笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。アニメ「天官賜福」「愛なんてただそれだけのこと」「恋心は玉の如き」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

アニメ天官賜福吹替版12話特別編感想

12話は特別編であり、中国では11話が2021年1月10日に放送後、2月16日に放映となった。

日本ではCS放送で2021年9月18日に先行放送となったので、Twitterでその悲鳴がこだましていた……。

そしてTwitter上でやたら〇〇を奉納しました、を見かけると思っていたら、アニメ天官賜福公式Twitterで「#謝怜を応援 功徳を集めようキャンペーン」が2021年9月14日より始まっていた。殿下の元にも功徳が届いて法力も増しているだろうか。

12話特別編 花香る夜語り/ 拈花夜话

特別編とはいったい本編となにが異なるのか事前には分かりづらかったが、半月国編が終わり、今までの整理とこれからのプロローグでもあり、確かに特別と言えば特別でもあった。


『慈雨のくちづけ』も聞き納めか。OPの映像もほぼ回収。あらためて観ていると、殿下が武神というのが意外だったかな。

ふたりは道観に戻り、殿下が料理している。そのザクザクと野菜を切る様子は、確かに美味しそうな気配はしない……。鬼花婿になりすましたのではなく、狙いはあなたかヒマだったかと言う三郎。前者デショ。

殿下が三郎を血雨探花とわかったのは、ほころびがなく絶の等級、赤い衣を着ている、全知全能、怖いモノがないから。それは褒め言葉ではなく事実らしい。

半月入りの壺がぴょんぴょんするのが可愛い。昔の花将軍は「私の夢は万人を救うこと」と言っていたと語られ、今の殿下は「とりとめのないこと」と慌てており、「自分の正しいと思うことをやりなさい」には、「なんて青臭い言葉だ」と溜息をついている。

半月も答えのでない思いでいる。死者の数だけ考えると、永安国の人を道連れにしなかったことは大きいが、半月国の敗北に裏切りが絡むとなると、半月兵士の無念、特に刻磨将軍は半月を国師に取り立てていたので、怒りを半月に向けるしかなく、怨念という観点から考えると倍増しているであろう。半月のなにが足りなかったのかどこで間違ったのか、との問いに、殿下自身もわからずにいる。

いまひとつ、それまでの裴宿の勝利と半月国師との関連が分からず、裴宿が飛昇したのは永安国勝利の武功と思われるが、裴宿だけの手柄なのか、それまでの半月の助けが大きかったのだろうか? その後に残った半月の事も、裴宿は気ががりだったのかなとは思われるが。

裴茗将軍は結果的には宣姫の内通を用いてはいなさそうだったが、宣姫のいた国からすると、宣姫は半月並みに恨まれていそうだなぁとも思ったり。

殿下は800年過ごして、少なくとも200年前までは「万人を救う」思いでいたということは、この200年の間にそれが「青い」とわかった大きな出来事があり、600年はその理想に邁進していたのか。

 

分身の力は弱まるのに対して、三郎は「本物」と言うと、ぺたぺたと三郎を触りまくる殿下。「素顔を見せてもらいたいな」と言うと、三郎は「機会があれば見せるよ」と。あまり見せたがらないのはワケがあるのか。「見たい」と言うのではないこの言い回しが殿下らしくて絶妙~。

鬼界でのことを尋ねると、鬼は我が道を行き干渉はしない。青鬼戚容は悪趣味のクズで、挨拶したら血雨探花の異名を付けたらしく、黒水も嫌っている。花城にとって絶でもない鬼は話す資格もない。鬼の話も面白いな。青鬼、ネーミングセンスあるよ。

殿下は天官を覚えないと怒らせてしまうと、まるでよろず相談をしているかのようである。三郎の「私は万人を救いたい」という言葉が良かった、という時の口調に、殿下が入っている~~。「万人のことを語れる人はそうはいない、尊敬するよ」と。

かつて「生きる意義がないのならばこの私を生きていく理由にすればいい」と言ったことを自嘲する殿下。どんな顔でも友なので受けいれる、と言うと、三郎は「今度、本当の姿で会いにくる」。

殿下に背を向けられ、手を伸ばしかけるが止め「この天地で私は誰よりもあなたに誠実だ」と心の中でつぶやく三郎。

翌朝、三郎の姿はない。が、殿下の胸元には指輪が残されている。流れる『紅絶』と回想場面、花城姿の鬼花婿や今までの映像、「にいさん」、中国版ED、そして日本版ED。
(第1期 完)

 

吹替版放送:2021年9月19日(日)

 

指輪の意味がよく分からず、でも殿下にはわかっていたようなので、「かつて渡されたことのあるものなんだろうか?」とのほほんと思っていたら、SNSでそのなにかがわかる……。答えはあの荷車での会話@5話にあったようだ。

拈花は花をねじること。「拈華微笑」にもちなんでいるんだろうか?


天官賜福の最初の方の醍醐味は、誰が味方で敵かよくわからない、貴方だったのね、というのも面白さのひとつのように思うので、太子殿下の相手がよくわからない状態で、この物語を知りたかったなぁとは思う。

赤い人、誰?? 三郎、カッコイィけどうさんくさいし大丈夫なの??と、警戒しつつやきもきしたかったなぁ。だけど、そもそもOPで出てきているし、赤い人が出てきた時にはSNSでは祝福ムードだったし、声優名でも主役クラスとわかるし、おまけにカップル名知っているし、警戒心ゼロで始まりました、私の天官賜福。

これを味わうには、カップル名やビジュアルを視界に入れず、原作を読むしかなかったのだけれど、とはいえ、ファンタジーをゼロから原文で読むのもハードル高いしなぁ。

ただ、原作を知らないとアニメで展開される物語に集中できるので、このままアニメで天官賜福を楽しみたいのだが、このペースであの長い物語を追うのに付いていけるのか。

まずは第二期放送を待っている。

 

 

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外部サイト

 

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▼日本版ラジオドラマ魔道祖師特大ポスター&A4ファイル付、ラジオドラマ「魔道祖師」津田,森川,石田インタビュー、「天官賜福」神谷浩史インタビュー