最終回を見終わった(WOWOW再放送 2025年2月6日木)余韻がすごくて、「もう今日、他の中国ドラマを見るのは無理」となった。
木曜日はWOWOW放送の中国ドラマが渋滞している日なのだけれど、『如懿伝』の余韻に包まれながら一晩を過ごしました。
いや~良かった!
87話最終回感想
陛下たちは木蘭へと狩猟へ出かけ、残った皇后如懿は紫禁城の城壁をのぼり黄金な瓦の城を眼下に見下ろし。ときどきドラマに出てくるけど、実際にこういう城を見渡せる所ってあったのかなぁ?
如懿は侍女容珮に座るように勧め、「掟などどうでもいい」と言っている。虫の音が鳴っており、秋の夜更け。
如懿は容珮と初めて会った昔話を始め、容珮には身寄りがなかったのか……。
「墻頭馬上を見た時、初めて弘暦に出会った」と回顧、「恋しいかしら」と自問し「いいえ」と答える。恋しいという感情とは違うものになってるよね。
「多くの人を思い出す」と名を挙げる、叔母上、阿箬、琅嬅(富察皇后)、晞月(高貴妃)、緑筠、玉妍(嘉妃)、意歓、衛嬿婉も。
「永璜と永琪が生きていて、璟兕と永璟が成長していればどんなにいいか」と語り、皇后とお茶を飲む容珮。お茶を取り替え戻ってくると、皇后は息絶えており……。
この如懿と容珮のお茶の場面は心に沁みいってくる場面……。
木蘭の陛下にもこのことが伝わり、容珮が殉死したことも語られている。容珮、殉死したのか……とそちらの方がずうぅんと心に刺さる。
葬儀で容妃は「今頃如懿様は昔の想い人と一緒にいるはず」と言っている。昔の想い人(陛下)はまだ生きてるけど、会ってるのは昔の弘暦なのね。そう容妃が言うのは、自分が昔の想い人に会うつもりなんですね。
如懿が海蘭を遠ざけていたのは、海蘭が容珮みたいに自分の後を追わないように、というのもあったのかな。
如懿は第12皇子に手紙を残しており、それを読む陛下。
「重い病からやっと解放されたわ。自由になれたの。私の望みはあなたの幸せよ。やりたいことをやり私と同じように自由になってほしい。己を大切に」。
陛下は郎世寧に絵を修復するように言うが、無理だと断られ。
郎世寧は語る「絵の命は人より長し、ですが私が思うに時として絵は最も無意味なもの。美しく忘れがたいものは目や心に記憶が残る。絵とは比較になりません。絵は一度破れたらおしまいです。復元は不可能なのです」。
城楼に上り、如懿を思って涙する陛下。「壹生に壹次、心が動くでは?」。
下りると輿に乗って詔を発する「皇后は奇行を重ねた、よって皇后として埋葬はせず皇貴妃の慣例に従う。皇后に関する史書の記載や絵は全て抹消し、天下にこう告げよ、ウラナラ氏は死去した」。
皇后如懿は純恵皇貴妃の墓に葬られた。梅塢の文字を見つける皇太后。「忘れようとするほど」と言って去って行く。
9年後 養心殿 梅塢。
皇太后も白髪に。第15皇子永琰が親王に封じられ、いよいよ皇太子に選ばれる段に、衛嬿婉は鶴頂紅を賜わる。
乾隆40年 皇貴妃衛氏が逝去、炩懿の諡号を与えられた。諡号に「懿」の字が入っていたのか。
陛下は李玉に言う「夫婦の恩情 妃嬪からの敬慕 父母の恩や子女にも恵まれた。だがその大半を失った。もはや朕は一介の寡夫に過ぎぬ」。
嘉慶4年。杖をつく老いた陛下、足元にはアンカのような炭入れが置かれている。側仕えも若い太監だ。
箱から如懿の黒髪を取り出し、自分の白髪を添えて箱におさめている。
緑梅も花を咲かせた!
西暦1799年 乾隆帝が崩御、享年89歳。乾隆帝の死後清の時代に烏拉那拉氏の娘は二度と入内しなかった。
青桜が歩いている。
(終劇)
ドラマ完走記
最終回の余韻に包まれ、しばし茫然。
乾隆帝が崩御したのは正月初三(公历2月7日)で、この記事を記していたのが最終回翌日(2025年2月7日)なので、おぉ命日じゃないの。
とにかく長い全87話。
さほどやり返すワケでもない如懿さまに襲いかかる困難の連続と、ドラマ『瓔珞』で物語の顛末が分かっているがゆえの暗澹たる思いを抱きながら鑑賞。
第78話 第12皇子がキノコの幻覚に襲われながら母親を目撃した場面では、本気でこのドラマを見たことを後悔していたら、第79話の地獄で甘露感、そして第87話最終回のこの余韻が素晴らしくて、さすが名作と言われるだけのドラマである。
これは87話という長さを経たがゆえのカタルシスなので、是非、一度は観て欲しいドラマ。
視聴しながら『瓔珞』とどっちが好みかなぁ~と考えつづけ、途中からはやはりエンターテイメント感にあふれる『瓔珞』に傾き、ドラマ『孤城閉』は良かったなぁと時代の異なる作品まで引き合いに出していた辛い思い続きだった『如懿伝』。
それが終盤の第79話で9回裏で出塁、ツーアウトまで追い込まれたところ、第87話の最終回でセンター前のヒットで、劇的な逆転さよなら打を放たれてゲームセット、な気分である。
この余韻がぐわんぐわんと来て、しばらく他の中国ドラマを見たくない気分であったが、迫り来るHDD容量がそうさせなくて、結局金曜日には通常視聴に戻っていた。
ちなみに私は『瓔珞』→『宮廷の諍い女』→『如懿伝』という順番でドラマを見ており、それで良かったと思っている。
『瓔珞』で後宮ドラマの免疫が付いたし、『宮廷の諍い女』で皇太后の背景を知った上で『如懿伝』を見ることができた。『如懿伝』を見てから『瓔珞』を見ると「小賢しいヤツめ」と思ってしまいそう……。
大物芸能人の結婚と離婚
如懿さまと弘暦がビッグカップルなだけに、ふたりの相思相愛→すれ違い→果ては如懿さま三行半を突きつけという流れは、芸能界で大物カップルが華やかに結婚式をあげ、不仲説が流れ、そして別れてしまうのは、こういうお互いが大切にしているものが相容れない出来事があるからなのね、と至極納得できるドラマ。実に華麗なる紫禁城の熟年離婚劇であった。
つい先日、中国映画『She Has No Name』で、中国民国時代末期に妻からは離婚できずに殺人事件を起こした物語があったけれど、「清朝で髪を切る」というのはそれに近い意味合いもあったとか。如懿さまも離縁できればそこまで追い詰められずに済んだかもしれず……。でもこの現代でも離婚が許されないところはまだあるよね……。
それにしてもふたりの息子である第12皇子 永璂は可哀想だったなぁ。如懿さまは永璂の生命を守るための決断だったけれど、やっぱり皇子が捨てられた感は否めず、自分がもっと優秀だったら……と思わないかなぁ。というか、私が永璂ならそう思いそうかも。
このドラマでの郎世寧の役割も大きかったね。
ちらっと見たところでは、原作小説では如懿さま亡きあとの乾隆帝は、ドラマのようではなく他の女人に走ったとか。ドラマはあくまで如懿さまを偲んでいたので、この終わり方の方が良かったかな。現実の如懿さまではなく、あくまで乾隆帝の中の如懿さまを想っていた様子なのもさもありなん……。このドラマ自体ももっと長く撮影しながらカットされていたようなので、どんな風だったのか気になるところ。
墻頭馬上とドラマ
ふたりが好んでいた『墻頭馬上 』。
物語をかいつまむと、もとは許婚だった李千金と裴少俊だが、李家が左遷され両家の行き来は途絶えていた。お互いにそれと知らずにふたりは結ばれ 子をなすも、裴少俊の父親に引き裂かれ、李千金が故郷へ帰ると李家父母は亡くなっていた。裴少俊は奮起して科挙に合格し李千金に会いにいくが拒絶され。しかし子に巡り会った李千金はようやく和解する、というストーリー。
李千金=如懿、裴少俊=弘暦、と考えると、わりと同じ道を辿っている気がしないでもない。
第5話で、如懿と弘暦とのやり取り。
「墻頭馬上 はるかに相顧み 一見 知る君が腸を断つを」
「李千金と同じ悲惨な運命を私に負わせないでください」
「朕は裴少俊のような薄情者ではない」。
同じ回で、「妾がおらず一夫一妻制度を考えてみただけです。妻からの離縁も認めるべきかと」と言っているのも将来を示唆していたよね。
第78話では、陛下と皇后如懿と小凌子が観劇しているのは『墻頭馬上』。
「さてどうしたらよいものか?」
「お父上を恐れることなどありません」。
京劇での父上は裴少俊の父親なのだが、物語では皇帝を含む父権を表しているようにも思える。
如懿さまの魅力
如懿さまは頑固。それだけ如懿さまは芯は変わらず自分を貫いており、それがなにやら甘露でもあり、滋味深い緑茶みたいだなと思ったり。やはり乾隆帝が愛したという雨前龍仁茶な味わいなのでしょうか。
海蘭は献身的に支えてくれたし、忠実な侍女である惢心や容珮もいたのだけれど、やはりヴィヴィアン皇太后は味方に付けないとだね。金玉妍(嘉妃)が最も厄介な策士だったけれど、王世子には一途というナニ、その涙ぐましい設定。
そして凌雲徹、鬼嫁と別れてやれやれと安堵していたら、そのために皇帝は好き放題できちゃったという、宮中のパワーバランスの恐ろしさよ。庇護者を見つけるのが大事なんだなぁ……。
いろいろな妃嬪が出てくるけれど、如懿伝はナゼか語りたくなるのは如懿さまなんよね。周迅が瞳いっぱいに涙を浮かべてこぼしていたのが印象的。周迅な如懿さまに魅了されました。
とりあえず中国ドラマの感想で見かけていた、「阿箬」とか「マイマイ」「ウォレス朕」とか、それが何を指しているのか分かるようになったのは嬉しい。
WOWOWのノーカット版で見ることができたのは良かった。
ドラマにハラハラし過ぎたのと、他のドラマ視聴と重なったこともあり、わりとすっ飛ばして見た部分もあるので、次回再放送になったら、物語よりも背景の部屋や装束、表情などを堪能して見てみたいな。BS11でただいま再放送中です!
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