5話 芳心再臨
第4話を少し戻って始まる。
お、殿下と三郎、中華お得意のふたり抱き合ってクルクルしてるぞ。風師が着地したのは血雨探花の台座の上。激突しないようによけてあげたのね。
OP。
殿下の釈明に「待つよ」と応じる花城。地師(ディーシー)は上天庭(じょうてんてい)の神官ながら、花城配下の鬼使として10年潜伏。花城も怪しんでいたところ、半月関で風師に同行していたことで正体を見破っていた。だから当時、三郎は「黒衣は風水雨地雷の五師の誰かだ」とほのめかしたのね。
事情がわかり「大目にみてほしい」と言う殿下に、「関わらないほうがいいこともある」と返す花城。
風師は風を起こして脱出を試みるが、扇には扇で返す花城。小説では純金の扇で鋭い金箔が突き刺さるとある。
その金箔も、剣に引き寄せられる。郎千秋が天井から降りてきた。磁山(じさん)の地中深くに眠る玄石から鍛えた剣で、念じるだけで金属法器を剣に吸収させることができる。
千秋が花城に斬り込むと、その間に入って剣を止め、火を放つ太子殿下。
天井から逃げだすために、風師が扇子で煽ると火が燃え広がってしまう。取り残される花城が……切ないぞ。
殿下の右腕が血に染まっている。厄命ちゃん……。
天界へ。郎蛍は偏殿で待機。神武殿で10万功徳を振りまく風師。赤い衣装は風信で、太子殿下を案じている。慕情も駆けつける。地師は今まで実体を現していなかったらしい。
泰華殿下は謝憐に「国師は三重の棺に封印し地中に鎮めた」と問い詰める。太子殿下は妖道双師の1人、芳心国師(ほうしん)だった!芳心国師は鎏金宴(りゅうきん)で永安皇室を虐殺、その壮絶さから妖道双師に名を連ねた。永安国太子 郎千秋の命の恩人で恩師でもある。
鎏金宴は仙楽貴族が始めた宴の一種で、極上の金器が使われる。永安は建国後数十年で奢靡な気風を受け継ぎ皇室の習いとなった。太子17歳の生辰を祝う際に、永安の皇族を皆殺し、遅れてやってきた郎千秋だけが難を逃れた。
裴茗が「芳心国師は白銀の仮面を着けていた」と話している。
そこへ現わる帝君。触れて謝憐の傷も治している。千秋は一族を殺されたことから決闘を申し出る。
12歳で賊の一味に捕まった郎千秋は、仮面を着けた殿下に同じ技で助けられ、剣術を授けられていた。
殿下は「二度と剣では殺さない」という誓いを立てており、決闘を拒む。昔の殿下を知る人がここにもひとり……。
帝君に問われ、芳心国師は自分だと認める太子殿下。
(つづく)
おぉ、EDが沁みるわ。
小説を読んでいた時も芳心国師が太子殿下!?となった場面。そうなると、半月関で殿下はいろんな事がわかっていて黙っていたのだと気付く。
小説を読んでいた時はさほど思わなかったが、アニメで見ると、間者を送り込み、救出に武器庫を燃やして逃亡って、天界もひどいな、と、花城や鬼界寄りな目線で見ていた。
次回放送は12月6日。bilibili配信の事情なのかな? 先が気になって原作小説を読み進めたけれど、忘れていた方が新鮮な気分でアニメを見ることができるので途中までで止める。
小説『天官賜福』第2巻第十八章,第十九章あたり。
字幕版WOWOW放送:2023年11月15日24時30分
字幕版声優
君吾:宝木中陽(パオムージョンヤン)『羅小黒戦記』秀貝、『瓔珞』高大人、『琅琊榜』萧景桓
風信:文森(ウェン・セン)『沈香の夢 不滅の輪廻』裴洛、《烈火军校》长川浩二、盛导演、『瓔珞』弘昼
慕情:胡良偉(フー・シャンウェイ)《有翡》谢允、《烈火军校》沈君山、『瓔珞』齐佳庆锡、小全子
霊文:黄鴬(ホアン・イン)アニメ《斗罗大陆》朱竹清
裴茗:順子(シュンズー)ゲーム《斗罗大陆》唐舞麟,徐笠智,戴沐白
永安国主:張胡子(チャン・フーズ)《长月烬明》老蚌王
永安皇后:劉暁倩(リュウ・シャオチェン)
日本語吹替声優
郎蛍:菊永あかり
永安国主:玉野井直樹
永安皇后:藤貴子
神官:寺西はる、川上ひろみ、中西正樹、多田啓太、宮城一貴
TV吹替版放送:2024年2月4日(日)放送
WOWOW吹替版放送:2024年2月5日(月)26時放送
外部サイト
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