笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

狼殿下 陳玉珊Pインタビュー③撮影時期

出演作の撮影時期と放映時期

ドラマ視聴途中でダレンワンがシャオ・ジャンも出演していた『ザ・ルーキーズ』の主役だった事に気付き、肖戦と王大陸や、李沁や辛芷蕾がよく共演しているので気になって撮影時期(初回放映日)も調べてみた。中国ネット情報です。月はともかく何日であるかは情報が錯綜しているのでおおよその目安で。

蒼穹の剣 2017年1年16日~2017年7月(② 2018年9月3日)
狼殿下 2017年4月8or9日~9月19日(⑦ 2020年11月19日)
華麗なる皇帝陛下 2017年9月8日~2017年11月8日(① 2018年4月25日)
ザ・ルーキーズ 2017年9月~2018年1月23日(④ 2019年7月19日)
慶余年 2018年1月31日~2018年7月22日or8月10日(⑥ 2019年11月26日)
陳情令 2018年4月16日~2018年8月24日(③ 2019年6月27日)
ジェイド・ダイナスティ 2018年10月16日~2019年1月29日(⑤ 2019年9月13日)


『狼殿下』の共演後に、『ザ・ルーキーズ』を撮影したのですね。こうやって見ると、いかに『狼殿下』の放送がズレこんだのかが分かるな。意外だったのは『華麗なる~』は『狼殿下』より後だったのか。

『ザ・ルーキーズ』を見直したけど、あの映画はおおよそアクション系でギャグテイストだったので、王大陸はシリアスで長髪古装&ワイルドで無垢な面のあるこの作品の方が魅力が引き出されていたように思う。ダレンワンは『狼殿下』後すぐに映画撮影だったのね。

『陳情令』後に『ザ・ルーキーズ』のおジャンさんを見た時は「若っ」と思ったけれど、『狼殿下』のあとに見ると『狼殿下』よりは後に撮影されたな、と分かる感じがした。
そして肖戦は李沁とよく共演しているよね。

ダレンワン('91.5)とジャン('91.10)は同い年なんだ。
辛芷蕾('86)より李沁('90)の方がお姉さんだった、なるほど。

狼殿下の制作スタッフ

总制作人/总导演陈玉珊(台湾)
导演王为(台湾)、曹华
总监制徐佳孙昊
编剧吴志伟黄纪柔陈健豪孟芝陈芃雯

フランキー・チェンPインタビュー記事

最終回の展開はドラマ『蘭陵王』のラストなどを鑑みて、プロデューサーの意向が強いのかなと思い、見かけた記事がいろいろと発見があって面白かった。

中で一番驚いたのがドラマが放映されると知ったのがプロデューサーでさえも30分前だったという事である。そんなに直前まで分からないものなのか。何度も変更されていたようではある。

馬摘星について

馬摘星については次のように述べられている。

「馬摘星という人物は、ドラマ後半で皇女となり、愛を超越した存在になります。 彼女が私人としての感情を乗り越えた時、それは真の昇華となる」。
「渤王か摘星のどちらを死なせるか考え、渤王は摘星のために多くのことをしてきており、摘星が彼のためにすべきと考えた。困難な運命の中ずっと守られていたが、成長をなしとげ、摘星が狼仔のために死んで決着をつけることが完璧なものとなる」。

私は「狼仔と星の物語」のモチーフを大切にしたくて最終回あのような展開になったのかと思ったが、インタビューから考えると、愛よりも皇女としての使命に燃えた、という事のようである。

言われると最終回で馬摘星がそのような事を語っていた事を思い出す。馬摘星は元々突っ走る性格だったので、それが最後に協調して行動するようになる方が私的には成長を感じられたのだが、制作人はそう考えていたのね……と興味深かった言葉。そしてどちらかが死ぬワケで、いわゆるハッピーエンドにする気はなかったのね……。

李沁については、「摘星が少女だったのが、もがき苦しみ、脱皮するかのように戦士へと変化する段階を明確にする必要があった」。
影絵を燃やす場面では、声が涸れるほど泣いたようだが、残念ながら原音を聞くことはできない。

ダレンワンについて

ダレンワンはワイヤー場面が多く、李沁を背負ったり、狼のように走ったりと体力をとても消耗したようだ。しかも高原なので酸素ボンベは欠かせない。
古装劇をするのも初めてで、台詞も多く、夜にホテルのロビーで台本を読んでいたこともあったのだとか。

映画『我的少女時代』で喧嘩する場面で「野生」と思った。ホントは色白なのだけれど日焼けマシーンを購入した。
映画がクランクアップして、このドラマ出演を打診したようである。

普段はゴールデンレトリバー(黄金猎犬)のようなので、狼仔はできても渤王ができるか分からなかった。ゴールデンレトリバー!確かに!
実際には期待以上だったけれど撮影中はあえて褒めず、むしろ肖戦を褒めたりして、危機感を与えていたようだ。

ダレンワンが台北に帰る度に、亡くなった母親からいつドラマは放送されるのと聞かれていたという事にも触れている。

シャオ・ジャンについて

肖戦はX9少年団全員と会い、歌とダンスを見せてくれるように言った。肖戦にはambition(雄心)を感じた。
疾冲は四海を家とし粗犷豪放だが、精致を打ち破りたいと言ったところ、目が輝いた。無精髭にもしたし、撮影現場で食べる努力もしていた。

疾冲は「史上最強男二」と言われているが、男一を倒すために男二が作られるので、より完璧である必要があるのだそうだ。

公主について

公主は刁蛮公主呼ばわりされている……。誰の名前も覚えず、覚えるのは渤王のような愛着のある人物だけ。
子供の頃から手に入れられないものがなかったので、手放すことを学んでいるとある。
遥姫についても話してほしかったなぁ。

狼殿下について

《我的少女时代》より前からアイデアがあり、能力が高く強くてヒロインを守ることができる典型的でないヒーローを考えていた。狼殿下というのが先に思いつき、野性的で忠誠的な動物は何か考えた。

《千金女贼》の時にについて調べたら、獰猛だけれど忠実で一生にひとりの伴侶しか持たないことがイメージに合っていた。

愛しているという言葉を用いるのではなく、例えば弓の場面で、“你这样是没办法射穿我的心的”,という台詞に大絶賛したとある。うんうん、あの場面は今でも強烈に印象に残っている。

蔡依林のような現代的な音楽も特徴的とある。

ロケ地について

狼仔が棲んでいそうな環境ということでシャングリラが選ばれたようである。海抜5200メートルで、台湾で最も高い山である玉山でも3900メートル。飛行機を降りた途端に高山病になるような所で、映画《魔戒》(ロードオブザリング)のような美しい森林が広がっている。

トイレにも不便で、さらっと往復40分かかるとあるのがオソロシイ。平均気温0~2℃で、雹に雨にと天気も目まぐるしい。ホテルの暖房が止まり、8℃になったこともあった。

EDの雪の場面が出てこなかったのは、本編にあるワケではなく、雪が降り美しかったので撮影してEDに用いたとのことである。


ドラマの制作陣側のインタビュー記事は、見つけられると「そうだったのか」と思う事が満載で面白い。

 

次回は最後、『狼殿下』の史実・時代背景についてです。

 

 

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外部サイト

 

 

 

 

 

 

▼Prime Video ドラマ「蘭陵王