クズ悪役の自己救済システム６話修雅編感想/夢魔の結界

６話夢のお供は俺なのか？！

ハッタリかまして退散させようとするも、紗華鈴に攻撃され洛氷河をまたまたかばってしまう師尊。意外にも勝利した……と思いきや、援護していたのは百戦峰の戦神柳清歌だった。「蒼穹山派は出入り自由な場所か？」と師尊と同じセリフを言う柳清歌。ヨロリと倒れるヒロイン師尊。
こんな時でもシステムは、キャラ複雑度+20、哲学的深さ+20、神秘度+10、総計Ｂ格+50と提示。

清静舎（せいせい）で目覚める師尊。明帆は掌門師伯と木師叔（ムー）に目覚めたと伝えに行く。師尊の心の声と表の声のこの落差！洛氷河は粥を運んでくれる。穀断ちをしており、米の粥にネギひき肉に生姜が身にしみる師尊。そして洛氷河に後宮の女性を口説くセリフを言われてむせている～。

「無間深淵」（むげんしんえん）のシーンを回避できないかシステムに問うと、経験しない場合は主役痛快度－1万と言われてしまう。後半にチート能力が発揮できなくなるらしい。

蒼穹十二峰千草峰峰主木清芳（ムー・チンファン）は名医。解毒はできず、毎月４種の薬剤を飲めば毒は抑えられるが、今後は霊力が滞る状況が起こると言われる。

柳清歌に本物かと疑われる師尊。鬼気を感じれば奪舎と疑うほどらしい。なかなか鋭い柳清歌、この世界にも奪舎はあるのね。

明帆に八つ当たりされても、薪も水も既に汲んである洛氷河、彼の様子をうかがっている紗華鈴。

夢の境地に迷いこむ師尊、システムは24時間サポート体制のようだ。
重要シーン「夢魔の結界」である。システムを「アニキ」呼びしてるし。
本来結界に入るのは寧嬰嬰で、愛で心魔（しんま）に打ち勝っていた。洛氷河が最も信頼している人物が召喚されたらしい。筋書きを遵守しないと、痛快度－1000点。

紗華鈴が洛氷河に近付こうとしての所業のようだ。幻境の核心を壊さぬ限り出られない。夢を操る妖物は、最も脆い点を攻撃する。

城門は以前に洛氷河が放浪していた場所で、人は顔のない怪物になる。そっくりな街を作れるのは夢魔（むま）。魔族の士で、数百年前天劫で肉体は滅ぶが、強大な元神（げんしん）は無傷で、人の夢に寄生し霊力や精気を吸って生きている。顔のある人間が通りかかる。
（つづく）