完結編9話感想「捧ぐ丹心/32話 昭彰」
温寧は村人を怖がらせて避難させようとしていた。鬼将軍の笑顔がかわいい。
含光君と会ったあの酒家での回想、阿苑は「貧乏お兄ちゃん/没銭哥哥」と言う。魔道祖師Ｑの見すぎで「阿娘/お母さん」って言うのかと思ったよ。
夷陵乱葬崗。烏が飛ぶ。温情のお墓……。回想の音楽がやるせない。布老虎のぬいぐるみだ。
江澄の紫電！ 蜘蛛の巣をはる蜘蛛。そこには子弟たちが捕らえられており、縛仙索で思いきりぶら下げられている！藍思追も喧嘩してる～。赤い目の夷陵老祖は手荒く子弟を下ろす。
そこへ仙門百家がそろいぶみ、藍啓仁は皆に敬われている。含光君の擁護に声を揃えて「そうです」と言う藍思追と藍景儀がいいナ。
蘇宗主が「赤鋒尊の骸の切断、金夫人の自害、金光善の腹上死」を夷陵老祖の企てにしているが、え？腹上死の頃は死んでいたのでは？とちょっとオモシロイ。そんな中に聶懐桑は静かにいる。
乱葬崗での回想、かつての四大世家トップの姿が揃っている。藍曦臣ではなく藍啓仁なのね。
含光君が集めた証拠の数々、窮奇道と不夜天では召陰陣が敷かれ、千痕百孔の呪いをかけた者は別にいると証言。聶懐桑が「召陰陣が陰虎符を持つ者を惑わせた」とアシストし、魏無羨も「鬼将軍は灰になったはず」と反論。
屍の群れが襲い鬼将軍が阻む。突然親世代の仙師たちの霊力が消え、伏魔洞へ避難、陣を直す藍啓仁。子供たちには影響がない。藍啓仁が江澄の様子を診て「金丹は無事だ」と言うのね。
蘇宗主は禁言術をかけられた、スゴい顔だな。元姑蘇藍氏の外弟子だったので剣法に詳しく、破障音も間違える。霊力が失われたのは、屍を殺し、霊力を失わせる旋律な邪曲を聴いたからだった。
蘇宗主の主は斂芳尊。魏無羨が藍啓仁に紙（白紙）を渡すと、蘇宗主は霊力が失われていたはずなのに剣を抜き、胸には千痕百孔の呪いをかけた痕が。
蘇宗主は陣を破り、聶懐桑を盾にして逃走。屍が押し寄せ、声を揃えて鬼将軍を助太刀する藍思追と藍景儀。
戦況を見渡した魏嬰は藍湛に「俺に考えがある/我想做一件事」とだけ言うと、藍湛は「付き合おう/我陪你」と答える。
召陰旗となる忘羨。
その姿を見て、藍啓仁は「かくあれかし…/本当如此」と。
魏無羨が言う「生ある人間を祭り、鮮血にて誘う/生人为祭 鲜血作引」。
ふたり揃って紅の衣装！
婚礼衣装だ！！
（つづく）
子弟たちの捕らわれ方がアニメの方がハードだったな。聶懐桑はここで一緒に連れられていくのね。藍思追と藍景儀が声を揃えて味方するのも頼もしい限り。
藍啓仁はかなり理解を示しているように見える。陳情令では白紙かどうか不明だったが、ここではハッキリと示していた。藍啓仁の「かくあれかし」はどんな思いなんだろう。姑蘇藍氏の家規や乱葬崗後の藍忘機、兄である青蘅君と藍夫人の事も思い出しているのだろうか。
そしてなんといっても忘羨の赤い衣装！
見かけたことはあったが乱葬崗での召陰旗の場面だったのか～～～。
SNSでも＃忘羨結婚で賑わったようだ。
陳情令でもこの場面は胸熱だったが、アニメもやってくれている。
中国語タイトルの【昭彰】は明か,明白であること。
日本語タイトルは「捧ぐ丹心」、丹心はまごころ。
「捧ぐ」という言葉が効いている。
吹替版９話感想
TV版では『魔道祖師Ｑ』Blu-rayのCMが来た～～～！貴重なQ版木村魏無羨が喋っているんですよっ。嬉しくて何度も繰り返して見ちゃったわ。陳情令CMがなくなったのは寂しいが、Qの一部が地上波で流れているのは嬉しいな。
島崎温寧の「あ」も笑顔もカワイイ。阿苑（原紗友里）に温情に温お婆さん（井上祐子）～～～。阿苑に「（ぬいも）可愛いよ」と思わず心の中で返事していた。
捕らえられているお子様たち、大梵山の縛仙網を思い出すな。女性仙師（宮尾光里）に、欧陽子真の声に耳を貸さない欧陽宗主（蒔村拓哉）、杖をつく易為居（時永ヨウ）たちが夷陵老祖を糾弾する。土屋藍思追と斉藤藍景儀の声を揃えて言う場面が好き。こばたけ蘇渉も煽るな～。
かつての不夜天……。藍忘機が証拠を集めており探偵みを感じるね。緑川江澄はすっかり紫電の使い手になっている。そして花江聶懐桑の絶妙な合いの手……。
木村魏無羨の「やりたい事がある」に、立花藍忘機が何も聞かずに「付き合おう」と言うのがね……魏嬰の目も藍湛の抹額も赤い！2023.3.6追記
＜アニメ魔道祖師用語メモ＞
・破障音：琴の音色で邪を駆逐する。
WOWOW字幕版エンドカード：赤い衣装の忘羨。
WOWOW字幕版：2023年1月5日（木）深夜
魔道祖師完結編キャラクターPV第2弾 暁星塵
義城編なキャラクターPV第2弾は暁星塵。
「清風明月、世直しを志す高潔の士」。CVは石川界人。
夜狩、公正、慇懃、慈悲、師叔、献身、道義、恩情、信望、友愛、霜華、大志。
志も行いも曇りなく高潔なのに、なぜにああなってしまったのか。
改めてこの非の打ち所のないコピーに考え込んでしまう。
そして「死角」という言葉が思い浮かぶのだ。
▼「丹心」の出典について。
外部サイト
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