新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
元旦にテレビで『孤独のグルメ』をかいま見ながらEテレにすると『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』吹替版が一挙放送されており、小黒がカワイイ!師匠から逃げ出しては秒で捕まって吊され、むぅ( ̄^ ̄)としている表情がイイ。字幕版は視聴済みだったけれど、Web版アニメを最終回まで見たあとだと、より世界感に浸れて面白かった。
28話感想
斉国公を邕王家にさらわれ、平寧郡主が泣きついた先は皇后だが、邕王は病身の陛下に代わり祭祀を行う皇太子の最有力候補で、平寧郡主の負け~。
「不為の来世は良家の子に生まれ変わるでしょう」か。斉衡はかつて私塾で顧廷燁に来世のことを言われていたよね。
意のままにならない苦悩は、人である限り付いてまわる。斉衡は「この苦しみ口に出せず、この痛み言い尽くせず。洛河に映るー三千の星、ただ月が水面に映るのみならず」と詠じながら、暗い廊下を歩み笑い泣く。
其苦不堪言,其痛难言尽。洛河三千星,不独照月明。
邕王家の部屋には「善をなしてこそ、家は繁栄する/数百年人家,无非行善」の文字がある。斉衡、大きい声も出せるじゃん。
邕王妃が斉衡を婿に取りたい理由が、「実権のない公爵家にさえ侮辱されるのを許しておけば天下の主になれない」「娘が望むものを与えられないのは母親失格」なのが恐ろしい。その長計の代償とは……。婚姻書に署名すれば、斉国公は解放され盛家は安泰。斉衡が口にするのは「滑稽だ」。
斉衡が嘉成県主と婚姻したことを知った明蘭は「ここは故郷にあらず、長居できようか」と書をしたためており、曹丕の詩。
曹丕(魏晋)《杂诗》
西北有浮云,亭亭如车盖。
惜哉时不遇,适与飘风会。
吹我东南行,行行至吴会。
吴会非我乡,安能久留滞。
弃置勿复陈,客子常畏人。
秦氏や兄に痛い目に遭った顧廷燁は策をめぐらすことを覚えており、「もし斉衡が顧廷燁なら」参内して王家の悪事を陛下にぶちまけるor嘉成県主をさらう、がアンサーな顧廷燁。実際にやりかねん。
「捨て身で戦わねば勝てん/置之死地而后生」は孫子の兵法で、顧廷燁の得意技。しかしなんでも欲しいものが手に入った斉衡は、争うことも知らず策も弄せない。
顧廷燁が「すべてを決めるのはお前だ」と室内の緊張が高まったところで、扉が開き~~。これは密偵?誰かの念?
顧廷燁は「遼東に現れた当代一の書家の手本」と称して、あの人形の片割れが入った箱を明蘭に見せる。この人形は持っている物(色?)が違うのね。
私塾での斉衡と明蘭の回想が入ると、あぁ、この初恋編も終わりなんだなぁとしみじみしてしまった。人形は2体とも顧廷燁がお持ち帰り。
顧廷燁は「何事も前を見てしっかり生きるんだ」と言い、明蘭も「目が前についてるのは前を見るためよ」と。
(つづく)
呪いの人形は明蘭から手元を離れ、これで襲撃される災厄は免れたかな?そういえば斉衡が明蘭と会ってから度々襲撃されているけれど、まさか邕王家の指図ってことはないよね?
この回は、朱一龍の絶望している演技が光っている。
遼東の書家とはこれいかに?
書家は私塾時代の斉衡が贈った筆にちなんでいるよね。遼東=斉衡の意味なのだろうがナゼなんだろう?中国サイトでは遼東=魯斉とあるが、斉国は山東なのでは?? 山東も遼東も都より北東に位置している。人形は原作小説には出てきていない。
ドラマの北宋時代には遼東は遼の占領下にあった。邕王家(遼)に斉衡(遼東)が奪われ占領されたという喩えなんだろか? 詩の解説であるように遼東=遠いところ、という意味なんだろうか。
29話感想
臥せっている明蘭に賀弘賀が魚の汁物を持ってきてくれる。宥陽で取れた魚の汁物は明蘭の大好物。優しくて思いやりのある好い男性だ。
呉夫人、明蘭を気に入ってなにかと誘ってくれるけれど、明蘭にとっての呉夫人は、かつての盛長柏ポジ(魚を釣る餌)なのでは……。
林噙霜が盛紘と結婚したのは「心優しく御しやすいと見抜いた」であり、「大事なのは男の心をつかむこと」と女狐講座が開催されているけれど、それならば墨蘭も御しやすい男性を選ぶべきでは?
呉夫人は南方からの甘い果物を明蘭にくれて、如蘭はさくらんぼをもらえたようだ。梁晗が馬球でイキってるよ~。
梁晗の「学んで麗しき美女を手に入れよ」は分かる!『孤城閉』第29話で学んだ!でもこれは勉学に励む詩なんだよ、五経の学びは進んでる?
赵恒(宋代)《劝学诗》
富家不用买良田,书中自有千钟粟。
安居不用架高堂,书中自有黄金屋。
出门莫恨无人随,书中车马多如簇。
娶妻莫恨无良媒,书中自有颜如玉。
男儿欲遂平生志,五经勤向窗前读。
明蘭がせっせと泥草を集めて、墨蘭にぶつける場面は笑える。
え?梁晗は女性を囲ってるの?あばずれな春珂は異母兄の妻方の庶子。
林噙霜からお願いされたであろう盛紘と、王若弗とのやり取りも面白い。
呉夫人からもらった羊脂玉の腕輪を如蘭に譲る明蘭。墨蘭には大きな真珠がついたかんざしを譲ろうとするも断られ。羊脂玉は和田玉のことで、最も上質な白玉。
30話感想
伯爵家クラスだと贅沢ができるんだなぁ。明蘭は如蘭に髪すき油を譲り、墨蘭には毛皮。侍女 丹橘まで墨蘭をあおるのには笑ってしまった。墨蘭が殴り込んできて明蘭の頬には傷が!
大奥様の前でお裁き、墨蘭の「罰を与えてください~~」が実に大雑把。
人に好かれる侍女 小桃から、李尚書の第五夫人の侍女→英国公のおじの孫→面倒な女子を抱えてる情報を入手して呉夫人の思惑もお見通しな明蘭。
賀弘文は差し入れはするけど、負傷中の明蘭には会うのを遠慮する好青年。しかし人間、直に会うことほど強いモノはないのも事実……。そして丹橘さんは大奥様が送り込んだ優秀な密偵というか連絡役?
林氏の泣き落としで、墨蘭は3か月の外出禁止となる。
「父は家の中さえ静かで穏やかさを保ってれば誰が苦しもうと気にしない」と淡々と言う明蘭の心中よ。薔薇の菓子も美味しそう。
墨蘭の婿候補は農家出身の文炎敬。婿には向上心が大切とマトモなことを言う父。墨蘭、元若様だけでなく梁晗まで裏切るの?って、斉衡はアナタのことは裏切ってませんよ。
(つづく)
墨蘭は華やかな生活でないと耐えられない見栄っぱりさんだから、農家出身は林氏親子にはありえん相手だわね。
原作小説ではこの時は大奥様は本家へ行っており、長柏の妻 海氏が活躍していた。
この回は侍女が密偵な働きをする回。小桃も丹橘も優秀で、墨蘭の侍女 露栽はかなわない。丹橘の煽りがお見事だけれど、さすがに墨蘭への物言いは侍女としては出過ぎていて、そこを追求されずに良かったですねと言う……。原作小説でもこの場面はあるが、丹橘はあまり絡んでおらず、ドラマにはいない明蘭の腹違いの弟が証言している。
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