17話の中国ネタ
寧毅が楼舒婉の現代人疑惑を確定するために、現代人ならばつられて口ずさんでしまいそうなネタを入れているのが楽しくて調べてみた。日本ならば何になるかと想像したり~。
1.寧毅が護衛の耿直と話していた『轟音啓発』
銭希文の著書『轟音啓発』は「振聋发聩」。「发聋振聩」とも言い、どんな人でも言葉によって奮起させ教え導くこと。
袁枚(清代)《随园诗话补遗》第一卷
此数言,振聋发聩,想当时必有迂儒曲士以经学谈诗者。
2.荷塘月色
「手机 shǒu jī」からの「鶏汤 jī tāng」を受けて『荷塘月色』を歌いだす寧毅。
「喝汤 hē tāng(汁物を飲む)」=「荷塘 hé táng」ということらしい。
2010年、鳳凰伝奇が歌って流行った『荷塘月色』。
凤凰传奇『荷塘月色』
我像只鱼儿在你的荷塘
只为和你守候那皎白月光(略)
荷塘呀荷塘 你慢慢慢慢唱哟魚になって蓮の咲く荷塘を泳ぎたい
あなたと共に月を守るため
荷塘よゆっくり歌っておくれ
蘇檀児の「何言うのよ?」な表情がオモシロイ。
『荷塘月色』は寧毅が妓楼でベロンベロンに酔って、蘇家の人達の前で唱った歌でもある。
▼「我像只鱼儿」は1分あたり。
3.「今年の正月は」の広告
高齢者向け健康薬品「脳白金」の広告で、条件反射でつい言ってしまう広告スローガン。
今年过年不收礼呀
不收礼呀不收礼
收礼只収(脑白金)今年の正月は贈り物は要らない
贈り物は要らない 贈り物は要らない
受け取るのは…
寧毅がレスポンスしてほしかった商品名は流れなかったが、このCMは一時盛んに放映されていたようだ。
4.宮廷玉液酒
1996年2月18日、中央電視台春節聯歓晚会コント《打工奇遇》が出典。
经理:(唱)宫廷玉液酒。
38号老太太:(唱)一百八一杯。
经理:(唱)这酒怎么样?
38号老太太:(唱)听我给你吹——
经理:啊吹!啊吹!
38号老太太:(唱)瞧我这张嘴呀!一杯你开胃。
经理:(唱)我喊了一声美。
38号老太太:(唱)二杯你肾不亏。
经理:(唱)哈哈,还是美。
38号老太太:(唱)三杯五杯下了肚。
38号老太太:(唱)保证你的小脸呀。(略)
38号老太太:(唱)粉嘟噜的(透着那么美。)宮廷玉液酒。
1杯180元。
どんなお酒?
私の顔を見てごらん。1杯で食欲増進。
すばらしい。
腎臓が強くなる。
それもすばらしい。
2~3杯飲めば美人になってお肌も…
2019年頃、ネットで中国北方人を自称したユーザーが、コントで有名な宮廷玉液酒を知らなかったので、騙っているのではないかとされたもの。「宮廷玉液酒」と言えば「一百八一杯」と反射的に続くものらしい。
ちなみに郭麒麟の誕生日は1996年2月8日。
▼「宮廷玉液酒」は11:53あたり。
5.中国の指切りげんまん
「拉钩上吊 一百年不许変!」でおおよそ指切りとしては成立するようだが、続く句としてのバリエーションとして、变成小狗,小猪,明明是变得人要吞下一百根针があるようだ。猪八戒は中国文学史上で名高い贅婿とのこと。
小檀児は陈昱彤《亲爱的自己》张芝芝で、小舒婉は马千壹《夺梦》杀青、《深夜食堂》。この場面で映っている中国衣装の人形がカワイイ。こういう人形で遊ぶのか、布店の展示なのか……。
外部サイト
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▼ドラマの人形とは異なるが、イメージとしてこんな感じ。
▼こちらはバービー小姐
▼中国語版数独
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