笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「愛なんてただそれだけのこと」「宮廷の諍い女」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

アニメ魔道祖師完結編1話感想字幕版/礼記 冠義

アニメ魔道祖師完結編・字幕版が、WOWOWにて2022年11月10日(木)1時より毎週1話放送される。完結編吹替版は2023年1月より放映予定。全12話

リアタイするには深夜でキビシイのだが、魔道祖師Qが始まったらついつい見入ってしまい、そのまま完結編第1話スタートとなった。Qの魏嬰は結構ワルい顔もするし、でも藍湛もそれを上まわって受けたち、なんだかんだと追っかけているのがQでの忘羨。

完結編1話感想「霜花の印/24話义城」

中国版タイトルは「義城」なのだけれど、日本版は「霜花の印」になっているのは分かりやすくしているのね。暁星塵の剣の痕が残るのは、原作にはないアニメ設定。

 

キービジュアル。なんだか魏無羨の顔が変わったような。ここでは近影になっているが、中国語版でこれが発表された時は、うしろのシルエットが誰か?というのも気になったものだった。向かって右側は薛洋。

ストーリー回顧から始まる。復活から藍忘機、清河、江澄、鬼将軍、夷陵老祖、魏嬰に悪くないと言う藍湛。そうだった、そうだった。もはやメモリー装備されている魔道祖師アニメが呼び起こされる。

OP後、カラスが飛んでいく。「なぜ俺だと分かった」と出し抜けに尋ねる魏嬰。剣の痕や血の痕が残る義城の道標。霧も立ちこめ葬送品も転がり不気味だわ。なにやら怪しい人影。

1時前 蜀の東。ほかほかの肉まん,茉莉花,モクレン,山茶花の呼び声。魏嬰が反応のない鬼腕と戯れている~やる気のない風邪盤と化している鬼腕……。鬼腕に影響を及ぼす物が近くにある可能性があるようだ。

清河から金鱗台へと御剣で向かう藍曦臣と金光瑶。聶懐桑が「確り者/しっかりもの)」と評されている。Q5話を見ていた事もあり、安魂曲を反対に吹かれたんじゃ……。

魏嬰が「俺なしじゃてんでダメだな」とからかっても怒らない含光君。優しい表情をしており完結編1話から既に激甘じゃないか。

町の人は「それこそ怪事や」と結構なまっているのね。リンゴちゃんお久しぶり~でも素通りされ相変わらずつれない……。犬の仙子までもあらわれ、犬が怖い魏嬰は藍湛に抱きついている。魏無羨が手をかざして探す様子は、太子殿下@天官賜福を思い出すな。ここでも怪しい人影が。きれいな子供たちは、櫟陽から猫の死骸を探して義城へと。

義城。魏嬰が胸をはだけ「もっと見せようか」に、藍湛のチーンはなんなんだ。「礼なくば立身できず、礼儀とは身なり表情言葉に始まる」は『礼記』が出典。藍湛に見つめられ、からかうどころか話をそらす魏嬰。

礼記 冠義』
礼仪之始,在于正容体,齐颜色,顺辞令。

金凌があらわれ、藍湛にお礼を言い、魏嬰にはあっかんべーもしている。魏嬰をマネるようになったのかな。魏無羨も金凌の前だと師叔(義叔父?)のような顔になるのが良いな。

櫟陽の常氏に関しての説明はまとめて後述した。ここで櫟陽の常氏当主の常萍(チャン・ピン)と前当主の常慈安(チャン・ツーアン)の名前が挙がる。

眼を覆っていない暁星塵(シャオ・シンチェン)~!!このあたりは回想とナレーションでさくさくと説明。原作小説でも藍忘機が魏無羨に説明していたっけ。

義城では杖の音がする。義城の民の屍は腐っておらず霜花の印もある。屍たちに襲われ金凌は気絶、魏無羨は笛を吹くが操れない。

義城で魏無羨が戦うのも新鮮だ。ドラマでは含光君にお任せ気味だった。魏無羨の「だが鬼道なら俺は祖師様だぜ」の台詞もいただきましたっ。

屍の常萍に問霊
薛洋(シュエ・ヤン) 字・成美(チョンメイ)
宋嵐(ソン・ラン)字・子琛(ズーチェン)登場!

邪物の残片から薛洋は陰虎符を復元できるとの噂。聶明玦が薛洋を成敗しようとするのを、金光瑶が止める。薛洋が暁星塵の耳元で囁く「道長、俺を忘れるなよ。この借りはいずれ返す」も入りましたっ。常萍は霜花で切られた、「全貌がわかるまでは語れぬ」と一貫した態度の含光君。

白雪観での宋子琛や暁星塵の場面が静止画で描かれていたのは新鮮だった、でも切ない……。謎は深まるが、確かなのは義城で陰虎符が使われていること。

そこへ暁星塵が霜華剣であらわれ屍たちを倒す。
(つづく)

義城で推理していくサマは実に魏無羨だった。夷陵老祖の死後に起った一連の事が説明されるので情報が多い。30分枠はあっという間!

<完結編1話歴史メモ>

完結編1話での時系列を並べてみた。

・薛洋と常氏前当主 常慈安の因縁。
・十数年前、薛洋が常氏一門を惨殺。
・乱葬崗の役で破壊されたハズの陰虎符の行方が噂となっている。
・薛洋が暁星塵に捕らえられ金鱗台へ連れてこられる。
・常萍が供述を翻し、薛洋は放免される。
・白雪観にて宋子琛は薛洋の毒で失明。
・11年前に暁星塵は目を宋子琛に与えて失踪。
・仙督金光瑶が薛洋を処刑。(常萍の死より前)
・9年前に常萍が殺されたのは霜華剣で絶技を使えるのは暁星塵のみ。
・莫家荘、懐蒼山、清河へ。
・金凌たちが猫の死骸で常氏の墓地へ行くと骸なし。

▼吹替版の木村魏無羨や内山薛洋の声を聞きたい人はコチラ。


www.youtube.com

吹替版完結編1話感想

2023年1月8日より吹替版が放送開始となった。
OPもEDもサビが良い感じ。OPもゆったりとした曲で字幕版OPの青緑な色調が保たれているのが嬉しい。歌詞はゆっくり味わうとします。

字幕版が進んでいるので、なんだか頭の中が混乱しているけれど、ストーリー回顧や蜀での呼び声はカットされていたような?

木村魏無羨は軽妙だし、立花藍忘機の「うん」がイイ!一段と声にも包容力が増したように思える。陳情令でもお馴染みの声優陣で、梶金凌は「あああぁぁぁ」で登場して威勢がいいし、石田金光瑶はうさんくさいし褒めてます、森川藍曦臣も落ち着きを増しているように思える。

速水金光善も白熊聶明玦もお久しぶり。魏嬰の「祖師さまだぞ」も薛洋の「道長~借りはいずれ返す」も吹替版PVで耳にしていましたしね。蜀の人のなまりは和らいでいたような。懐桑の「しっかりもの」は「思いのほか意志が強い」になっていた。

ゆっくり画面を見ることができるので、リンゴちゃんは魏無羨のリンゴを食べていたのか、とか改めて気付いていた。問霊の琴の音も味わい聞くことができた。

アニメの暁明塵は金光善に詰め寄っており、陳情令では違った描写だったので、原作小説を見たら、「暁星塵も頑として引くことはなく、双方とも睨み合ったまま譲らなかった」とあり、そういう暁星塵像だったのね。石川暁星塵も凜々しく高潔だ。2023.1.10追記

 

WOWOW字幕版エンドカード:魏嬰と藍湛

WOWOW字幕版:2022年11月10日(木)深夜

 

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▼ドラマ36話の後半から義城編。

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外部サイト

 

▼日本語版ラジオドラマ 魔道祖師A1サイズポスター&クリアファイル付き