笛の音と琴の調べ

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風起洛陽39話最終回感想&完走記/洛陽の水席料理

風起洛陽最終回記事は見終わった頃に書きあげたのだが、洛陽の水席料理に出てきた料理を調べようと思ってそのままになっていたのだ。

39話最終回感想

武攸决は宮嫣から、百里夫妻が神都を離れ、高秉燭は南市の警護との報告が入る。すっかり武攸决の呼び名は帰蔵鳳。咳をする姿もないから、あれはお芝居だったのか。

南市を訪れる皇帝、歓迎する民を前にして穏やかで嬉しそうな顔をしている。
ひらひらするこの布。街中の場面が映る度に気になっていたが、この場面で使われたのか!

そっと立ち去る武攸决の前にあらわれる高秉燭。責任者がこの状況でその場から離れられるものかというツッコミはさておき。高秉燭が武攸决を疑ったのは含嘉倉の事件から、一連の出来事の中で漁夫の利を得たのは武攸决、百里寛仁が捕らえられ確信となった。高秉燭が食糧の守りを任されたのは死なすため。

会話の謎解きは、反語やらほのめかしで二郎じゃないと解けないよ。


一方、二郎は不良井の人々に協力を求めて言う、「高秉燭が神都を守るのは不良井を守りたいから」だと。

この二郎が不良井で説く場面、良い場面ながら高秉燭の時も思ったがどうも不良井の人達のリアクションに感情移入しにくいのは、敢えてそういう演出なのか、編集でカットされているのか。私は二郎がごちそうするよと言ったあの子でも出てくるのかと待ち構えていたよ。そして伏火雷霆は不良井の人々によって止められたと語られる。

高秉燭の言う「皆、血も肉もある生きた人間だ。俺たちは生きたいと願っている人間だ」は一貫した高秉燭の思い。内衛たちが取り囲み、あらわれたのは芙蓉牡丹令を手にした月華君。

弓矢が、ここへ来て十郎か~。

えええええ~、死ぬのは月華君なの??高秉燭とばかり思ってたよぉぉぉぉ。音楽と回想が哀しい……。


十日後。不良井の人々は神都を救ったということで、晴れて神都に住めることとなった。

白浪がひとり洛陽の水席料理を食している。水席料理の特徴は前菜以外は熱いスープの料理であり、一皿ごとに出され食べ終わると流れるように次の料理が運ばれるのだとか。

云罩腐乳肉(豚バラ腐乳)
牡丹燕菜(大根,ナマコ,イカ,鶏肉を牡丹の花のようにスープに浮かべている)
連湯肉片(赤身肉,キクラゲ,金針,大緑豆のスープ)
漿水麺
(発酵させたスープに入れた麺)
焦炸団子
(春雨,卵,小麦粉,木耳,カリフラワー,トマトを調味料と曲げ丸めて揚げ、スープに入れる)
洛陽海鼠
(なまこ)
料子全鶏
(雛鶏の嘴,鶏冠,手羽の先を取り除き、油で揚げ、調味料を入れて煮込む)
蜜汁八宝飯
(餅米を甘く味付けしドライフルーツを飾ったもの)
生氽団子
(豚肉団子スープ)
洛陽穌肉
(豚肉に衣を付けて揚げ,蒸して,スープに浸す)
葱扒虎頭鯉(鯉を葱と共に煮込んだもの)
の数々。


大理寺では亭長の裴諌が小卿に抜擢。
太子は無罪放免。
晋王は爵位剥奪。
武攸决は牢で幽閉だが錯乱している。
東川王は聯昉に復帰。
十郎は出家となり、父と終南山へ行く。

いきなり白浪の横で笑っている青夜!?これはエピソードをカットされたの?ふたりうまくいくといいな。

二郎は工部侍郞 長青侯を辞し、七娘と旅に出る。
ひとり残る高秉燭。「俺が残って思月に代わり神都を守る」。
(完)

ドラマ視聴途中からの勘違い

さて、最終回を見ながら私が思っていたことは……。

あれはさかのぼること、第7話あたり。丑じいの俳優さん情報を中国サイトで検索したところ、大bossってあったのです。もちろん見出しをパッと見ただけで詳細は読んでいない、でもこのワードのインパクトよ。ネタばれ踏んでしまった~と嘆きながらも、ドラマで丑じいが出る度に「この人がそう(大ボス)なのか」「これはワカランわ」と思いながら視聴していた日々。

そう、あのいい人の塊だった丑じいを、最終回まで私はそういう目で見続けたのである。そりゃワカルわけないわっ。

だから武攸决の正体が明るみに出ても、最終回の39話でいつ来るか、いつ来るか、と思っていた。が、そりゃいつまでたっても来るハズもない。
改めてその記事の見出しを見ると大boss、が付いてた。紛らわしいんじゃ~~~。


そして気になっていた妹ネタもいつ来るか、いつ来るかと待ち構えていた。これは最後の最後に来るパターンか? 高秉燭が静かにたたずんでいる所に、いつ宮嫣が現われ刺すのか?と勝手にドキドキしていたら、たらららら~んとEDになった。あれ?妹は? 二郎が不良井の男の子に食べさせてあげる約束は?

フラグと思ったものはフラグではなく、あっさり終わってしまった。割と中国ドラマは穏やかに終わるし、フラグは単なるエピソードだった、という事ありますよね。検閲上、そうしないと通りにくいのかな。

そういう思惑違いはありつつも。

風起洛陽完走記

音楽も美しかったな。

月華君~~~。良い人だったのに、兄の宿業を受けて散ってしまったか。月華君が生き残り官職を返上して、高秉燭とふたりどこかへ行くというドラマもあるだろうに。

高秉燭の運命はツラすぎるが、演じている黄軒の力なのか、彼なら大丈夫かな?という思いにもなる。

高秉燭が死んで、涙しながら月華君が見る、とか想像してたよ。

弓に射られるのは月華君でなく武攸决で良かったような気もするが、そういうドラマではないんだな。思えば申非と同じ状況か。

高秉燭と月華君のロマンス、私は唐突な感じで乗れなかったので、むしろその辺りを曖昧にして相棒的な強い絆にしておいた方が、最後にもっと揺さぶられたような気がする。が、ツラいのもしんどいのでこれで良かったのかな。

窈娘も印象深かった。高秉燭とだったらこの二人は恋仲になっていても良い距離感に見えたが、そうはしないのが東洋的なんだろうか。

最初に見た時の印象と、回をつれて見た感想とは大分違った所に来た思いではある。スピード感やアクションもあり人もばんばん死んでいったが、意外と身内関係が多く割とコミカルな要素もあり、一番変わっていったのは高秉燭だった。シリアスなんだけどサッパリとした印象が残るドラマなのは、出演者たちの持ち味なのか。

東川王は怪しく見えていたが、律儀に務めを果たしていただけなのね。慶余年な目で見ていたよ。

女帝の静かな佇まいも雰囲気あって良かった。

二郎の凛とした佇まいと高秉燭のスピード感と武思月の一本気な組み合わせが良くて、アクション場面で物理攻撃を仕掛ける二郎の奮闘ぶりも印象に残っている。

そんな中、申非がいなくなったのは寂しいな。
そして白浪は癒し~~。
七娘とは二郎の服の支度をして送り出すのが夫婦感を感じさせて良かった。二郎は高秉燭を誘っていたが、こんなラブラブカップルの間には、お付きでもなければ一緒に行かないよ~と思いながら見てた。


料理に惹かれて書き始めたものの、途中で料理は少なくなり最初と最後にどどっと出てきた。これは洛陽プロモーションという事だったのかな?

洛陽の水路という舞台設定が興味を惹きました。

王一博とSPUR

イボが雑誌「SPUR」2024年2月号に掲載されていたのは知っていたが、ネットでこのような記事を見かけたのでリンクしておきます。綿矢さんがイボを語っている~。

SPUR【ワン・イーボークールなポーカーフェイスが気になる! 今知っておきたい王一博



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