中国ドラマ『愛なんて、ただそれだけのこと』がWOWOWにて2023年1月4日深夜から放送となった。全38話。
昨秋に呉磊(ウー・レイ)の出演映画を鑑賞後、現代版のウーレイを見たくて探した時に見かけていたドラマ。割と評判も良さげだけど、視聴するには長いかと躊躇していたら、WOWOWで放送するとは思っていなかったよ。そういえば呉磊ドラマのWOWOW放送率を考えると、呉磊に関しては結構高いような。イイことだ。
原題は『愛情而已』。
英語タイトルは『Nothing But You』。
なんとなくソン・ヘギョの韓国ドラマ『今、別れの途中です』みたいなリズムの邦題。
秋には呉磊も来日していたので、WOWOWでコメントかプレゼントでもあるのかと期待していたが特になし。関係なかったか。
1話感想
ヒロインは梁友安(周雨彤/チョウ・ユートン)で32歳。最初、婚活でもしているのかと思ったら、犬活だった。
序盤はヒロインがバリバリと仕事をこなしており、優秀だけれど自分の時間がほぼない様子。この疲弊しきっている様子に、なんとなく『30女の思うこと』のマンニー(江疏影)を思い出す。
ようやく呉磊な宋三川が出て来たと思ったら、マラソン大会のペースメーカーなラビットにちなみ、いきなりウサ耳を付けられようとしている。またまたそういうの狙って……とも思ったが、結構似合っていたのよ、これが。ウサギの甘さと呉磊演じる宋三川の辛さで、なんだかイイ塩梅。2023年はウサギ年だったしね。
こんなペースメーカーがいたら、付いていきたくなる気持ちはよくわかる。でも付いていける体力はなし。このマラソンコースは海沿いで眺めが良くてイイな。
舞台は上海かと思いきや、深圳だった。高層ビルと下町の対比。
下町での、宋三川パパ(涂松岩)は『家族の名において』の海潮パパ。かつら店を営んでおり、こちらでも安定の慈悲深い聖母ぶり。塩漬け卵に茶葉に酢が出て来た。
宋三川がマラソンでバイトしていたのは、この病気の母子のためだったのか。パパが聖母なら、宋三川は天使だな。
ヒロインにはシングルマザーな親友がおり、こちらにも事情がありそうだ。
スポーツ品メーカーの副社長バトルや他社とのスポンサー競争などはあるが、まぁそのあたりは様子見。
第1話はヒロインの背景が主で、呉磊な宋三川についてはあまり情報がない。
ヒロインも好感持てるし、現代モノな呉磊にも期待。
2話感想
事件のかつらを通して再会したふたり。2話タイトルはここでの台詞から取られているのね。
パパ安従と宋三川に血の繋がりはなく、宋三川はママの連れ子でママは出奔(店はママ所有)、パパはママを待っている……と、ここでもなのね!そしてこの店は地上げ屋かなにかにつけ狙われていると。
宋三川が梁友安の指の傷に気付いて、バンドエイドを巻いてあげるのがキュン。後ろのボトルを振り向かずに取る仕草もカッコイィ。
かつら購入者を調べ上げる梁友安の手際が良すぎて、刑事かなにか? 犯人は副社長のライバル側の仕業だった。
そして優秀な助手は酷使されてしまう問題。おまけに梁友安が見ている番組が『30女の思うこと』なのだ。「30歳になると人々は一斉に逃げ道を探す」「先は長いわ。臆病になっちゃダメ」と言う台詞の場面。
ようやく宋三川がバドミントン選手であることが分かる。でもゲーム得点が終盤になってくるとミスを連発……トラウマなのか??
それにしてもイケズなチームメイトたち。上司の副社長と言い、時代劇ドラマでの競争とは異なり、なんとなく現代に近付くと見ているのがしんどくなるなぁ。
宋三川は母に捨てられた賀子秋@家族の名においてと、トラウマのあった凌霄@家族を足したようなキャラだな。つまり結構しんどい。
ドラマに『30女の思うこと/三十而已』が出てくると思ったら、
制作:徐暁鴎、陳菲
監督:張暁波
脚本:張英姫
とまるっきり同じなんですね。
あのドラマは割とクズ男はクズだった、そういうことか。
これからも而已シリーズが続くのでしょうか。
ロケ地
撮影時期は2022年5月-9月で、深圳、広州、東莞市、恵州市などで撮影された,
この下町は、深圳四大古墟の一つである深圳の清平古墟にある清平古墟影視小鎮(清平古墟影视小镇)で、新橋影視産業基地(新桥影视产业基地)などでも撮影されたようだ。《父に捧ぐ物語/我和我的父辈》《女士的法则》《打开生活的正确方式》《女士的品格》も新橋にて撮影されている。
WOWOW放送:2024年1月4日深夜
外部サイト
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