笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

狼殿下24話,25話,26話,27話感想/長恨歌の此恨

25話感想

銀色衣装の渤王。夜煞隊の罪は連座制、渤王は文衍に頭を下げている。莫霄は渤王のためなら陛下も天下も敵に回すと言い、文衍も同じ気持ちである。文衍は帰郷したと称して、渤王府で療養する事となった。

溍国 魏王 李炬祺(りきょき)が「馬家軍の兵が瘴気に冒されている。馬家軍は正義の勇士らだ」と伝えられている。この人物は……。

またも鳥籠牢に入っている遥姫、今度は椿の木も入れてもらえたのね。子神は変容術も使えるの? 厄介だな。子神は「渤王を身近に置くためとしか思えません」と言っており、遥姫は対等に戦いたいと否定するけれど、そうなのか……。

渤王府にて皆で食事を囲み、莫霄とやり合う馬婧、海蝶には仲間とも言われている。そして渤王と馬摘星、何をするかと思ったら、目隠しして永遠に取れないパン食い競争みたいな事をしており、さすがに幾つよと遥姫の気持ちになってしまうこちら側……。そうか、目隠ししてくるりと抱きとめキスがしたかったんだね。馬摘星が言う「呪われていようとずっと一緒よ。誰も2人を引き離せない」に頼むよ~。渤王が摘星にもたれかかるひととき……。

地形の調査で林に入った将軍や兵が倒れたのは、山林に湧く濃い瘴気による疫病だった。これって子神がバラまいたとかなのかな。さすがに陛下はこの戦に勝ちたいはずよね。馬峰程将軍も瘴気に冒されている。

疾沖が聞きこんだ茶楼店主は情報通で、方店主が消された意味があんまりない気もする。そして魏王に待ち伏せされていた疾沖。何万もの兵を犠牲にしてしまい、遺族を養おうとしているようだ。

まんまと陛下の思惑に乗り、馬家軍へと出征すると申し出る馬摘星。残った渤王は陛下に馬家軍と馬摘星を始末するようにと言われる。陛下が馬家軍を恨んでいるのは、第一皇子救出要請を断られ「命は命で贖わせる」からだが、これって本当なんだろうか?正義の勇士な馬瑛ならば駆けつけると思うので、陛下のねつ造か、もしくは第一皇子に関した陰謀が絡んでいるのか。

26話感想

渤王が「1つだけお願いが」と言った時に、陛下が口はへの字で眉だけ動かす表情が、ちょっとユーモラスではある。

馬摘星は「たとえ何があっても狼仔が守ってくれる」と言うが、いやいやいや戦場だしお花畑に思えちゃうよ、「狼仔、お待ち」に弱い渤王。渤王は摘星が自分以外の人となら幸せになれるのにと思い詰めている。摘星の「やり直せたとしてもあなたを選ぶ」、その言葉頼むよ~。冷たくしても結局抱き寄せる渤王。「これからは怒っても私を捨てちゃ駄目」。いや、そうじゃなくて……。

弄狼弓って渤王が馬摘星にあげていた弓の事か。遥姫が尋ねていたよね、遥姫が知ったら嫉妬するやつなんだろか。眠っている馬摘星を見ながら「許されぬ愛がある」って、いっその事逃げろ~~~。

せめてものと渤王は馬摘星に戦術と陣形を教えている。「生きるか死ぬかの戦いに情けは無用、狡猾な手口で敵を誘い出しその弱みを突け」と伝え、剣や槍を防ぐ金麟護甲を授ける。「私のごとき難敵が現われても生き延びろ」って、馬摘星にしたらなんのこっちゃよね。見ているコチラ側はアイタタタ。馬摘星はジャンピングハグ~~~。

赤い花嫁衣装に身をつつむ馬摘星。弓で構える渤王がカッコイィ。扇で顔を隠している馬摘星。「あなたに花嫁姿を見せて伝えたかった、夫婦の絆は万難に打ち勝つとね」に泣ける……お祝いを言う海蝶もツラいよね……。三拝しようとするけれど渤王は敢えてしない……「大事な三拝目はその日まで取っておきたい」……そんな日が来るのよね??巧果に喜ぶ摘星。交盃酒も交わし、星空をバックにキス~~~。ラップなんだけど切ないぃぃ~。摘星は渤王を抱きしめ、狼仔な表情の渤王……。

楚馗の間者が溍の虎符を盗んでいたと分かり、疾沖は馬婧と出会い、馬峰程将軍に虎符は滅ぼされた申皇軍のものである事を証明する。馬婧がこの事実を知ったのが、夜煞隊と離れていたのがせめてもの救いか……。

27話感想

冒頭と終わりで温度差が最大だったこの回。ただ、馬摘星は真実を知り疾沖に連れ去られると思っていたので、宮殿へ戻って来ていたのは意外ではあった。

馬摘星は渤王に「抱っこして」と言い、お姫様抱っこ~。眠っている摘星に渤王は「馬摘星、戦場で会おう」だなんて哀しい言葉~。

一方、馬峰程将軍も逝去。楚馗の間者が鳩を放っており、都へ着くには1日かかるらしい。

見送りに来ない渤王も、出発するとそっと現われ「馬摘星と袂を分かち情を断ち切る」と宣言。いよいよか~。

遥姫は子神に命じて馬摘星に毒を差し向けた。陛下は馬家軍の反乱を知り、渤王に馬摘星を人質に取るように命じる。一瞬、混乱したけれど馬婧も馬摘星郡主と再会、そして渤王配下に取り囲まれ、馬摘星は父親と同じように両手を鎖に繋がれる。しかもそれは莫霄と海蝶のふたり! そこへ現われたのはフードを被った渤王~~~。

フードをおろして対面しちゃったようぅ。「どうしてなのよ」と絶叫する馬摘星……。渤王が馬瑛を殺したんじゃないのよと思っていたら、渤王は「そなたの愛した男は道具にすぎず、持ち主は父親の敵だ」って、正確には言ってるね。その意味を摘星が理解しているとは思えんが。でも、馬瑛が陛下の要請を断った因縁は伝えていないよね。

陛下は遥姫から解毒薬を取りあげていたが、コレってちゃんと適合したやつなんだろうね?

黒い衣装でやつれ果てている馬摘星。海蝶たちもツラいな……。渤王は摘星の手で自分を殺させ敵を討たせようと目論んでおり、連れ帰ったのは毒を消させるため。それは奔狼弓を贈った日から考えていたことと文衍は言う。渤王が「この悲しみ」と書をしたためていたのは『長恨歌』の最後。

白居易長恨歌
在天愿作比翼鸟,在地愿为连理枝

天长地久有时尽,此恨绵绵无绝期。

のんきに帰京中の第四皇子。狙われてるよ~~~。

28話感想

疾沖に「頼みたいから待っていた」と言われ、第四皇子は嬉しそうな顔をするのよね。役に立ちたいイイ子なんだ。煬と溍の国境奔岭で人質を交換することとなる。

渤王府に呼び出される馬摘星。ついこの間、花嫁衣装を着ていたというに……。しかも案内されたのは隠し部屋。フードを被りもはや悪の組織のボスみたいになってる渤王。
 「楚の手先の渤王か星の狼仔か」と尋ねる摘星に、「星がいるから狼仔がいたが、狼仔は馬俊に崖から突き落とされて死んだ」と。そうやん、あの兄が悪いんじゃん。摘星には「心から愛した渤王であり、誰よりも大切な狼仔」なのね。

ラップ来た~と思っていたら、狼の牙も星と狼仔の紙芝居人形も燃やされる……。全ては摘星の毒を取り除き、自分を敵として討ち取らせるため。「私の星と狼仔が消えてしまう」で星と狼仔の幸せな回想場面を入れないで~(泣)。

倒れた摘星のおでこにコツンも、毒消しのために口移しも、摘星は知る由もない……。匂い袋を見つけ摘星を見送る渤王、そんな時の渤王はどこか狼仔の表情になるんだ。嗚呼、匂い袋も燃やされたぁぁ。

「狼仔にはもう会えない」と泣きじゃくる摘星。本心を知らないからショックよね。食事も取らない摘星を「私の命を取りに来い」と挑発し、成功しているね。郡主が食事をしたと知り安心したような表情になる渤王がたまらないぃぃ。

人質交換で右腕を挙げている渤王、カッコイィわ。第四皇子は馬摘星に謝っているけれど、第一皇子と馬家軍の因縁を知ったら気持ちも変わりそうよね。

魏王が現われ、疾沖のことを我が弟 川王 李炬嶢(りきょぎょう)と告げる。うん、中国の声優さんを調べていた時にわかっちゃっていたよ。さて、ここからどうやって双方別れるのか。
(つづく)

ここで週またぎですよ。思っていたよりもじっくり別れの場面が描かれたなという印象。馬摘星役の李沁は傷心の時でも美しいな。

 

 

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