笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

策略ロマンス11話~20話感想/柳毅記,玉蟾救主,孝誡,嫣語賦

『策略ロマンス』に出てきた京劇の物語などを中心に、簡単にまとめています。

11話京劇

四叔父夫人が訪れた鶴鳴楼の出し物は『柳毅記』。
『柳毅伝』は唐の高宗年間に李朝威が著した伝奇小説で、書生の柳毅が竜女と出会い、婚家から虐げられていた竜女は父の洞庭君への手紙を柳毅に託す。その事を聞いた洞庭君の弟 銭塘は復讐し、柳毅は大商人となり竜女とも結ばれる。
物語で竜女の叔父が姪を助けることに、三叔父が秋嫣を助けるのにかけているのか?
露店の娘の誕辰が、四叔母上の息子である荻と同じ……。

12話メモ

大奥様に峨眉雪芽茶を熱湯で入れ、侍女が怒られている。四川十代銘茶の一つで、陸羽の『茶経』にも記されている緑茶。高価な緑茶を熱湯で入れたら、そりゃ怒られるわね。
秋嫣は『公案』を所望するが、既に買い占められていた。
「株を守りて兔を待つ」は意味合いは「二匹目のどじょう」に似ているが、「株~」の方が因襲に捕らわれた融通のきかなさなのだとか。

梁翊は手枷を見て秋嫣を思い「身の程知らずめ」なんて言ったり、贈り物を送ったりとなんだかんだと気に入っているのか。
梁翊の「きれいだ」は、秋嫣に対して言ってるよね。

13話感想

手枷の鍵を渡そうとして止めている梁翊。6年前の事を秋嫣から打ち明けられた~。この回のタイトルの『痛恨の朴念仁』は、梁翊か。

玉佩をやり取りしており、嫡母とこの僧侶の間に何が?

嫡母は秋嫣に「硬すぎれば折れやすい、強がってばかりいる、人を圧倒しそうに見えるけど痛い目に遭っている、柔が剛を通す」と忠告している。

14話感想

大守宮(おおやもり)と皺葉麒麟(しゅうようきりん)は希少な生薬。皺葉麒麟ユーフォルビア・デカリ。

ライバルの元閬が梁翊を辱めるのは、サービスショットかぁと思う視聴者。
梁翊の部下 宋錦は、鞭を打ってるけど実は痛くないみたいなワザは持ってないのかな。

せっかく薬材を得たのに、嫡母は亡くなっていた。それを聞いても実は生きて逃がされているのではと疑う視聴者。でも生きているならば玉佩が置かれているのはおかしいか。
女装している李医師~。嫡母が亡くなったのは紅花毒の症状らしい。恩人とは?時々中国ドラマで出てくる紅花の毒……。

15話メモ

秋嫣は誣告の罰として、『孝誡』を1000回諳んじよと。
「親は子を教育すべし。子は親に孝行すべし。長幼の序は天地の理。年長者を敬うべし。親が立つ間は座らず。親の後ろを歩くべし。親の命令に従うべし。親の名を呼ぶなかれ。親の用を怠るなかれ。親に逆らうべからず。愛されてもおごらず、叱られて孝行に励め。日々反省を欠かさず輪廻転生し承継せよ」。

秦暄がいてくれるのが救いね。秋家には性格が悪い人しかいないな。

为父母者 教儿女,为儿女者 孝父母,长幼有序 顺天理,无大无小枉为人,父母若立不可坐,父母若行不可先,父母之命不可悖,父母之名不可呼,父母之事不可怠,父母之责不可辩,父母若行不可迀,父母爱之不可骄,父母怨之更须孝,日日反省不可废,子孙万代永轮回.

17話感想

嫡母の韓氏は道観建立に反対して流罪となった一家の娘であり、真厳大師は弟だった。
柳姨娘は、秋嫣父の幼なじみの想い合っていた夏さんに似ていたのね。
嫡母 韓氏にとって6年前屋敷にやって来た秋嫣は、過去の自分を見るようだったと。

梁翊が師小小とおたわむれ。
意外と秋家の叔父四兄弟たちが結託するのも頼もしい。

暗い話が続く中、秋嫣と梁翊があうんの呼吸で小芝居するのが楽しいのだ。あっさり腕輪もはずされちゃった。

横領した林昌之が元閬と手を組んで、秋家を陥れた。秋嫣、秋珉に話すのはやめれ。

秦暄が良い人なので、歌詞付き「出合った時に心を決めていた。いつか必ず君と結ばれると。黛を手に君の眉を描き共に老いるまで~」での秋嫣との別れはなんだか胸に迫った。

18話の小説

あっさり秋家の太夫人は死ぬし、もはや誰が死んでも心は動かず。
割ととんでも話になっているが、梁翊や秦暄が気になり見続けている。

妹に頼れと言い、雷が怖くて抱きついたら自分が頼りなのよって、秋嫣よ 大丈夫か。

玉蟾救主』は公案小説。

朱雀の恩返し。温州府泰康県にある安順郷、金持ちの馬家には年老いた下男が1人いた。年老いた下男が突然詩を詠み仙術を使った。「私は天に住む朱雀である。地上に落とされたが、本日無事に罪を許され天に帰る。今後困ったことがあれば、高らかに朱雀を呼び助けを求めよ」そう言い残し去りました。
血の滴る刀です。足元には血まみれの骸が横たわっており、冷たくなっていました。馬家の若者は無実を訴えるも牢に入れられる。
その首に刀が迫ったまさにその時、天にいる朱雀よ、助けてくれと叫んだ。

《海公案》とされる《海刚峰先生居官公案传》卷之二 第三十五回にある。海剛峰は海瑞とも言い、明 嘉靖帝・万暦帝に仕えた著名な清廉で公正な官吏。

19話感想

秋嫣も上がって下がって忙しい。ひとり先走るのが悪手なのが多く、なんだかなぁ。
道観の大殿の柱には、雲貴山の金糸楠を使う。

このドラマの陛下は幼くして即位、自尊心が強く己の過ちは決して認められない。

ようやく首飾りを渡せた梁翊。
え?秋珉に汪順? うわー。
突然、秋珉も「死ねないわ」て、覚醒した。
視聴をやめようかと思った回。。。

20話感想

乞食:貧乏な身なりの俺たち、着飾った車上の貴人、貧乏人は着る物に困り、腹の中は空っぽだ、ああ哀れなり

竹龙又替水龙船 车上貴人色色鮮 家徒四壁没衣穿 腹中空空真可憐

秋家が一致団結していて頼もしいと思っていたら、簪…そして秋珉……秦暄に力技だが、それでええんか。

秋嫣がシレっと蘇意婉(そいえん)と主張するのは、あんぐりぽかーん。元閬と同じ顔になっちゃうよ。
(つづく)

 

 

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