笛の音と琴の調べ

ドラマ「陳情令」・「魔道祖師Q」・小説/アニメ「魔道祖師」の感想や考察を綴っているブログです。「魔道祖師アニメ」「尚食」「花小厨」「ワンザウーマン」を更新中。⇩カテゴリー選択はスマホでは左にフリックしてください。

尚食19話,20話料理感想/悌子粥や亀苓膏,背疽と鵞鳥,山煮羊

19話メモ&感想

香が得意な呉才人。姚子衿は「救うべき人を救うだけ」と言い杖刑を受ける。游一帆は「相手が善人でないと知りながら命を捨てて救おうとする、過ちではないか」と。駆けつけた皇太子にも助けを求めない姚子衿。だけど皇太子の腕の中。游一帆は遠くから見るしかないのが地位の差でもある。季典薬が手当してくれた。陳蕪の「あ?」がいいな。

罰を受けた後で、姚子衿は師匠と大事な友人のために張皇后の前で冤罪を訴え、証拠はないものの皇后様の使いが来たと伝える。

郭貴妃は陛下を焚きつけており、そこへ皇太子妃が衛王を診て、毒ではなく風邪とのぼせによる背疽と診断。背疽は西洋医学で言うところの背部蜂窩炎という皮膚の急性感染症史実の人物では范増、孟浩然、ヌルハチなども背疸を患っていた。抗生剤などない時代には重症化すると死にも至る病。載院判は鹿角菜の毒のせいとの見立て。

皇太子妃が活躍~でも悪夢にうなされ……。皇太子は過去を話すよう侍女に問う。張皇后は胡尚食にお怒りなり、それを受けて姚子衿も胡皇太子妃から半時の罰を与えられる。胡皇太子妃は「この1局は私の勝ち」と言い、皇太子が目の前を通って行く。本気を出せば皇太子妃の方が立場的に強いが、朱瞻基は既に姚子衿贔屓でもあるので、筋を通さないとかえって気持ちは離れるしな。

殷紫萍も傷を受けつつ戻って来た。救われた孟尚食にも思う所がある様子。袁琦は6歳から仕えているが衛王に口を滑らせ、皇太子に罷免されそうになるのを皇太子妃に取りなされる。

姚子衿は典膳に昇格、殷紫萍は掌膳へ!典膳 聞宴桃は上林苑へ。孟尚食1人体制となる。蘇月華は「敵には寝返らない、時機を待ちましょう」と胡尚食に言い、孟尚食もまた郭貴妃に再起を促している。結局蘇月華の降格はなかったのか。

衛王の食欲回復対決。玉膾は蘇月華を断り姚子衿にすり寄る。蘇月華は「5歳から厨房に入っている」と言い、姚子衿は「立派な厨師は飲食の美を世の人に与える者のこと」と返す。


これからのフラグの回なのかな。そこかしこで恩がやり取りされている。
姚子衿に尚食局で頑張ってほしいのと、でもそうなると皇太子 朱瞻基とは距離があり、どっちを応援していいんだか、なんだかモヤモヤする今日この頃。

19話料理メモ

衛王の御膳
水晶桂花糕
は心のいらいらや喉の腫れと痛みを和らげる上海の菓子、金沙紅米腸は広州。蟹餃子の3種の点心。
艇仔粥。広州の有名軽食。艇仔は広東語で小船の意味。北朝時代、南方の水上生活者は遊艇子と呼ばれ、彼らが作った。
蝦の醤油漬け(虾生)を勧める殷紫萍。
菊花入りの普洱茶は、毒出しやほてり取りの効果があり砂糖を加えた。
糖蛋散は揚げ菓子でさくさくして口の中で溶ける。砂糖の味がして卵の香りが広がると盛寅もアシスト。広東省仏山一帯で流行った粤系のお菓子。食べたくない時にあれやこれやと言われてもなぁ。
蘇州点心(蘇州船点)の針鼠は小さいが棘が120もある。船上で食べる細工菓子で、江南水郷・蘇州の代表的な菓子。これは母の郭貴妃との思い出。でも子供が食べ物を投げて粗末にしているのを見ているとイラッとするゾ。

船や広州に関する料理が出てきている。関連が面白いので19話,20話と続けて記事にしてみた。

20話メモ&感想

……と思っていたら、姚子衿も怒った。

厨師の苦労についてはこの立場で皇子に説教してもとは思うが、「太祖は子孫のため食糧は何より貴重と戒めた」「おのおのが職責を果たせば天下は安泰である」と太祖の世訓は効くわね。殿下に皇族としての責務を問うている。

経史子集」を覚え群臣の称賛を浴びるお年頃、太宗皇帝の北伐時13歳の皇太子が北京を守った。永楽8年の出来事である。第13話の皇太孫が夏原吉に黍を食べさせられたうんぬんは後半に出てくる。
 経史子集漢籍の4分類をあらわす。こういう比較はあの不勉強な衛王にはアイタタすぎて恨みを買わないか心配になるやつ。

『明史 巻一百四十九 列伝 巻三十七 夏原吉伝』
八年,帝北征,辅太孙留守北京,总行在九卿事。时诸司草创,每旦,原吉入佐太孙参决庶务。朝退,诸曹郎御史环请事。原吉口答手书,不动声色。北达行在,南启监国,京师肃然。帝还,赐钞币、鞍马、牢醴,慰劳有加。寻从还南京,命侍太孙周行乡落,观民间疾苦。原吉取齑黍以进,曰:“愿殿下食此,知民艰。”

 

陛下は諫言を募る令を発布され、誰もが意見を投書できる。皇太子も親王として失望したと姚子衿を援護し、「権力を振りかざしてはならぬ」と。

一介の女官が説教したらフツウは飛ばされるわね。でも追ってきた衛王はそのお蔭で母親と会えた。姚子衿の「英明な方を主に選ぶのは大臣も女官も同じでは?」との問いに、郭貴妃に付いている孟尚食は「水清ければ魚住まず」と答え、尚食局を統べるように伝える。

孟尚食の目的は、洪武元年女官は皇后を助け妃嬪を教育し宮中の一切を掌った。典儀規範も制定し世の女子の鑑となるも、先帝が宦官を重用し始め六局は有名無実となる。旧制を復活させ真の尚宮となること。

《明史 卷七十四 志第五十》
◎职官三
吴元年,置内职六尚局。洪武五年,定为六局一司。局曰尚宫,曰尚仪,曰尚服,曰尚食,曰尚寝,曰尚功。司曰宫正。(尚宫二人,尚仪、尚服、尚食、尚寝、尚功各一人,宫正二人,俱正六品。)六局分领二十四司,每司或二人或四人。

游一帆と蘇月華が組むとロクな事はない。趙王から天下唯一刀剣を通さぬ護身衣を賜わる。載院判は郭貴妃が病を隠していたと証言。蘇月華の髪ハラリで、洪熙帝が手を握り……? そこへ孟尚食が。爾晴@瓔珞みたいな感じ?

趙王は義父だった!異郷で病に倒れた游一帆を救い帰宅を拒むのを引き取り学門武芸駆け引きを教えた。趙王の子供は病弱や愚鈍。13歳の狩りで狼の群れが野営地を襲った時に趙王は守って重傷を負った。「狡猾な者は忠実に見える」、長兄は狡猾な大悪人。彰徳河南省安陽市)に行かされ命も危うい。游一帆は義父の願いを叶えると言う。趙王派なの??

南京の皇宮修繕で役人や匠の食事が要り光禄寺から200人派遣され発つように言われる。農民は痩せた土地ほど用心深く耕す、誰の膳でも全身全霊で用意せよと。劉殿が来て「蘇月華は家伝を継ぎ精妙な技を持つ。即日司膳に昇進とし乾清宮の膳を担え」と勅命で大抜擢。

皇太子は「孝悌忠信、君臣の義、父子の忠誠、兄弟愛と長幼の序」を重んじ、宮中の女子に任せるのは良しとしない。再び交流し始める父子。

運河を上り都へ糧米を運ぶ解戸(穀物を運び税として納める差役)は役人に搾取されているとの游一帆の上奏。漕糧検収の法を盾に賄いの量で善しあしを決められ帰郷もできない。監察御史から1名を差し向け五城兵馬司の巡視を増やすべきである。洪武年間の頃天下の僧道士出家者は僧録司道録司がまとめ各寺院道観に配った名簿にすべて記されていた。監察御史や按察司は優れた者ばかり罷免している。

《英宗睿皇帝實錄 卷二十三》
正統元年 十月 十二日
○行在禮部尚書胡濙等奏洪武間天下僧道給過度牒者令僧錄司道錄司造冊頒行天下寺觀凡遇僧道即與對冊

礼部尚書 胡濙が奏上したとある。明の六朝に仕えた人物。

姚子衿の忠告にも、宿願を果たさず南京には行けないと返す。陛下への色仕掛けは成功せず。ちょっと思ったのは、女性にお茶を掛けられるってきっと皇族アルアルで、「お茶を掛けられたら粗相ではなくお誘いと思え」という思考回路はあるんじゃなかろうか。

王司膳は帰郷後自害って……遺品には天下一の厨師となってとの手紙が。尚食となるのが蘇月華の宿願か。胡尚食は王司膳に人知れず謝っている。

郭貴妃が蘇司膳の手を切り落とそうとするのを、姚子衿が陛下との再会を助ければ願いを聞くという約束を盾に、許しを請う。郭貴妃、嘉嬪@瓔珞だったら母子離れ離れ案件よ? 姚子衿は蘇月華を助けたのは「輞川図」を再現した手のため。ライバルだ~。

姚子衿は尚食局一丸となって厨師として究めたいのかな。仲間も守るしそりゃ尚食の器だね。

20話料理メモ

悌仔粥は粥の風味を残すため特別な甕を使い一時の間煮続けた物。

乳皮(奶皮)を作る蘇月華。冷暗所で乾燥させる。陛下の膳に使う蛤,ひな鳥,海鼠を持ってくるように言う。何かの3人かな。

蘇月華は陛下に茶湯。好きなお茶と同じ方法でいれる汁物。

蘇月華は陛下の夜食の準備に、用意した水を用いる。豚足を所望し、鵞鳥の肝も供している。かつて背疸を患う功臣 徐達は太祖(朱元璋,洪武帝)の大粛正にて逆心を疑われ、焼鵝(鵞鳥のロースト)を賜わり悪化して亡くなったという史実もある。

灯灯肉は豚肉で脂が多い。豚肉をニンニクや醤油で煮込んだもの。虚は補い冷えは温める。冬は羊肉で温まると肺が守られ疲れも癒える。山煮羊。なんだか久しぶりの父子のホッコリ食卓。羊肉には臭みがないのは杏仁を加えて煮た

《山家清供》
羊作脔,置砂锅内,除葱、椒外,有一秘法,只用捶真杏仁数枚,活火煮之,至骨亦糜烂。

肉類が多いので蒲公英茶タンポポ茶)で熱を取り潤いをと勧めたところで、鼻から血が。肺の熱が上がり逆流した。舌苔が黄色く粘り鼻腔は熱を帯び口内が渇くのぼせの兆し。

孟尚食と姚子衿が持ってきた薬膳の亀苓膏(きれいこう)。これは陛下と郭貴妃との思い出の味。肺を潤し熱を取る。亀の甲羅を十時煮る手間のかかる料理。蜂蜜を2匙加えるよう。衛王が喉を痛めるので作っていたと。いわゆる亀ゼリー。起源は諸葛孔明の南征時説や、南越王趙佗の弟が秦の始皇帝に贈った説があり、広西地区梧州市とみられている。
(つづく)

重苦しい展開だなぁ。長時間煮た物がよく出てくるので、それぞれの宿願と煮込みが関連付けられているように思える。そして姚子衿は軽く十時煮込んでおり、他の人の目じゃない。

 

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