アニメ天官賜福貳 2期7話感想 - 笛の音と琴の調べ

７話ただ１人のために/惟念一人

第６話の終わりから始まる。泣いてるばかりの厄命ちゃんを叩く三郎。

仙京で縮地千里が使えたのは三郎のおかげか。殿下を追って門を開けようとする南陽将軍（風信）と玄真将軍（慕情）に、風師は賽子２つを振るように助言する。慕情が作った賽子を、風信が奪って振ると１と３。賽の目の４は、賽を振った者が最も恐れる場所へと行き着く。

風信の恐れるものとは……女湯。
慕情の点点目……。

風信にとっては龍の巣や虎穴より恐怖な場所。風師の「奥の深い法術」という表現がまた味わい深い。

今度は慕情が振ると、鰐人間な巨大ワニ。目が光るのがコミカルな鰐だな。またまた喧嘩を始める風信と慕情のふたり。それを見た通霊陣の神官たちは高笑いで賭けを始める中、ひとり風師が渋い表情なのは天界の良心だ。玄真将軍は潔癖症なので、泥の沼地では南陽将軍が優勢なのだとか。

殿下が一度で三郎に辿り着いた極意を尋ねると、髪がたなびく中、三郎は「俺に会いたいならどんな出目でも俺に辿りつく」と答える。しずくが水面に落ちて揺れる。いちいち三郎がカッコイィ～。

剣と共に郎千秋が降り立ち、生死を問わず殿下に勝負を挑む。その様子を見て眼光が輝く三郎。

勝負を受けて立った殿下は、若邪を用いて郎千秋の動きを封じて、ミイラ巻きの一丁上がり。

非難する郎千秋に、殿下は「大真面目で決闘に臨み、君の負け」「戦は騙し合い、不意打ちも戦術」と返す。
郎千秋の「変わってしまった」にも、「君が知らないだけ。私を侵し難い神聖な存在に祭り上げるな。私は君の想像と違う。最後に失望するのは君自身だ」と。

鎏金宴の殺戮後、永安国主となった郎千秋は永安領内の仙楽遺民の対処を巡り、「民を愛し守るのです」という国師の言葉を守って、群臣を諫めて「永安と仙楽の区別はない」と処していた。17歳は殿下にとっても試練の年齢。
　郎千秋は喪服を着ているね……。千秋のこういう所を見ると、飛天したのも納得するよなぁ。この仙楽民を庇っている人物は誰だっけな？（声優の所には千秋の護衛とあった）

郎千秋は「俺の心を怨恨だらけにしたいならそうはいくか」に振り向く殿下。千秋は「あんたのように自暴自棄にはならない。何をされようと同じにはならないぞ」と。
　郎千秋の言葉に大笑いする殿下。三郎の顔が険しくなる。千秋を術をかけたと思ったら……人形になった！カワイイ、目は動くんだ。一緒に連れていくらしい。

三郎が賽を振ると、洞窟の中へと入って行く。剣は背中に負うのか。

鬼たちに遭遇するもスルーされると思いきや、ふたりも鬼と化していた。
　青鬼戚容（チーロン）は品の欠片もなく、青灯夜遊（せいとうやゆう）という名で雅さを演出しているが、青灯は蝋燭を挿してるだけで、手下は蝋が頭にたまりバカになるらしい……。鬼な殿下は『アバター』のナヴィ族みたいだな。

青鬼洞府は三郎が消し去ったが、本人は逃走し50年かけ新しい巣を作った。

三郎は殿下に「会わせたい者がいる」と。
（つづく）

ＥＤも変わっている～。後半戦に入ったのか。
ＥＤラストの花城からの死霊蝶が、太子像の手元にたどり着く描写が～～～。