2話玲瓏の賽感想
玲瓏とは玉が触れ合って美しく鳴る様を言う。中国語タイトルは【賭盅玲瓏】。
前回、アニメ2期の中国版と日本語字幕版がほぼ同時配信と紹介したが、WOWOWで『卿卿日常』後のCMを見ていたら、アニメ『天官賜福貳』は“世界初放送”と銘打っていた~。台湾やマカオでは配信なのである。
鬼市の賭場。とにかくひたすら花城がなまめかしくて美しい。花城、三郎、城主、血雨探花、すべて同じ人物を指す。
OP。
軽功に優れた神速の大盗なら両足が賭けの担保となるが、ただの人の手じゃ値打ちがないとか。
風師が戻って来た。鬼女軍団に囲まれるちびキャラ風師がカワイイな。
娘の人生を賭けるふとどきな輩に、待ったをかける熱血な泰華殿下 郎千秋。輩の賭けの対象は同業の人たちを葬り去りたいと……。
郎千秋の「人間味の欠片もない」に、鬼たちが「人じゃない」と言っているのもごもっともと思っていたが、小説を読むと自分の手を賭けようとするこの男性は生きた人間で、「鬼市には鬼だけでなく修為のある方士や死に瀕した者が入りこむことがある」とあった。えげつないのも人間という事か。
卓を飛ばして戦う場面も小説通り。花城の指くるくるや赤い糸が結ばれているのがカッコイィ。
法身が現れるとマズいが、法力を封じられる。天界と鬼界は棲み分けており、東の武神 泰華真君であると知られるワケにはいかないのだ。
大小で勝負する太子殿下は、引きが悪いので小さい出目で競う。
正しい賽の振り方の、花城による手ほどき!
そして流れる挿入歌《红帘前》!!
甘い、甘いぞ!!!
花城が出したのは6と5。
太子殿下は3と3。練習だと言って続いて振らせると4と4、次は5と5、赤い幕越しにやり取りが続く。
花城への「哥哥/ガガ」呼びに、「ハテナ?」な風師がカワイイ。太子殿下は食べかけの饅頭を賭け、花城が殿下の手を添えて共に振ると、6と6。
花城が赤い幕から歩み出る。「今度会う時は真の姿で」という三郎の言葉を思い出す謝憐。
三郎は饅頭を受け取り、気分がいいと極楽坊へ。三郎が饅頭をかじると、思わず走り出す太子殿下は少女漫画か。
ちびキャラな風師が郎千秋に怒るのがカワイイな。永安国の太子殿下 郎千秋に、仙楽国の太子殿下 謝憐(シエ・リェン)と紹介される。花城の姿が本尊で真容と知るのは太子殿下だけ。「友を偽るなんて許されない」と言う郎千秋は信頼できそうだ。
人面疫のあの少年!
(つづく)
唐突に終わりEDが流れたので、Cパートがあるのかと待っていたが終わってしまった。
原作小説を読んでいた時もこの場面はドキドキしたよなぁ。
魏晨が歌う挿入歌『紅帘前』もステキ。
小説では第1巻の第十五章。前回は2章分だった事を考えると、実に丁寧に賽を振る場面を描いていたことがわかる。
今回は25分ほど。
字幕版WOWOW放送:2023年10月25日(水)24:30
字幕版声優
謝憐:鄧宥希(デン・ユーシー)『原神』米卡、『食物語』水晶肴肉。
花城:馬正陽(マー・ジョンヤン)『琅琊榜 弐』萧平旌、『瓔珞』富察傅恒。
郎千秋:姜子翰(ジャン・ズーハン)
2期2話吹替版感想
吹替だと、三郎の余裕たっぷりな色気と、太子殿下の少女漫画的なちょっと鈍くて真っ直ぐなヒロイン感、鬼たちのもっともなツッコミと、ワケのわからん賭けにも城主に心頭している様子が際立つね。
正義感の強い郎千秋を前に、太子殿下と風師のぼやくやり取りがカワイイ。城主が出てきた時に、賭け場の少女がはしゃいでいる様子が、スターを前にしたファンみたい。
今回のカットは、風師や郎千秋に関するあたりで、あった方がより和む感じ。
賽の場面での三郎の「一緒に」「それでいい」「手ほどきだから」「もう一度」「どうだい、少し大きくなった、上出来だ、続けて」なのはもはや……。
非難の声を挙げる郎千秋に鬼たちが投げつけたのがサイコロだったり、風師に扇を投げつけられた時の「誰だ、なぜ投げる~💢」の口調がオモシロイ~。
あのロクでなしな賭場客が出した目は、アニメでは3と2に見えた、奇数だから勝たせるつもりだったのかな。2024.1.16追記
吹替版声優
案内人の女:大井麻和衣
鬼:中西正樹、宮城一貴、山藤桃子、寺西はる、閻子丹
TV吹替版放送:2024年1月14日(日)
WOWOW吹替版放送:2024年1月15日深夜
外部サイト
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