いよいよアニメ「魔道祖師」完結編が2022年11月よりWOWOWにて放送することが、2022年9月16日に発表された!同時に前塵編、羨雲編、魔道祖師Qも再放映されるらしい。その知らせに魔道祖師もトレンド入り~~~。
44話感想・綿綿が元気そうで嬉しい
お久しぶりな綿綿!綿綿の本名は羅青羊。そして娘の名が綿綿。我が子に綿綿と名付けたのね~。そして綿綿の本名を知らなかったことにここでようやく気付く。
商人から修師となった夫と夜狩をしている。女性登場人物が不遇になりがちな「陳情令」で、貴重な幸せに暮らしている綿綿。魏無羨はお小遣いをあげると言いつつ、財布の出所は含光君。小綿綿とにらめっこする肖戦魏無羨がカワイイ。綿綿が夫に魏無羨はどんな人かと聞かれ、「普通の善人よ」と言うのがヨイのだ。
声を挙げていたのは草を付けた鬼将軍……。迫力があったと魏無羨が褒める一方で、仏頂面な含光君。温寧は金麟台から付けて、先回りして傀儡を追い払っていたという健気さ……身を隠す場所もない。
思い出の夷陵
夷陵。夷陵の特産は瓜、上等な香料も売っている。夷陵茶寮はかつて親子3人(?)が食事した場所。食事の回想。阿苑を思い出し複雑な思いの魏無羨。綿綿親子3人は、忘羨親子3人でもあるのかな。
鬼将軍が傀儡と戦っている。鬼将軍覚醒の場面を思い出すな。
乱葬崗で少年組
乱葬崗。荒れ果てている伏魔殿、16年前に全て破壊された。温氏の人達との回想。ここで「俺にとっても、温情や温寧にとっても、一生で最も過酷な歳月を過ごした場所だ」と魏嬰が言うのだが、魏嬰にとってはそうだろうが、温寧達にとっては幸せなひとときだったんだよ~~~と思った台詞。むしろ過酷だったのは金氏に虐げられていた頃。これは陳情令オリジナルだけど、なんでこの台詞にしたんだろ?
次々に傀儡が襲ってくる。藍湛は魏嬰に随便を渡すが、「霊力が低いので、か弱い男をちゃんと守ってくれよ」と言う。伏魔殿の中には少年組が縛られ小競り合いをしていた。金闡もいる。鬼将軍は随便で縄を解く。
「貧乏だから誰かを雇う金もない」と言う魏先輩に、藍思追は「貧乏なのは知っていました」と。少年たちは鬼面を付けた者たちにここへ捨てられたようだ。
金凌が魏無羨に近づくと、含光君を始めとして藍思追や藍景儀が盾となるのがヨイのだ。傀儡は鬼将軍が追い払うので、随便を渡す。
仙師たちと対峙
外には江澄たち、各世家の仙師たちがやって来ていた。ここで藍忘機が藍啓仁に礼はするものの、魏無羨の傍に立ち続けるのが良い場面~~。それを見た女性仙師が含光君を非難する。
集まってきた中には、斂芳尊と沢蕪君の姿はない。斂芳尊は金麟台で何者かに襲われ、沢蕪君が治療しているそうだ。欧陽子真は父の欧陽宗主に「あの人の仕業とは思えません」と言うイイ子だ。
聶宗主はここでも「何も知らぬのだ」と知らぬぞんぜぬぶりを発揮。義足となった易為春、不夜天でいたのは覚えているよ。もちろん初回視聴時には知らなかったけど……。
ひそかに今夏Twitterにて「#姚宗主ネタ夏祭り2022」で話題になった姚宗主は、「天下で悪事を働いた者は誅さねばならぬ」「義のためである」ですと。相変わらずである。
魏無羨は冷静に「やってないことを償う気はない」と言うと、蘇渉がまぜ返すが、鬼将軍が生きていることを告げると世家宗主たちも動揺している。
傀儡たちが襲ってくるが、霊力が失われ戦うことができない。伏魔洞へと避難する仙師たち。蘇渉が阻むが、聶懐桑は先陣をきって逃げこむ。陣を補完する藍啓仁。
魏無羨の名推理
笛をくるくる回す魏無羨。消えた霊力は2時(4時間)はかかる。霊力が消えていないのは、魏無羨・藍忘機と少年組。蘇渉に「あんたは誰だ?」とかます魏嬰。蘇渉は含光君に禁言術をかけられ、当然、解くことができる藍啓仁も黙認している。
霊力が消えた原因を解いていく魏無羨。秣陵蘇氏は秘儀も同じで音律に長け、含光君を摸倣した七弦古琴と言われている蘇宗主……。含光君の摸倣と言った者とは絶縁するそうな。藍景儀が『退魔曲』を弾き間違えていたことを指摘し、魏無羨は閃いた。
姑蘇藍氏の秘技の1つが邪を駆逐する破障音。皆が霊力を失ったのは傀儡を殺したからで、蘇宗主は戦曲にまじえて一時的に人が霊力を失う旋律を奏でていた。
(つづく)
雲夢深知処の禁室に人を殺せる音律というぶっそうなものがあると、皆の前で公表していいのか?とも心配になったヒトコマ。
そして乱葬崗で女性仙師が含光君に詰め寄るのが絶妙なのだ。今まで女性仙師の姿はあまり見かけなかったのに突然、出てきた。これは不夜天で男性仙師が夷陵老祖を憧れていたが見損なったと言い始めたのと同じ構造なのだけれど、夷陵老祖は男性ファン、含光君は女性ファンが多いのだろうなというのがうかがえて、実に面白い。そしてファンが一転して非難の矛先を向けるという作りにしているのが巧みなのだ。日常に戻って、魏無羨が含光君に女性仙師ファンが多いことをやっかんでいたら微笑ましいな。
陳情令吹替版44話感想
綿綿の衣装は薄緑色。清涼剤のような綿綿親子との対面だ。温寧の雄叫び、なんかカワイイな。吹替版では「ただのいい人よ」。字幕版の「善人」の方が好きだけれど、音だけだと分かりにくいのかな。
温寧のこの場面、日本語だと滑稽感が増すのか、何か違って感じられる。キョリが近くなるのかな。ケンカの場面も日本語の方がヒシヒシと感じられる。
「あの子も生きてたらもう十代になってるな」に教えたくなるよ。
乱葬崗での回想の場面の声に、思い出が甦る温氏の人達……。
伏魔洞に入っての魏無羨の「待て」の声に、洞窟感がある。金凌は何か言いたそうなど、表情をじっくり見ることができる。そして魏無羨はものすごくこの場で冷静ね。藍忘機が傍にいてくれる力なんだろうな。
ドラマと小説・アニメとの違い
原作小説『魔道祖師』第3巻 第14章優柔、第19章丹心、第4巻第二十三章忘羨
アニメ『魔道祖師』完結編第9話
綿綿は物語の最後に出てきており、順番が入れ替えられているが、綿綿~♪と嬉しくなるのは同じ。原作では小綿綿が魏嬰にお礼を言わなかった理由もちゃんとある。また綿綿が魏無羨について夫に何と答えたかは描かれていない。
<陳情令用語メモ>
・退魔曲:琴の音で魔を退ける戦曲。
WOWOW字幕版放送:2020年6月4日(木)深夜
WOWOW吹替版放送:2022年9月15日(木)深夜
▼吹替版第1~12話まで感想
外部サイト
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