22話感想
今回はこのまま姉傅宣と呉白起は出てこないのかと思ったら出てきた。
傅容は「西河郡主が正妃になる夢を見た日から、努力してきたことがバカみたいに思える」って言ってるけど、いつそんな努力をしていたんだぃ?
秋楠は、西河郡主を退けるトラップだったか。粛王が西河郡主に「好かぬ」ってそんなにハッキリ言わなくても……と思ってしまった。この布がひらひらしているのはよく見かけるけど、布を切って表れるのはあまり見たことなかった。
幼い傅容が幼い安王に「三千平湖からただ一つの瓢箪を選ぶ」と言い、「弱水三千」と言い直されている。【弱水三千只取一瓢】は『紅楼夢』で賈宝玉が林黛玉に対する愛情を描いたもの。
安王と会っている時に傅容が高い所から落ちかけ、助けるのは粛王~。そして俵抱えされて退場。大事な事はなかなか話さないのね貴方たち……。そしてキス~。
正妃選びはなくなったと知り、宮中修行は苦にならない傅容。正装が綺麗だなと思う間もなく、粛王が寒毒で余命一ヶ月と生母から知らされ、しかもそれは嘘って言う……。葛先生までもが麻穴に打って、一役買ってるし。
寒毒を取り除こうと汁物を作ったのが、なんだか精力スープっぽくなって、この戸惑う徐晋の表情がオモシロイ。なんだかんだと飲んでるし。
傅宣が金魚に餌をあげていると、塀を乗り越える呉白起が映りこむのが良いね。脚を負傷して、従者も大変だ……。
温めようと同じ床に着くも、あしらわれている粛王。傅容は「傷寒病論」に「寒炎要略」を読みこみ、血を入れ替えると寒毒を治療できると見いだす。
「何度人生を繰り返しても占いの出店であなたを待つわ」と言いつつ、酔わせて、刀を取り出すが、いったいどうする気なのだ? 真相を知らされてどうなるんかしら。
23話感想
真相を知って傅容がどうでるかと思ったら、徐晋の無事を喜んでいた。こういう気の好い所は傅容のいいところ。厳乳母も返されて花嫁修業がなかったゎ、どうせ短期間だろうし鍛えられている傅容もちょっと見たかったかも。それにつけても、とばっちりなのは葛先生……イイ人なのに。岩から滝が流れているようなのはお香かな。倒流香、流川香と言うらしい。
如意楼も再開。いやいやいや、あんなにアヤシイ建物、調査すればホコリが出ないワケがないでしょ。如意棗の宣伝もシッカリ。
陛下は虎驍宮で不正を働く輩を炙り出したいが、やっぱり成王たちなのね。武器を都から運び出しているそうだ。
傅容さん、送られた簪が気に入らないからと放るのはやめなされ。銅舗の前を通りかかり、自分で簪を作っていた徐晋。器用だね。デートの約束も。
顧沅は安王と繋がっていた! 掬水農夫のファンだった顧沅が女将を止めようとして、事故で刺しちゃったのか。……って安王は狙ってのことよね?侍女も転がし、どんどん黒化していく安王。
狩猟大会では、女性が想いを寄せる男子に花輪を送るって……一部の人だけがテンション上がるだけじゃないの……?うまくいかない人たちの事を考えてしまうよ。花輪って頭にでも載せるのかと思ったら、腕だった。無邪気に安王に手を振り、粛王に花輪を送る傅容ちゃん。傅宣姉さんにおねだりする呉白起くん。ここで斉竺に貰えるかとウキウキする成王を見ようとは。
狩猟大会。
史成武:真鶸、許嘉:鶉、成王:雉鳩、呉白起:鳩 腹部、安王:画眉鳥 頸部、粛王:達磨柄長 嘴。
安王と粛王はともかく、あんなに群れの鳥を射ったら、腕前というより運の強さを試しているようにしか見えないんだが……。そしてつがいをうんぬんという割には種類も違うし、結局射貫いてるし、なんなんだ……。懐王は当たらなかったのかな。
呉白起と端妃も決裂している。
安王の差入れは、まわりまわって呉白起の馬に渡った。宮中で差入れはもしや毒?と思ったが、万が一でも傅容が口にする可能性があるからそれはないか。
24話感想
武芸大会は、騎馬による障害物を乗り越えながら、旗の争奪戦。サンドバッグみたいなのが降ってきたり、縄や矢が飛んできて結構アブナイ競技。
成王からの傅容の危機は安王が救ったけれど、それを粛王に持って行かれるのはいつものこと。正装しているのでさすがに俵抱えではなく、片腕抱え(なんていう名称なのかわからない)になっていた。「報恩よりも抱擁がいい」と言うようになった粛王。粛王は様々な色合いの衣装にお召し替えしているんだけど、こういう明るいクリーム色なのが華やかで似合っている。
呉白起が旗を取って万々歳……と思っていたら刺客が狙っていた。粛王の助けでしびれ薬の塗られた矢尻は回避。見事、虎驍将軍に封じられる。
不機嫌な成王は不快な気分を晴らすべく、傅容を始末するように言う。斉竺にふられた八つ当たり~。
なぜか傅容の白赤衣装を来ている傅宣、これは……。自分で自分を褒める呉白起がカワイイ。傅容と間違えられ放った矢から守る呉白起。「心が痛む」に葛先生と許嘉が声を揃えてリアクションするのが愉しい。
粛王が一応鳳凰の刺繍を大事に持っていたり「私のものだ」と言う甘々タイム。
北斗七星を詳しく説明していたから、星見少年だったのかな。あんな高い所にひとりで行っていたし。
上下に平行するのが天璇(てんせん)と①天枢。②天璇は③天機、④天権につながり、⑤玉衡ともつながって⑥開陽、⑦揺光へ……。で口をおさえられる粛王。北斗七星のひしゃくの部分①を出発点にしたものを数字に記した。
二十八宿の奎(けい)、虚、危の文字。
雅量高致の扁額。梨の汁物は体の熱を取ってくれる。傅容を抱き寄せる粛王。傅容という存在で死を恐れるようになった粛王。
虎驍宮で新しい武器で訓練したら、すぐに折れる使えない武器揃い。新品の武器と信都侯によりすり替えられていた。安王は呉白起に情報を流し、信都侯の拠点は城東の銅舗、先に潰して粛王府の物を残し、信都侯に粛王を攻撃させる「刀を借りて殺す」。
25話感想
傅容と粛王がラブラブになっているので、宮中の陰謀&ライバル編となるワケだが、これがなんというか……だった。そんな中、傅容が意外と西河郡主に寛容なのは頼もしいかな。
安王の仕掛け通り、粛王の手がかりが残されているのだけれど、それにしても切手の切抜きのごとく、粛王の印が残されていたのには噴いた。そして急襲を受けた時に、ナゼ重要人物である信都侯がいるんだ。
追いつめた呉白起に「幼い頃に遊んだ木偶を目にしなかったか」うんぬん言っていた時に、「そんなのあったかな?」と思っていたら、ぶすっと刺して盾にして逃亡。いやいやいやいや、あの状況で軽功もなしに逃げられはしないよ。そして屋敷にも無事戻ってるし。最後を托すのに嫁を取ろうとした息子でなく、その母に「晏児を守り抜くのだを」ってどんだけ頼りない息子認定なんだ、フツウ反対でしょ。
呉白起を遠ざけ、粛王を書斎に招き入れ、あ、コレはもしや……と思っていたら、やはり爆死だった。粛王は無事。
呉白起が寝ずに訓練しているのを、粛王が相手して止める場面はカッコイィ。粛王は無敵だな。
傅宣が諭す場面もよきよき。「親子の情ゆえのこと」と冷静に捉えているのもさすが賢女。でも呉白起の「母を殺された恨み」はちょっと言い過ぎな気も、そういう認識なのかな。
ただただ粛王の邪魔をするだけだった西河郡主、幼い頃に成王にいじめられたって、さもありなんだな。斉竺みたいな子だったら成王は付きまとったんだろうと想像できて、それはそれで災難か。
目が見えないって、素錦@永遠の桃花もそんな事言ってたよ。そんなフリをしつつも、端正な粛王のお顔が目の前に来るとドキッとしちゃうのは乙女心。粛王は傅容に如意棗を食べさせてあげる仲になっているけど、西河郡主は容赦なくお邪魔虫。
(つづく)
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