笛の音と琴の調べ

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東京中国映画週間2024/中国映画「雲の上の売店」彭昱暢/金鶴賞授賞式,劉昊然,張鈞甯,沈浩

東京中国映画週間・ゴールドクレイン賞授賞式

劉昊然(リウ・ハオラン)がゲスト出演するという事で、観に行った授賞式。会場は有楽町朝日ホール

入場すると腕に巻く黄色いテープと、黒い布袋をお土産で渡され、中にはパンフレット・黒い箱・るるぶ小冊子淡路島西部が入ってました。黒い箱にはトラジの乾燥スープが入っており、以前、中国大使館イベントへ行った時も思ったけれど、中華系はお土産を付ける事が多いような。お国柄ですかね。パンフレットには今までの上映作品やゲストの名前も網羅されていて、見ているとなかなかに楽しい。

授賞式が始まる前に、ゲストたちが観客席に入り1列目に着席するのですが、1列目座席の前通路でパシャパシャ撮影している人たちは、プロカメラマンではないですよね? あの距離感はスゴいなぁ~~、ハオランくんは俯いてる様子だった。日本の主催公演だったらスタッフが飛んでくるけど、制止する様子もなく授賞式が始まるまでそれは続けられ……。中華スターさんはこういう文化で日々過ごしているのだなぁとしみじみ。

こちらも前情報を入れず参加しており、ゴールドクレイン賞を発表して、さくっとクロージング映画が始まるのかと思っていたら、授賞式はナント2時間強

まず歌手 きただにひろしさんがアニメ『ワンピース』の『ウィーアー!』を歌います。中国大使 呉江浩や栗原小巻さんの挨拶もあり。

多数呼ばれている日本人ゲストはプレゼンターとして賞の受賞者を発表し、中国スターが受賞するものだったのですね。
新鋭監督賞プレゼンターの三島有紀子監督作品に、田中麗奈さんや前田敦子さんも出演していたのか。
最優秀新人賞は『黙殺」の沈浩(シェン・ハオ)。

京劇役者の王珮瑜が『貴妃酔酒』を唱う場面もあり、好(ハオ)・好。『君花海棠の紅にあらず』を思い出すわ。

観客席のハオランくんはお隣の張鈞甯(チャン・チュンニン)海蘭@如懿伝とよくお話ししていて、顔馴染みなのかな。張鈞甯は『黙殺』で最優秀主演女優賞受賞

最優秀主演男優賞プレゼンターの北村一輝さんが、ユーモアを交えて中国での少林寺入門体験を話され、今でも中国の方と親交があるそうな。

最優秀主演男優賞に劉昊然と読みあげられると、ハオランくんは振り返ってガッツポーズ! 受賞挨拶では学生時代、能楽体験していたと話しています。能楽を農学と誤変換して聞いていた私……大丈夫か。ハオランくんの日本語挨拶、かわいかったです。

映画『黙殺』が多く受賞していたので、面白い映画なのでしょう。私は苦手そうなジャンルかも。

休憩時間にはロビーで、最優秀助演俳優賞を受賞した楊童舒(ヤン・トンシュー)のフォトタイムとなっていました。ディズニーランドのグリーティングを思い出すなぁ。ドラマ『家族の名において』の怖いママとは異なり、品の良い感じでした。

昨夜と昼の映画鑑賞に加えて、授賞式を見ているのはなかなかにハードで、この時点で結構ぐったり。
本場中国では金鶏奨(ゴールド・ルースター・アワード)の発表を控えており、金鶴賞ってこれが由来なのかな?

映画「雲の上の売店

ようやくクロージング作品が上映されます。観客席も減っていますね。疲れていたけど、休憩時間に飲んだ冷たいドリンクで糖分が補給されたし、観客賞受賞作品というのも気になり視聴。

中国語タイトルは《云边有个小卖部》、英語は《Moments We Shared》。

いきなりアニメで始まったので、アニメ映画だったの?と思いながら見ていた。子供時代が終わると実写版となり、そういう作りの映画だったのね。

ヒロイン程霜周也(ジョウ・イェ)『山河令』顧湘 だ~。主人公の刘十三彭昱畅/ポン・ユーチャン)は都会生活に憧れて田舎から出て来たものの、仕事も恋愛もうまくいかず、故郷の祖母 王莺莺艾丽娅/アイ・リーヤー)の元に戻って……という物語。

俳優たちがカメオ出演していて、劉昊然(リウ・ハオラン)は十三に会計を渡す店員役で爽やかに出てきた。乔杉(チャオ・シャン)は韓牛
趙露思(チャオ・ルースー)は気付かなかった!最近の顔にまだ見慣れていないのもある。一年後、中秋節だからと月餅を十三にプレゼントしたコーヒー店店長さんだったのね。

王大陸(ダレン・ワン)は唖者な姉王珞丹/ワン・ルオダン)からお金を巻き上げるを演じていて、以前見た映画《世界上最爱我的人》の臓器ブローカーな陈民忠と言い、こういう役回りで見かけることが多いような。王大陸が出てくるとテンション上がるので、映画祭にも来てほしいな。

球球陈贤恩)のこましゃくれた様子がミィムーミンのようで、周也演じるヒロインもなかなか癖強で、キャラが面白い登場人物たち。

球球の父に付けられている「人を傷つける人ではないので、傷つけないでください」の文字からの、あの銀行騒動はツラい……けど、お咎めなく済んだのかな。

牛大田孔连顺)と秦小贞张艺凡)の恋愛物語に泣き、お婆ちゃんに泣き、ホロホロ泣ける映画。
主人公は見事、保険千件契約を成し遂げ、上司もお祝いしてるけど、アナタ辞職するんですよね?と思ってしまう視聴者……。

キャストを見ると孟子も出演していたのね。調べたら婦人警官役でした、そういえば! 李嘉琦は保険会社の同僚役です。

主題歌は周深が歌っています。


二十四節気を織り交ぜ、農村風景が美しい
山に登り灯籠を掲げる場面は、ファンタジーだなぁと思うものの、まぁそれも良し。
中国映画って、『西湖畔に生きる』や『わが友アンドレ』でもそうだけど、わりと最後ファンタジーを入れてくるよね。

そして家族や人が亡くなる話が多くないか?

映画3本は、わりと主要な人物が……なので、ちょっと疲労したかな。ほっこりハートウォーミングな映画でした。

とにかくお婆ちゃんが素敵!
最後の「すべての莺莺に」という言葉に、身近な人を思い浮かべましたね。

彭昱畅は2024年の金鶏賞 主演男優賞に《我们一起摇太阳/人生って、素晴らしい》でノミネートされていました。

不思議なもので、見ている時は泣ける物語だったのだけれど、映画として印象に残ったかと言われるとそうでもなく……。話があれこれ盛り沢山だったからかな。
映画はベストセラー小説を映画化したもので、ドラマ化に向いていそうなストーリーでした。

映画館で映画3本を続けて見て、家でドラマ視聴しているのとは違うわと実感。ドラマだとある程度進むと流れをつかむのに対し、映画を見ると、それがどんな映画か設定をつかみ、ギュッと濃縮されているので、続けて見るといつもと違う疲労感。

映画は時間の経過と共に抱く感想も少し変わる印象があって、映画の感想を書くのって難しいなとも思ったり。

 


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