笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

瓔珞26話~30話感想/孝敬憲皇后諡号の冊,私の希望,瓔珞F4

瓔珞26話メモ

  • 爾晴の祖父は刑部尚書議政大臣を兼任:議政王大臣会議は雍正帝が軍機処を設置するまでは、皇帝の最高諮問機関。爾晴の父は来保で刑部尚書
  • 鑵黄旗、正黄旗、正白旗:上三旗は皇帝の直属。包衣は奴婢の扱い。
  • 皇后と傅恒の父:史実では富察 李栄保。チャハル総管、1723年に死去。
  • すけこまし:始乱終棄と言っていた。もてあそび利用するだけして捨てること。成語。『山河令』26話でも羅浮夢が趙敬のことを言っていた。

瓔珞さん、明玉の恋心にもシビアね。悪人から悪女になっている。明玉に揉んでと頼まれ、瓔珞が駄々こねるようになっているのがクラスメイトみたいでヨイ。

きゃーついに傅恒が姉に結婚を申し出ている!いろんな思いがよぎり、はぁぁぁ~。七夕の日を何の日かと聞かれて女児節と。そう、まだ瓔珞は女児なのよね……。そして爾晴さんがついに静かに牙をむく……。

皇后が御懐妊!嫻妃と高貴妃、この黒鳥みたいな高貴妃の衣装と眉毛芸が光っている。ロットバルト白鳥の湖感アリ。そして善人は善を施し続けなければならないという高貴妃の言葉が、よりによってここで効いてくるとは。爾晴も嫻妃も逆恨みと言えばそうなのだけれど。

傅恒は七夕は恋人が会う日で想い人から香り袋が欲しいと、ロマンチストは良いけれど、瓔珞はまだ芽生え始めという感じ。香り袋の房が可愛いな。

瓔珞は性根が腐ってるって皇帝が言うのは笑えるな。そして瓔珞だけはダメと来ちゃいました。皇帝もまた瓔珞が気になってるけれど自覚ナシ。瓔珞は皇后サマを一番お慕いしているのよね。

「身分違いの恋」は瓔珞と傅恒の事だけれど、一周まわって観ると皇上にも思え、ダブルミーニングなタイトルだ。2022.6.24追記

瓔珞27話メモ

  • 欽天監:天象を観察し、節気を推算し、暦法を制定する官署。
  • 紫禁城の雷:実際、火災や落雷があり、落雷は明~清朝時代に34件の記録があるとか。永楽帝の1421年に故宮三大殿が落雷で焼け落ち、嘉靖帝の1557年にも奉天、華盖、謹身三大殿が落雷により火災にみまわれる。


瓔珞が皇后に「一生仕える」と宣言。二人の関係が良いなぁ。

……と思っていたら雷も落とせる瓔珞……。そして辛者庫行きになってもうた。皇后も瓔珞を守るためとはいえツライなぁ、瓔珞という護身府が去ったか。爾晴さんの表情が絶妙ね。

 

瓔珞28話メモ

  • 青玉浩然閣挂屏:富察福晋が皇后へ贈ろうとした品。浩然阁风景挂屏。実際に儲秀宮にある壁掛けであり、漆地に青玉,孔雀石,青金石,螺鈿が嵌めこまれている。岸辺に浩然閣があり、舟が暗礁のある河を巡り、山がそびえ立つ絵柄。
  • 女則の書写:陛下より多く言葉を発した罰、唐 第2代太宗長孫皇后が著した書。
  • 孝敬憲皇后 烏喇那拉氏雍正帝の皇后。長子 弘暉の母。熹妃乾隆帝の母の妃名。
  • 諡号の冊:性は穏やかにして寛容 教えと分を守り女子が見習うべき手本であった。女徳を守ったとされる。
    孝敬宪皇后册文:“朕惟道原天地,乾始必赖乎坤成,化洽家邦,外治恒资乎内职,既应符而作配,宜正位以居尊。咨尔嫡妃那拉氏,祥钟华胄,秀毓名门,温惠秉心,柔嘉表度,六行悉备,久昭淑德。于宫中四教弘宣,允合母仪于天下。曾奉皇太后慈命,以册宝册立尔为皇后,尔其承颜思孝,务必敬而必诚,逮下为仁,益克勤克俭,恪共祀事。聿观福履之成,勉嗣徽音,用赞和平之治。钦哉。”
  • 高貴妃が言う:芝蘭は幽谷に生じ~
    孔子家語 在厄
    芝兰生於深林,不以无人而不芳;君子修道立德,不谓困厄而改节.
    深山幽谷に咲く芝蘭は、人はなくとも芳しく、道を修め徳をなす君子は、困窮に遭っても節度を保つ。
  • 辛者庫:宮道の清掃、丑の刻には三殿の草抜き、肥桶を洗う。
  • 練兵実紀:明代武将 戚継光の著。倭寇やモンゴルと戦った。

皇后は「瓔珞は私の希望です。生き方が羨ましい」と。「皇后は国の母、少しの過ちも許されず自分自身ではなくなったが、瓔珞は生き生きとしてわがままで闘うことを恐れず傀儡にならない。なくした自分を守るのと同じ」と皇帝に語り、物語の見せ場であった。

皇后として務めを果たしてきただろうから、自分ではないと全否定するのは寂しい気もするけれど、白鳥に変えられたオデットと考えると納得はしやすい。

その言葉を受け、皇上は獅子の子のごとく瓔珞を突き落とす。

高貴妃が蘭も韮も同じで、蘭は食べられないと言っている! 蘭は純妃なの?

瓔珞は濃紺色衣装。辛者庫行きになったが、瓔珞なら職場改善してくれる事を期待したい。

そして袁春望と出会い、久々に錦繍が出た~~~。転校したら元いじめっこに会ったみたい。錦繍懲りてないし、しかもまさかの袁春望がここでは傅恒のようなアイドルなの?

そしてこちらもまさかの弘昼と嫻妃が昔に会っていたとは。
皇后のお茶には梅を入れている

傅恒くん、かけた情の取り立てとは、突然に無粋やな。

 

瓔珞29話メモ

  • 沈香:香木。
  • 永巷:宮女の監獄とある。
  • 仲永檀周学健への被災地の救済の密命が漏れる。鄂爾泰の長子 鄂容安(オヨンゴ)と親密な仲永檀の仕業。史実でも乾隆七年に左副都御史 仲永檀の密奉を、鄂容安が知り失職、仲永檀は投獄されている。
    仲永檀は鄂爾泰派の中核。仲永檀と鄂容安を投獄。高斌と鄂爾泰との距離を置かせて派閥争いを下火にする狙い。
  • 両江総督 尹継善と江南総河 白鐘山:高斌の黄河と洪沢湖の治水工事に反対した。
  • 薊の汁:炎症をおさえる。
  • 御景亭:御花園内の堆秀山上にあり、重陽節に皇帝や妃嬪が上り楽しんだ。
  • 万紫千紅:溶かした鉄を煉瓦に振りかける芸。天津総兵の高恒が連行。
  • 菊花酒の当帰地黄枸杞:長寿。

 

ふたりのやり取りを目にして笑う袁春望さん。紫禁城が高校ならここは屋上……いや臭いから焼却場。

一方瓔珞が気になる皇上は、泣きついてこないから小学生男児並み……というか、F4の道明寺か。となると傅恒は花沢類で、海蘭察は美作あきら?

袁春望はセクハラに遭っていたのね、しかしスゴい効き目の饅頭ね。急にペラペラと話すし瓔珞に懐いている袁春望。袁春望は自分が好きなのか、おもろい二人。蛇が二匹いても温められないと話す。肥桶を越えて屋根にのぼり天の川を眺め、知己として守ることを誓う。なんだろう、この無敵感

皇后サマとすれ違うのは切ない……。嫻妃は酢梅湯が好きな皇后に朝露を届けると見せて、高貴妃すら操る。

 

瓔珞30話メモ

  • 康煕16年より堀で育てた蓮根と菱の実、魚と鳥の育成で、1年あたり125両9銭の地代になる。康煕年間、官荘は57万畝。
  • 嫻妃が言う~千金の裘は一狐の腋に非ず:高価な毛皮の服は一匹の狐の脇毛では作れない。小才を集め大きなことを成し遂げるの意。

    史記 巻九十九 劉敬叔孫通列伝 第三十九
    太史公曰:语曰‘千金之裘,非一狐之腋也;台榭之榱,非一木之枝也;三代之际,非一代之智也。

     

ヒッチコックの『鳥』のパニックか。皇后サマ~~。純妃の一瞬の回想はなんだろう?

宴の混乱で、嫻妃は皇太后を射止めていた。嫻妃が好きになったお茶の碧螺春は、ここに通じていたのか。また26話で高貴妃がロットバルト、妃が黒鳥なオディールとすると、蝙蝠な黒鳥たちに乗じて取り入っているのは面白い。

儲秀宮に潜入して手掛かりを得るのかと思いきや、ピンチに陥る瓔珞を道明寺な乾隆帝がナイスタイミングであらわれる。瓔珞は嫻妃にも助けられ、皇后への思いは変わらないだろうけれど、どこからどこまでが計算なのかしら。

 

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