5話 謎の少年/ 菩荠記事
「花城」について語られ、太子殿下、三郎効果で信者を得るの回。
紅葉散る中の太子殿下と三郎が美しい。
血雨探花と呼ばれているのは、襲撃後に道端の花が血の雨でひどく打たれていたのを傘で遮ったから。おどろおどろしさも、なにやら風流に思えてくるが、やはり凄惨だ。
花城像が語られる。戦うのは気分次第。生前は善人ではない。外見は変幻自在だがたまに素顔。右目は錯乱して自分でえぐった。
弱点は骨灰で消滅させることができる。鬼は自分が認めた相手に骨灰を托す風習があり、どうされようと本望である。信頼する相手に托すというこの行為が、なんだかすごくひたむきで熱いじゃないか!
三郎は三番目に生まれたので三郎。家族と喧嘩して追い出された。ひとつの食べ物を半分こするふたり。殿下は菩荠道観をひらいたばかり。菩荠はシログワイ。英語名はwater chestnuts。急に止まった牛車に、ふらついた三郎の左手を取る太子殿下。
中元節には人間界と鬼の道が重なるので、鬼が闊歩している。声のせいか、鬼というより妖怪のように思える。三郎は「こわかった」ナンテ言っているが、そう言える相手がいるのは良いよね。
おみくじをひくと太子殿下は大凶揃い、三郎は大吉ばかり。三郎は太子殿下の包帯が気になる様子。三郎がにらむと鬼は一目散に逃げていく。
手相占いでも不審な点はなく、「物事に動じず忍耐強い、信念を貫く、災い転じて福となす」。三郎が気になるのは結婚運のようで、「若くて美しくあかぬけていて大らかで博識だ」と褒められっぱなし。いまのところ死角なしである。
太子殿下に泊っていったらと言われ、嬉しそうな三郎。
仙楽太子については三郎曰く「帝君・君吾に嫌われた」に、太子殿下は「過ちを犯したら罰を与えるもの」と話す。
翌朝には仙楽太子の絵がかかっている。この絵はEDでも見かけていたが三郎が描いたものだったのか。
突然、太子殿下は三郎の髪を整えてあげようと、不審な点をさがすが見つからず、Q版なふたりが出てきてカワイイ。天官賜福Qもその内作られないかな。
扉も作るしなんでもオールマイティな三郎。
運にあやかりお礼を言われ、「ぼくの運気が役に立つのなら全部あげる」とつぶやくのも好い、好い。
そして見知らぬ人が死にそうと担ぎ込まれる。
(つづく)
三郎、なんだかいじらしい。
初対面でのふたりの距離感は、描かれ方でだいぶ変わりそうかも。
ここでは太子殿下とほのぼのとしているように見える。
三郎がいたら無敵ですね。
日本語吹替版放送:2021年8月1日(日)
日本版ED「フリイジア」
日本版ED『フリイジア』。
アニメ魔道祖師羨雲編EDを思い出すような、静止画のキャラクター絵が展開する。雰囲気あってイイですよね。ちょっとネタばれな気もするが、中国ドラマのEDはそういう作りになっているしなぁ。ついでにキャラクター名の漢字とカタカナ名も華麗な字体で入れてくれると、覚えられて良いのだが。ペイ・ミンとペイ・シュウがいまだ混乱している。
《見失ってはぐれた月日を数え》の転調が好き。
《いつかは手にした》のサビも印象的である。
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