完結編放映前に魔道祖師Qが流れるのも今回で最終回。いつもQから盛りあがって完結編を視聴となるが、今日はQが終わる寂しさを完結編が癒してくれる展開となった。
完結編６話感想「因縁の遡源/29話 三尊」
金鱗台。紙無羨な紙人形の回！そして紅柚四季春に吸い寄せられ、真果粒のCMもガッツリ！！紙無羨はちゃっかり藍湛の唇にも滑り落ち、「はしゃぐな」も健在。
葉っぱで空を飛んでいる～～～。聶懐桑が藍曦臣と金光瑶に助けを求めている。
芳菲殿内は高価そうな金のしつらいだ。金光瑶と秦愫の息子である阿松（アーソン）は死ぬ運命だったと、冷酷に秦愫へ言う金光瑶。
鏡の向こうは密室。「献舎の禁術」「怨念と金丹の共存」「土地権利書」が置いてある。金光瑶のアップがコワイ～～～。
そして赤鋒尊と強制共情。……と思ったがアニメは藍湛のセコム付きで自由度が高かった。
射日の征戦の中期で、夷陵老祖を含光君が止めている、赤VS青。それを現在の魏無羨と藍忘機が見ているというなかなかシュールな構図の中、思いを確認していた。
聶明玦と金光瑶の因縁を遡る。この辺りは陳情令や原作小説を見た人にはお馴染みなので、列挙した。
・雲深不知処が焼き打ちに遭い、藍曦臣は数月雲夢に身を隠し、孟瑶に助けられる。（前塵編第8話あたり）その事を藍曦臣は聶明玦にも話している。原作では聶明玦には言葉をにごしている。
・去年、孟瑶は金光善に会いに行くも、金鱗台から蹴り飛ばされた。
・（共情場面）孟瑶は清河聶氏で聶明玦の麾下にいる。魏無羨が大軍を蹴散らし雲夢江氏は破竹の勢い、藍忘機は雲夢へ行き温氏と戦っている。
・聶明玦が部下達の陰口に怒り、孟瑶は副使に取り立てられる。
・聶明玦、藍曦臣、孟瑶と3人親しく、共に温氏と戦っている。
・河間（かかん）にいたが、琅琊にいる金光善を訪ねるよう藍曦臣、聶明玦に勧められる。
・琅琊野営地で、金光善は孟瑶を見ていないとシラを切る。しかし書状の筆跡は孟瑶だった。
・金氏の上官を温氏の剣で殺す孟瑶を、赤鋒尊が目撃。上官は手柄を横取りし、母を侮辱していた。
・その事を責められ孟瑶は自刃し、霊気を送ろうとした赤鋒尊も害する。
・陽泉の突撃が失敗した玄正23年。不夜天で捕えられた赤鋒尊をなぶる孟瑶。
・聶前宗主は刀を温若寒に細工され、夜狩で刀が砕け亡くなっていたという因縁がある。
・玄正23年、聶宗主は救出され清河聶氏を再興。
・数月後、四大世家は総勢数万で不夜天を攻めた。聶宗主と藍宗主は300回戦い、孟瑶が不意をついて温若寒を刺殺した。（羨雲編第1話）
・孟瑶は岐山へ潜入し1年敵情を知らせていた事を沢蕪君が明かす。赤鋒尊は孟瑶の髪を一筋切っただけ。
・孟瑶は金氏に迎えられ、三尊の契りを結ぶ。
・4年足らずで、赤鋒尊は気が暴走し死亡した。（前塵編第15話）
後半、一気に駆け抜けた！！
なんといっても金光瑶がワルい！黒い！！孟瑶は温氏の衣装を着ており、これがまた似合っているのだ。そしてここで出てきた温若寒は久しぶりに見たせいか若い～。孟瑶がこれほど岐山温氏と合うとは、アニメで初めて思ったよ。
孟瑶は霊気を送る聶明玦を害しているワケで、よくこの展開で孟瑶は許されたな。
中国語タイトルとあえて変えてきた日本語タイトル通り、まさに因縁づくめ。ここは原作では聶明玦の人物像がよく分かる所なのだが、アニメでは金光瑶がより見えてくる回だった。
「怨念と金丹の共存」はアニメオリジナルだが、夷陵老祖の著作なのかな。内容が気になる。
吹替版６話感想
秦愫（中村千絵）は気の毒だよなぁ。葉っぱに乗ったり汗たらたらの紙無羨が可愛い。共情して藍忘機の「魏無羨」の頼もしいことよ。吹替だと益々ふたりが過去の自分達を見ているのがシュールだな。声の感じも異なり、現在の魏嬰は明るいし藍湛は優しい。
過去の聶明玦はこんな優しい顔をしていたんだね。アニメ版は三尊となるべくした絆を感じるな。聶明玦は恩をアテにもしていないしそういう所は度量はあるのだけれど。
タヌキな速水金光善め、そしてワルい顔の孟瑶。温氏姿の孟瑶と石田さんは一番合うなぁ。そして温宗主、カッコイィ。「仕方がなかったのです」を孟瑶も藍曦臣も口にするのね。孟瑶の髪を一房切られていたのか。2023.2.12追記
アニメ魔道祖師用語メモ
・紅柚四季春：中国製、果肉入り牛乳飲料「真果粒」紅色の柚子味。四季春茶風味の紅文旦粒味で、四季春は烏龍茶の一種。真果粒はナゾな組合せのフレーバーが多いが、どんな味なんだろ。肖戦もCMしてました。
・雲夢：藍忘機が行っていたのは江陵と思われる。湖北省荊州市に位置し、『三国志』でも主戦場となっている。
・河間：河北省滄州市に位置する。射日の征戦にて重要な拠点で、聶明玦の主戦場。清河聶氏と岐山温氏で紛争が起りやすい地域。
・陽泉：山西省に位置する。
WOWOW字幕版：2022年12月15日（木）深夜
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