勘は恐るべし。屏芫公主の侍女 柳心は、溍王に素性を見破られ公主のふりをさせられていた。溍王が企んでいたのか、煬も溍も王は強かである。でもなんで柳心は公主と似ている摘星に「ハッ、貴女は?」とならないんだろ。

渤王の「摘星、心優しいことがそなたの弱みだ。強くさせねば」という場面で握っているのは柑橘類かな。柑橘類も縁起の良い果物のはず。
 渤王が馬摘星にさせようとしている事って、遥姫が渤王になってほしい姿と似ているよね。やたら相手を強くさせようとするのは、楚馗チルドレンならではの考え方なのかな。

迄貚王の天幕に摘星がいると、渤王がやって来て、摘星は「最後は正が邪に勝つと信じてる」と言う。すると渤王は急に太鼓を転がし、なぜか腰帯を手にとり、しゅるるると摘星に向かって投げる場面で吹いたよ。

腰帯はくるくると摘星の腕に絡まり、引き寄せるとくるりん&髪の気ファッサ~で渤王の腕の中~~~。もはや渤王が何をしたいのかよくわからんこの状態なんだけど、『魔道祖師』民には手羽先ポトリまでがセットな見覚えのある光景。

そこへやって来た侍女頭さん。腰帯は花火祭りで恋人のために用意し「天意だ」と言われると、声をそろえて「あり得ない」と言う息の合ったふたり

お互いの腰に帯を巻くように言われると、超接近しての帯巻き、そして流れるラップ『我是誰』~~♪  ここで来るのか~~~。

うん、摘星が締める時はギュッとすると思っていたよ。こういうジリジリする感じ、まだまだ続いてほしいゎ。縦結びになってるのがカワイイ渤王。

しかもこれらは摘星の仕込みでしたか。そしてこういう事態が起きている時は、だいたい疾沖は摘星のために奔走している最中という……。

弓を取り帯もほどいて渤王を狙う馬摘星。渤王は耳がいいから察していたよね、でも第四皇子 楚有禎が渤王をかばった~~~。陛下が知ったら大変だゎ。

宮廷絵師 褚真の姿絵を疾沖が奪う。迄貚王は公主が偽者と知り激怒。新王の儀式なのに、ケチばかり付けられそりゃそうだわね。疾沖は屏芫公主の娘が馬摘星だと進言。さすがに渤王も初耳で形勢逆転か。証拠の姿絵、顔……は似てないけど、腕輪と言いたいのか。

ここで週をまたぐ~~~。

少女漫画的な展開で楽しめているドラマ。
渤王には馬摘星が生きていてくれればいいのならば、苦しくできない復讐をさせるよりは、疾沖と世をさすらう方が幸せなのではと思ったりもするが、そうすると馬家軍の行き場がなくなっちゃうのかしら。疾沖と仲良くなる方が渤王にはダメージ大なんだろうけどな。

なんだかんだと馬摘星と渤王は最後まで絡み続けるのかな。視聴ペースを掴んできたので、このままで行ってほしいものだ。

33話感想

あれ?あの姿絵、皆には馬摘星と似ていると認識されているのね……。前朝の文王は馬瑛大将軍に恩を感じ交流を続けており、公主の亡骸が消えていた。

隠遁した高僧に玉を精錬させ青白黒の3色の玉に分け、水に入れると光を放つ。運ばれてきた甕は瑠璃製じゃないし光っても分かるのかなと思っていたら、銅鈴の中の玉と疾沖が持つ玉を入れたところ、ぺか~~と光の柱が立って輝いたのには笑ったわ。さすがファンタジー界の高僧作だ。

道同じからざる者とは手を組めないと、迄貚との援軍の盟約は破棄されたが、迄貚は中立の立場を取ると言う。新王の儀なのに波乱な幕開けとなっているよね迄貚王。

皇女とわかった馬摘星が渤王とにらみ合う場面で流れる音楽は闘牛のような感じ。“え~あぁ~”のこの挿入歌はYouTubeで探したところでは『』♪と言うらしい。検索をかけても「狼」だとうまくかからず実際の曲名なのか確認できないが、このタイトル名を用います。

「ようやく私と対等に戦う身分を得たんだna」と言う渤王に対して、摘星は皇女への適応性も素早く、いきなり渤王に「悪辣な楚馗に拾われた狼にすぎないyo」と言い始めているし、ある意味これはラップ対決なのか?語尾は意訳です。

莫霄は馬摘星を殺しましょうと言うが、海蝶は止める。海蝶と文衍は渤王の真意に気付いているという事か。第四皇子 楚有禎は目が覚めない。

柳心との回想で母である屏芫公主との思い出話が語られ、なんとなく屏芫公主は摘星を産んですぐに命を落としていたのかと勝手に思っていたが、琵琶を教える位までは生きていたのか。「力を尽くした者を責めることはできない」とデキたお母さま。「普通の女子の人生を歩ませてほしい」との母心なら、もうそれでいいんじゃないか?

しかしここまで会話していて、柳心なにか気がつかんかったのか?そして柳心、亡くなったの?どうせファンタジーなんだし、柳心を生かして抱き合って喜んで、柳心は里へ帰りますとかなんとかそんな展開でも良かったような。馬摘星から心が離れつつあるワタシ。皇女となって賢女設定が戻るんだろうか。でも摘星思いな疾沖には手の内を明かしてあげてね。

いまだ目が覚めない眠れる皇子な楚有禎~。張錦さん、なにかと第三皇子である渤王に声かけしてくれるのは何か恩でもあるのかしら。陛下付き太監にしては親切よね。

お久しぶりの遥姫、こっそり渤王贔屓なのはなんだか癒されるわ。渤王がせっかく言ってくれている「どんな望みもかなえてやる」を、跪くにしちゃったら勿体ないよね遥姫。

第四皇子の病は木僵症(ぼくきょう)で、体がこわばり声も発せず知覚を失い言葉も理解できず飲食さえも人の助けが必要で、回復は人次第。楊厚までも渤王をかばってくれるのね。

渤王は狼骨花の汁で浸した鞭で自分を打ってはと申し出、遥姫が打つこととなる。手加減してくれるのかしらと思ったら、子神は狼骨花汁マシマシにするし、陛下はおなりになるし、遥姫ちゃんの心中はいかに……と思ったがそんな場面は描かれなかった。

各州の軍侯に命じ渤王が率いて溍を一撃するように言う煬王。鎮州と潞州は泰元に近く土地勘があるので王戎(おうじゅう)と韓擎(かんけい)に参内するようにと命じる。

国主の座に坐るよう言われた馬摘星だったが、馬家軍の令牌を溍王に委ねている。疾沖には怒られているけれどこれが策なのかな?


34話感想

馬家軍を分割されると聞いて馬邪韓が抵抗し、疾沖が率いることとなったのもふたりの策の内だった。「納得させる方法はないの?」と疾沖に聞いた時の、「ないね」と言いたげな疾沖のジェスチャーが面白い。摘星も「薄情」って、そもそも策を話し合いなさいよ貴方たち。

渤王は乱心したまま~。陛下も罰を与えるのか軍を率いさせたいのか、思いつきだな。王戎が謀反を起こした。王戎は一応、皇女擁立派のようだ。

遥姫は義父の元へと雪山を歩いている。あの闘牛みたいな挿入歌『狼』♪も流れている。つらい思い出のある山奥らしく、遥姫の一族は繁栄を極めたが、一族で残るは義父と遥姫だけ。陛下に殺されたのか?

韓擎が渤王に会わせるよう迫り、莫霄は海蝶をかばって殴られている。

疾沖は帥印を使って軍令を偽造し川龍軍の兵を集めているが、溍王に動きは読まれている。

疾沖が馬摘星をあの村へ連れてきている。7年前に戦の中、母が危篤となった川王を副将たちが酔わせて泰元城へ連れて行き、部隊は奇襲を受け惨敗となり、怒った溍王は副将たちを刑に処してしまった……。疾沖の所へ来た副将の子供は父の顔を知らない……。

陛下は赤霄剣(せきしょう)を取る決断をして、太廟に第四皇子を連れて拝礼させており、「そなたを死に追いやった朕をまだ許せぬのか」と告白している……って事は第一皇子は陛下の策で亡くなったと? なぜか有禎の首に刃をかざして霊を脅しているよ。自分の権力だけが大事なタイプの朕か。なんだか最期が近そうな展開だな。500年に1度現われる五星聚という現象が現われているのだそうな。韓擎は穏健派の崔尚書と密談中。

王戎は馬摘星に蜂起を呼びかけるが、摘星は断る。え?疾沖を助けないの?と思っていたら、どうやら溍王による皇女お試しテストだったらしく、乱世では優しいと生きづらいと諭す。疾沖は自分のために人が苦しむことを恐れており、李炬嶢が自分を憎み続けることを望んでいる溍王。本当にそう思っているならば良き王だけれど、煬王を見ているだけに、聞いてるのわかって言ってるよね?と疑う気持ちもアリ。

屋根の上にいるおジャンさんは清河を思い出すわ。屋根の上下でシンクロして歩く父と息子。


35話感想

甲冑姿の馬摘星が皇女として冊封~~~。そこへ疾沖が来て溍王に許しを請うているのは、摘星のためなのかな?と思ったらそうだった。なぜか皇女くどき落としの作戦会議となっている溍王ファミリーだが、李炬祺は思う所アリ? 溍王は本物の皇女を得たし、川王は帰ってくるし、ついでに皇女が嫁になれば都合がイイ訳で、いまひとつ溍王を信じ切れない視聴者なワタシ。

さっきまでぐったりしていた渤王が、挿入歌『狼』♪と共にいきなり復活~~~。

疾沖パパは「女子をものにするのは、速さと正確さが決め手となる。隙を狙い意表を突く、それが極意だぞ」と言っており、「正確さ」は確かに重要ポイントよね。史恩 大総管の「希有な女子ほど、運命に翻弄され苦労を経験するものです」は今後の予言かしら。

早速、疾沖が酔って壁ドンで「君が心から離れない」からいきなりキスは、速いけど、正確と言えるのか……?ここで流れた挿入歌は『石頭』♪

疾沖は筆を噛み噛みして借用証文に願いを書きこむ。馬摘星は「共に流浪の旅に出る」にあっさり承諾して、疾沖はプロポーズを承諾してくれたかのように喜んでいるけれど、意外と世間知らずな摘星のこと、「旅」するだけと思っているのでは……。馬邪韓さんでも疾沖の気持ちは気付いていたのね。

疾沖に鍛えられている馬摘星。渤王は訓練で渤王キ~~ック!

第四皇子 楚有禎の好物はで、柿子(shì)は「四子 sì」に通じるから四兄弟の象徴で円満でありたいと言っていた。柿を落とした第四皇子から、何かを察した渤王。楚馗に対して「この命を懸けて必ずを討ってみせます」に殺気漂わせ。遥姫、口裏合わせてるよね。すっかり渤王に関して安心感のある遥姫。そしてなぜにこの柿は作り物なんだ。柿も吉祥の果物で、万柿(事)如意とされている…けど作り物だとどうなんだろ?

王戎が柏櫰城(はくしょう)を占領するが、渤王の精鋭兵が潜伏している。
(つづく)

馬摘星とは、渤王ピークな32話を経て、だんだん疾沖有利な展開となってくるのかな。煬王楚馗のせいで、溍王の良き人かもしれない描写も疑って見てしまうのだが、渤王と第四皇子 楚有禎との絆はよき。そして遥姫が頼もしく見える今日この頃。

 

 

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